親は有給、子は欠席しての家族旅行

2010-04-26 | Weblog
先週 Y君が
「今年のゴールデンウィークに 家族みんなで北海道に行くんだ」と得意げに話しているのが聞こえてきた。 
その時、私は内心「いいなぁ」と思ったけど 話しには加わらなかった。


そして今日 そのY君のお母さんと仕事の帰りバッタリお会いした。
私は
「北海道に、ご旅行だそうですね。」と言うと
お母さんは ちょっと苦笑いして
「お陰さまで30日、お父さんが有給とれたんですよ。だから家族で・・・」
私は
「えっ、30日は学校ありますよ。」と言うと
「29日出発するんです。29日出発と1日出発では 料金が全然違うんですよ。家族5人ですからね。」と言う。
私も
「そうですけどねぇ。。。。お気をつけてね。」なんて言ってしまった。

私は家に帰って来ても どうしても許せない変な気持。
「何がお陰さまなのよ。お父さんの有給が取れたも取れないも私には関係ないのに・・・」
「お父さんは有給でも 子ども達は欠席よ」


四月の大雪

2010-04-20 | Weblog
長野県上田市の教授の一声で「別所温泉集合!」と急に決まりました。
せっかくだから ゆっくり出来るようにと金曜日の仕事が終わってから車で出発しました。
Tさんの1300ccの車に大人が4人乗って(ナビとETCが付いてるのはTさんだけ)
山形から米沢を通り 大峠から会津に出て会津坂下より磐越自動車道に入りました。
新潟JCTから北陸自動車道入り
新潟県のまっすぐな高速道路などは 110キロ~120キロのスピードで走りました。
走ると言うより跳ねてるような速さです。
「私達運命共同体」「三途の川は4人で渡ろうね」等と言いながらビューン、ビユーン飛ばしました。米山SAでラーメンを食べて又走ること2時間。
上信越自動車道の妙高高原辺りは もう雪混じりの雨でした。
上田菅平の高速を下りナビを頼りに別所温泉に行きました。
ナビは本当に案内上手です。
東京から来る2人とはメールでやり取りしたお陰で10分と違わずに着きました。地元の4人を入れて みんなで10人。久しぶりにお会いした感激の悲鳴で抱き合いました。

食事しながら 各々の仕事の話しです。
「火星で農業をやるには 稲作は出来ないので穀物はサツマイモ、たんぱく質源になる動物は飼えないので虫が良い、ならサツマイモの葉を食べる蚕を地球から持って行く」・・・・
「何からそんな話になったの?」とKYな私が聞いたら Kさんは具体的に説明してくれた。
「例えばこのお盆を地球だと思ってね。このお盆の中に蟻を10匹入れよう。上手く生活できるよね。ではここに千匹入れよう。きついけど我慢しながら生きているよね。じゃ一万匹、10万匹と入れたらどうなる? そうだよね。逃げるところがあれば逃げるけど お盆から出れないんだから共食いするんだよ。これが今の地球の人口問題だよ。」
「だから火星に逃げるの?」

「蚕と言えば 蚕にインターフェロンを作らせると量産できるんだよ。もう犬、猫には製品化してるけど人間に使うには 問題が多いんだよね。」
「厚生省の許可が?」
「それもあるけど 経済と政治だね。」
「国民一人680万円の赤字をかかえて なぜ外国に支援してると思う?」
どうも難しい話しばかり・・・・

翌朝 「雪だよ、凄い雪だよ。どうする? 夏タイヤだよ。」
道路の雪が消えるまで 近くを散策することにしました。
 ↓ 北向き観音です。北向き観音と南向きの善光寺は 両方参拝しないと片参りとなり願い事が叶わないそうです。家に帰ってから知りました。

次に行ったのは 常楽寺です。境内には「御舟の松」と言う舟の形をした地を這う老松がありました。

昼に信州そばの美味しいのをご馳走になり ここで長野の人とは分かれました。

上田菅平から高速に入り「松井田妙義」で食べ物を買いこみました。
妙義山が見えました。

関越自動車道→東京外環自動車道→常磐自動車道→北茨城で下りて「五浦温泉観光ホテル別館」に一泊しました。
朝食時の部屋から外を見ると

小名浜魚市場で「まぐろ丼」を食べ 東京勢2人と別れ また120キロの違反スピードで跳んで帰って来ました。

飯坂温泉 ホテル聚楽

2010-04-11 | Weblog
春休みの平日、「福島県飯坂温泉・ホテル聚楽」へ行ってきました。
参加者は、山形から  で2人、 東京から  で4人の計6人です。

そもそもは「春休みこそ皆で会おうよ」と  したらすぐまとまったのです。


山形と東京の真ん中で 新幹線駅から近い温泉で 安くて料理の美味しいところを探しました。それが「飯坂温泉・ホテル聚楽」でした。
凄いのは「お一人様一泊7350円」


お部屋は12畳+6畳(窓から外を見る)

お部屋の天井はこれ (入り口には特別室と書いてあったよ)

 
夕飯のバイキングは 誰もお酒を飲む人はいなかったので 女性だけで ステーキも お寿司も ケーキも食べ放題でした。
その辺のビジネスホテルのバイキングよりは ずっと、ずっと美味しかったです。

また温泉も凄いのです。
かみなり風呂  ここをクリック

ゆらり風呂  ここをクリック

朝食の各テーブルの上のシャンデリアもこれですから。


これで一人7350円だから 凄いのです。

峠への思慕

2010-04-02 | Weblog
峠への思慕  
         作 真壁仁


峠は決定をしいるところだ
峠には訣別のためのあかるい憂愁が流れている
大きな喪失に耐えてのみ
あたらしい世界が展ける
道は答えない
道は
かぎりなく誘うばかりだ
たとえ行手が決まっていても
ひとはそこで
ひとつの世界に別れねばならぬ
峠に立つとき
過ぎ来し道はなつかしく
ひらけくる道はたのしい
峠のうえのそらは
あこがれのように
あまい
峠路をのぼりつめたものは
のしかかってくる天碧に身をさらし
やがてそれを背にする
水はそこで分かれ
水に沿うて道はくだる
未知の世界を踏みさぐる道




真壁仁(まかべ じん、1907年3月15日 - 1984年1月11日)山形生まれの詩人であり この「峠の思慕」は彼の代表作でもある。
真壁仁は、山形県内の小学校から高校まで 数校の校歌も作詞している。

この真壁仁作の校歌を歌いついでいるある学校の卒業式に校長は「峠の思慕」を引用された。

 「卒業にあたって、山形の詩人 真壁仁の「峠の思慕」という詩を贈ります。 
真壁仁は本校の校歌を作詞をしてくださった方でもあります。
峠とは漢字の示すとおり、 山道を登りつめて上りから下りになる境目のところです。この詩には、まさに羽ばたこうとする君たちの心と重なるものがあるように思います。

峠に立つとき過ぎ来し道はなつかしく ひらけくる道はたのしい・・・
水はそこで分かれ 水に沿うて道はくだる 未知の世界を踏みさぐる道

 詩にうたわれている<峠>は君たちが一つ一つ乗り越えてきた<峠>の象徴です。
人の一生には、これまで君たちが越えてきたとは比べものにならない辛く苦しい幾つもの<峠>があります。努力し、励んでようやくその<峠>を乗り越えると、もっと高い大きな<峠>が現れてきます。目の前の<峠>を乗り越えなければ、次なる更に高い<峠>は見えてきません。けれども目前の<峠>が見えていれば、それを乗りこえられる時が必ずきます。
大きな夢と志を掲げ、新しい生活に大きな一歩を踏み出してください。」と祝辞を述べられました。


また、先月(H22年3月31日)国立大学を定年退官された教授の最終講義の締めくくりにも これと似たような本からの引用が話されました。
それは島田洋一著の「がばいばあちゃんの幸せの教え」からでした。
「山あり、谷あり」の本当の意味は
○山の頂上は目指すところ。気分がいい、視界はいいし、いろんなことが分かる。
○でも、頂上は住むところじゃない。ご近所さんもいないし、電気も水もないやろ。
○旗を立てて、記念写真を撮ったら下りてこい。
○住むには水のきれいな谷すじがいい。魚も鳥もいて、なによりみんな集まってくるところや。
○清水で顔を洗い英気を養ったら、また頂上を目指せ!
○登り下りのプロセスこそが人生や!

どちらも 「前途洋々たる未来 夢に向かって頑張りなさい」と言うことを話されているのですね。