レイモンド・チャンドラーの本は初めてである。途中まで読んで長い間ほってあった。その理由は「細かい描写」についていけなかったからです。読む本がなくて、たまたま取り上げたら、はまってしまった。それから頁を繰るのももどかしく読み続けた。「細かい描写」も面白い。翻訳でこれほど面白い本は初めてだった。探偵小説というより文学作品として面白かった。村上春樹氏の解説も秀逸である。「僕は翻訳というものは家屋に例えるなら、二十五年でそろそろ補修に入り、五十年で大きく改築する。あるいは新築する」と述べている。古典の口語訳もそうであると思います。言葉は生き物だから。
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