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(2015年12月14日 【闇】代々木アニメーション学院 詐欺的「就職率」、国から排除命令、ドロドロの内紛 http://powchanel.blog.jp/archives/649551.html)
看護学校で専任教員として働いていると、卒業学年の就職内定が話題になります。
実は、コロナパンデミック以降、看護師が売り手市場から買い手市場に移行していることが著明になってきています。
そう考えた理由を簡単に説明していきます。
①奨学金施設からの奨学金が減額され始めた
看護専門学校の特徴として大学と違って、就職先の病院を内定させてから入試を受験してくる学生が一定数います。また、入学してから学費を肩代わりしてもらうために病院施設から奨学金を受ける学生もいます。
看護学生の奨学金は、卒後奨学金を受給した年数だけ、奨学金施設で働くことで、返還義務がなくなります。
奨学金は月額平均６～７万円が相場でしたが、現在は５万円まで減額している施設が増えてきています。
奨学金月額の単価が下がっている、つまり採用コストを削減しているということです。現場では人出不足感が減っているかもしれません。
「辞めたい辞めたい」ととブツブツ言っているスタッフはいても、コロナ不況で辞めない、辞められない現実があるのかもしれません。
②奨学金施設試験の不合格者が増えた
①では奨学金施設から支払われる金額が減少傾向であるというお話でしたが、②ではそもそも、施設自体が「誰でも彼でも奨学生として合格させなくなった」ということがあります。
病院側としても、卒後の教育コストを抑えたいため、闇雲に合格させない、それよりは中途採用を増やして即戦力で業務を回す方向にコロナ以降転換しているようです。
新卒採用、正直減っています。
経営理念とは裏腹に、人材育成して業界を発展させようという気概はなく、単に日々の業務を回せる人が欲しいだけの業界なんですね。
（何が専門職だ！国認可の専売特許に胡坐をかいているだけだと言いたくなりますね）
③３年時、就職内定しない学生が増えてきた
今まで３年制の担任をしていて、「就職先を担任が探すこと」はありませんでした。
しかし、コロナが流行り始めてから（２０２０年度卒業生くらいから）、「３年生の夏過ぎまでに就職先が内定しない学生が増えてきている」ように感じます。
「看護専門学校を卒業して就職浪人する」という事態が増えてきています。
近年まで、看護業界は「国家試験の合格率を１００％にすることは難しいが、就職内定率１００％は難しくない業界だ」と言われていたのに、現実問題として、常識が覆っています。
簡単に説明しましたが、医療・看護業界は、時代とともに、コロナとともに「売り手市場から買い手市場へ」と変わってきてます。
新卒の教育コストがかかるため、卒後１，２年は非正規雇用をして、業務を回せるようになったら正規雇用してボーナスまで支払うというような方式をとるようになるかもしれません。
いずれにせよ、「国家資格だから」「手に職だから」という誘い文句を鵜呑みにして、入学、資格取得しても「まともに働く先がない」という「就職難」が起こってくる業界になっていく可能性は高いです。
それこそ、「介護業界の人出不足」は著明であるため、介護士に毛が生えた程度の待遇で、看護師が代替として投入される日も遠くないかもしれません。
さらに言えば、今後は単に「食べていくためだけに」選ぶ仕事としては「やりがい」「福利厚生」「変則勤務」「３年学校に通わなければならないし、通ったからといって卒業できるかどうか不明」「就職難」などといった面からみて、コスパが低いと思います。
では、進路に悩んでいる人はどうすればいいのでしょうか？
どうやって生きて行けばいいのでしょうか？
「将来、何もやりたいことがないなら、取り敢えず、手に職、国家資格とれる専門学校行けば？」と安易に看護の道を勧めて来る、親や進路の先生に答えはありません。
RAPTブログにその答えがはっきりと示されています。
将来の進路で看護師、医療職への道を考えている人、迷っている人は一度立ち止まり、RAPTブログを読んでみて、これからの人生の歩み方について答えを得てください。
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