なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

首塚大明神

2013-05-01 10:37:19 | 魔界めぐり?

 ふ~むむむむむ……。

 

 首塚大明神といえば、京都の魔界スポットの中でも有名処なのである。

 大ざっぱであるが神社の由来は知っていた。

 平安時代。大江山の鬼(酒呑童子)退治を終えた源頼光と四天王(渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光)一行が鬼の首をひっさげて京へ戻る途中、老ノ坂(おいのさか)峠で休んだあと出発しようとしたとき、置いていた鬼の首が重くて持ち上げられなくなって、しかたなくこの地に埋めたのが首塚であり、いつの頃からから首塚の上に祠を建てて祀られはじめ首塚大明神と呼ばれるようになったのだという。

 上記の予備知識だけで首塚大明神に行ったのであるが、帰宅してインターネットで調べてみると、このエリアは京都屈指の心霊スポットでもあるらしい。

 「鳥居をくぐると呪われる」とか「入るときは鳥居前の水盤で手を洗わないといけない(←あの雨水溜まりのような水で手を洗うと、逆に手が汚れるように思うよ)」とかと噂されているらしいのだ。

 そんなん知らんやん!

 神社内には誰もおらず静かだ。春の暖かい木洩れ日と、森の空気がすがすがしく感じられる。怖さは微塵もない。(外灯がなさそうだったので、夜はさすがに怖いと想像する)

 ▼ ご神木。

 ▼ 上に見えるあそこが拝殿か。

 ▼ 木の根道の階段をちょこっと登っていきます。

 ▼ 簡単に到着!

 ▼ 由緒が刻まれている石碑。

 ▼ こんじんまりとした祠であるなあ。

 首から上の病に霊験あり。鬼さんに願い事をするのは変な気分である。

 「頭がよくなりますように」

 ふ~むむむむむ……事前にこの神社の下調べをしていたなら、祠の裏に首を埋めたとされるポイントがあることがわかったのであろうが、この時、何も知らないオイラは首塚の真上に祠が建っていると思っていたので裏に回らなかったのである。至極残念。

 ▼ その時、気になっていたのは、祠の右横にタバコの灰皿が設置してあったことなのだ。

 「酒を飲むと無性にタバコが吸いたくなる」ってことなのか? 神域の本丸ともいうべき拝殿前でタバコが吸えるなんて、なんて素晴らしいことなんでしょうか! スゥッ・・・(ーoー)y゜゜

 ▼ 無人の社務所。例祭の時に使用されるのであろうか?


 ▼ 社務所の裏に急登の山道が。


 この山道はどこかの送電線鉄塔につながっているのだろうと思われるが、帰宅して調べてみると、首塚大明神の南に「首塚」と記されたポイントがあったのだった。もしやそこに通じているのかも……?

 ▼ とある会社の敷地内に「首塚」の表記があるのだが……。

 googleマップの航空写真を拡大して見る限り、そこは会社内の舗装路で「首塚」らしきものは写っていない。googleの誤記ではなく、もし実際に「首塚」があるのだとしたら、あの森の中にあるのではなかろうか……?

 ふ~むむむむむ……はたしてこの「首塚」と酒呑童子とのあいだに関係はあるのか? ないのか?

 下調べしないで行ってよかったと思うのは、国道9号から細道に入って首塚大明神に向かう途中に前を通った廃屋についてである。

 ▼ キホン、廃屋は気持ちの良いもんじゃありませんが、ナゼか理由もなく写真を一枚撮ってしまってました。(+_+)

 知る人ぞ知る廃墟モーテル「サンリバー」。かつて若い女性が殺害された現場だったところだそうですぅ~。(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル