こころをよむ・NHKシリーズのラジオテキストを購入しました。放送は2014年三月に終了しますが、散歩の友で聞いています。テキストの最初のページに「一茶の俳句の特徴は、芭蕉の「道」、蕪村の「芸」に対して、「生」と表現されることがあります」と書かれています。「生」とは「生命観」とも言えると、作者は繰り返し言及されています。それは、子供であったり、蚊や蚤であったり、草木であったりします。私は、「生活」の「生」もあるのではないかと思います。一茶は生活の為に俳句を作らなければならなかった。生活の糧としての俳句。あちこち渡り歩き、俳句を切り売りする商人でもあった。一茶は超然とした芸術家ではなかった。求道者でもなかった。そこに、厳しい現実が彼を襲う。派閥と戦い、肉親と戦い、子を失い、妻を失い、運命に翻弄される一人の生活者。一茶の俳句の背景には、そんな人間一茶がいつもいるように思います。
一茶が長女「さと」と迎えた正月。初めての家族の喜び。
這へ笑へ 二つになるぞ 今朝からは
「さと」四百日で逝く。一茶親しく見ること百七十五日。半分以上仕事(俳句)をしていたのでしょうね。
露の世は露の世ながらさりながら
私の俳句修行はここ。
一茶が長女「さと」と迎えた正月。初めての家族の喜び。
這へ笑へ 二つになるぞ 今朝からは
「さと」四百日で逝く。一茶親しく見ること百七十五日。半分以上仕事(俳句)をしていたのでしょうね。
露の世は露の世ながらさりながら
私の俳句修行はここ。
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