「奥山清行氏の話しを聞いて来た」と言うお話を校長から聞きました。
奥山清行氏は 山形市出身で今年52歳、イタリアの名車フェラーリのデザインを手がけ 米国や欧州でもポルシェやシボレーも担当した世界的な工業デザイナーだそうです。
一昨年NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組に出演されたのは私も知ってました。
同じ山形から 素晴らしい人がいるんだわ!と胸が熱くなったのを覚えています。
奥山氏は イタリアにいた頃、いつ来るか分からないチャンスのために 1万枚にも及ぶフェラーリのスケッチを描いていたそうです。
ある日、商談が決裂しかかった時に 15分待ってもらい、そのカーデザインを見せたら採用されたと言うのです。ここでチャンス到来。
校長の話しの要約は
〇いつ来るか分からない15分のために準備しているのがプロ。
〇頭と手は密着している。 手がどんどん先に動いて 頭以上に考えている事がある。 手を使う事を怠るな。
〇学校では絵ばかり描いていて出来ない生徒だったが、自分の好きなことを自分で見つけた事が幸い。
氏は近年地元山形県の産業振興に関わり 山形鋳物の鉄瓶や家具のデザインにも手がけていて その中で、お客様に長く愛され続けられるのは、地域の文化に根ざしていることに気付いたと言う。 ご自身の車や家具の輪郭は ふるさとの月山の端正な稜線のラインと重なっていると言う。
校長はこの話の随所に、夢と志を持ち なりたい自分があれば 思った通りの人間になれるという力強いエールが込められていたと思ったそうです。
そして生徒たちに 「夢を持つこと、ふるさとを大切にすること」を話されました。
奥山清行氏の言葉
『やらずに後悔するよりも やって後悔しよう』
『努力なしに「好きなこと」は見つからない』
『人の意見は山ほど聞け。そして最後は自分で決めろ』