行ってきました1月24日。京都一周トレイルのラストを飾る西山コースです。
阪急電車・嵐山駅前には老若男女四~五〇名ほどのハイカーが集結しておりましたが、清滝行き京都バスに乗ったのはオイラを含め三名。内二名は嵐電・嵐山駅前で下車し、代わりに二名乗車してきたのだが大覚寺で降りたので、そこから清滝まではオイラの貸し切り状態となったのであった。
京都の心霊スポットとして名高い清滝トンネル手前の信号は赤だったので一時停止。トンネルにいつ行っても赤信号で、たまたま青信号だからと思ってそのままトンネルに進入すると女性の幽霊に遭うとまことしやかにささやかれているようだ。以前見たニュースによると、トンネル壁面に落書きする、ゴミを捨てる、深夜若者が集団でいるので通るのが怖い、と地元の方は憤懣を述べていた。迷惑にならない節度ある行動をいたしましょう。
今日も、午前中から肝試しに来たと思われる若い男女四名ほどがトンネル前をたむろしている。
ニュース内で信号の時間を調べていたが、青35秒、黄4秒、赤3分24秒だそうで、片側交互通行になっているので、対向車が通り抜ける時間を考慮して赤信号の時間が長く設定されているということらしいです。
信号が青に変わったのでバスはスタート。
トンネルの横幅は、バスが通ると歩行者一人がギリギリ通れるほどの幅しかない。トンネルに入ってすぐのあたりに心霊スポット取材らしきテレビの撮影クルーがいて、バスが横を抜けるとき壁にへばりついていた。また、強者のハイカーはトンネル内を徒歩で清滝方向に歩いていた。霊感ゼロのオイラにとっちゃ、霊よりも「車の方が怖いトンネル」という印象だった。
10:45 清滝到着。
↓バス停からトンネルを撮影。光の筋は決して霊ではありません。意図して太陽光が入るように撮影したのです。(^▽^ケケケ
↓バス停から標識№1まで急坂を下るのだが、ジブリ映画『耳をすませば』のようにネコが先導してくれた。橋のそばの旅館敷地内に入っていったので、そこでお別れとなった。
10:50 渡猿橋(とえんきょう)のたもとからトレイル・スタート!
清滝川の渓流沿い細道を南下。熊よけ鈴を買ったので装着すると、チャリーン、チャリーンとまるで巡礼者のようだ。
↓標識№5-1からアスファルト道になる。落合トンネルを抜けてビューポイントに行ってみた。
今日は天気が良く、ぽっかぽっかで春めいている。六丁峠のだるい上り坂で汗ばんできてしまった。この辺りでハイカーや自転車ツーリストに多数出会う。鈴の音がうるさいので止める。
↓お約束(?)のスズメバチの巣の残骸。コースの上を横切る嵐山高雄パークウェイのヘリにありました。
↓11:50 峠道を下ると鳥居本の風情ある町並みが現れる。
街道沿いにお土産屋が多くなり嵐山の観光エリアに入ったようだ。
嵯峨鳥居本町並み保存館、化野念仏寺、二尊院、落柿舎、常寂光寺、大河内山荘庭園、嵐山公園を経て渡月橋に到着。(12:40)
中之島で買っていたおにぎりを食べ、しばしの一服。
13:00 再び阪急・嵐山駅前を通過し、京都一周トレイル最後の山歩きコースに入る。
ガレージ横の細い路地を行くとすぐに廃墟マニア垂涎の廃屋があり、そこから竹林の坂道を登っていくことになる。熊よけ鈴を鳴らし再び巡礼者となる。
竹林を過ぎても山道は続く。鳥居本から平坦な道を歩いてきたためか、この坂道が結構きつい。
嵐山モンキーパークが見えるあたりで野生の猿を発見。目が合うが、木立の中に消えてしまって写真撮影が失敗に終わる。残念。
13:30 標識№32の松尾山・四つ辻に到着。
↓ビューポイントからの渡月橋。
↓標識№35 松尾山山頂。
山頂を極めたので後は下りだけやと思っていたら甘かった。小刻みにアップダウンを繰り返し、左足関節が痛み出す。
↓途中、展望がひらけたところから京都タワーを写してみた。
急坂があり、何度か滑りかける。
↓14:10 竹林エリアに入ると、すぐに標識№51。トレイルコースをようやく完歩いたしました。バンザーイ!
西芳寺(苔寺)は静かな雰囲気であったが、華厳寺(鈴虫寺)は恋愛成就に御利益があるだけに若い女の子が多数いてにぎやかだった。
そんな可愛い黒髪の乙女たちには一切目もくれず、マジメなオイラは平安京造営以前からある京都最古の神社松尾大社をめざし、町中を歩いていくのだった。
14:35 松尾大社に到着。
↓見よ。荘厳なる後光がさしているではないか!
阪急電車・松尾駅から帰路につきました。
↓おまけ。松尾駅にいたカラス。
○
今回の歩行距離=14.7km
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