心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

看護師は足りないのか?看護師養成の現状。

2023年11月02日 | 社会人から看護師を目指す人たちへ

私は地方で看護学校の専任教員をしています。

2021年あたりから、看護学生の就職内定率が100%を切るようになりました。

看護専門学校は看護科大学と違って、経済的に余裕がない家庭の学生が多いのか、奨学金施設推薦で入学してきて、そのまま卒後に奨学金施設の病院に就職する学生が50%以上います。(多い年だと90%超え)

病院や施設からの奨学金を受ける学生が減ったのもありますが、ここ数年、夏までに看護学生の就職が内定しないケースが5,6件はあります。

理由としては、看護大学が増え、新卒看護師が増えているのに、卒後教育するスタッフが足りない、人材コストがコロナのせいで余っていないことにあります。

そこで、卒後教育が必要がない中途採用を積極的に行い、定数を充足させる病院が増えています。

看護学校で勉強をしているのに、即実践ができないため、卒後教育が3年は必要になります。

つまり、看護学校で勉強することは、実践では何ら役に立たないことが多く、その教育内容は仕事と関係ないことばかりです。

1年生、2年生は、くそつまらない講義をただ我慢して丸暗記して、

3年制になると、実習で虐げられて、国家試験という暗記試験をパスしていくだけなのです。

病院が、自前の付属看護学校を作り「看護学生を職員として雇い」看護師養成を行うべきだと思います。(昔のやりかたです)

警察なら警察学校があり、税務署なら税務大学があるように、民間や大学に任せるべきではありません。

臨床と学問を切り離してしまった結果、ただの「国家資格発行ビジネス」になってしまったのです。

その理由については、看護師養成を大学化することで、官僚や政治家が天下りする場所を確保する目的、つまり大学利権のために利用されていることに尽きます。

詳しくは私のトップツィートをご覧ください。

本来看護師になる人は「准看護師」→「正看護師」というコースが正しいと思います。

このコースを通り、続けられる人材こそ、「手に職を付けた人」だと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 筋肉を使わなければ萎縮して... | トップ | 終末期医療、日本は、死を遠... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会人から看護師を目指す人たちへ」カテゴリの最新記事