なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

『京都人も知らない京都のいい話』浜村淳

2016-02-21 07:13:44 | 
京都人も知らない京都のいい話 (京都しあわせ倶楽部)
浜村 淳
PHP研究所

 【内容紹介】 from Amazon
 千年の古都には、知られざるドラマがたくさんひそんでいる――。京都で生まれ育ち、大長寿ラジオ番組「ありがとう浜村淳です」でおなじみとなった著者が、愛する京都の秘話を語り尽くす。歴史のまち、そして革新のまち。映画のまち、音楽のまち、食文化のまち……。幾重にも重なる京都の魅力を解き明かす痛快・浜村節をお楽しみください。

 さてみなさん、聞いてください。

 落語や漫談など、話芸と呼ばれるジャンルはいろいろとございますが、その中に、「浜村淳」というジャンルをひとつ付け加えてもよろしいんじゃないかと、わたくしは思いますね。

 ただベラベラ、ダラダラと喋るんじゃない。緊張と緩和。緩と急とをおりまぜて語る浜村氏の喋り(浜村節)は唯一無比。わたくし的には重要無形文化財保持者になって欲しいと思うんですが、いかがなもんでしょう?

 そんな浜村氏が、生まれ育った街「京都」を綴った京都本を出版しはったんで、さっそく買うて読んでみましたがな。

 京都の歴史、怪談、音楽、映画、食、祭り、生まれ育った鷹峯(たかがみね)について、ラジオを聴いてるかのような語り口調の文体で書かれておます。

 やはり、浜村氏と言えば映画。
 オイラが知らない未見の京都がらみの映画情報が、ようけ載ってますなあ。
 DVDあるんかなあ? もう万人が見向きもしないような古い映画の中に、今でも通じる美女・面白さを発見することが面白いんだす。

 ▼ フォークルで、ひときわ背の高い男は加藤和彦の方やと思うんですが……そこはご愛嬌で。