京都ルール | |
都会生活研究プロジェクト[京都チーム] |
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中経出版 |
【帯裏・内容紹介文】
「この本には、こんな京都ルールが入ってます」
〈交通編〉
・足はチャリンコ
・バスの代表的系統は頭に入っている
・市内の車移動は、なるべくならしたくない
〈買い物編〉
・地元スーパーといえばイズミヤ、フレスコ
・迷った挙げ句、買わないときがよくある
・代々、贔屓の店はめったに裏切らない
〈食べ物編〉
・「天一」&「王将」の”行きつけ”がある
・油揚げじゃなくて、お揚げさん
・お雑煮は白みそ
〈街なか編〉
・ヨソで道に迷ったら「碁盤の目にすれば……」と思ってしまう
・京都の何区or何市かにこだわる
・鴨川では等間隔に座るべし
・ドライブに行くなら海より「琵琶湖」
〈言葉・人間関係編〉
・信用経済!
・「考えとくわ」は「NO」のサイン
・関西人ではなく京都人
〈生活あれこれ編〉
・京女、同女、ダム女が何の略称かわかる
・宵山じゃなくて宵々々山に行く
・一生、京都に添い遂げたい
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晩年は京の都に庵を結ぼうと考えているオイラである。
古来から「郷には入れば郷ひろみ」と言われているように、その土地のルールは予備知識として事前に学んでおかなければならぬもの。
「京都研究」の一環としてこの本を購入してみた。
ふむふむ。「京都ルールの入門書」としては最適ではないだろうか。長年研究を続けているオイラも知り得なかったルールも載っていたりするので、あなどれない一冊であるなあ。所詮オイラはヨソさんなのさ。
神仏に囲まれながら暮らし、何かと縁起をかつぐ京都人に「49」のルールとはこれ如何に?
縁起悪い数字やんか。もう一つは自分で探して「50にしよし」という筆者のイケズ心のあらわれなんだろうか?
とりあえずオイラが体験した「京都ルール」を一つ書いておこう。
JRに乗って大阪駅から京都駅に降りたったときのこと。
大阪駅では、エスカレーターは右側に乗って左側を急ぎの人用に空ける、という不文律の関西ルールがあるのである。
ところが京都駅は関西であるにもかかわらず、エスカレーターの左側に乗って右側を急ぎの人用に空けるという関東ルールが適用されていたのであった。思うに、郷に従わぬ無粋な関東方面から来た輩が多いのでこうなってしまったのであろう。w
実際に、エスカレーターの左開け統計を取ってる人もいはるので面白い。
駅のエスカレーター・「左空け」の境界線
▼ 某年某月某日、阪急桂駅にて。左空けですね。
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