天然ボケ

2006-12-29 | Weblog
 
この家 出身の娘さんが
4歳の女の子と 3歳の男の子を連れて 実家である この家に 遊びに来ていた時の話。

私の知人が 急に訪ねて来たので 私は居間に上げようとしたら
 ママ(この家出身の娘さん)は 急いで居間から 隣の部屋へ 子供を連れて 逃げ込みました。
急いで 戸を閉めて そっとしているように 二人の子供に言い聞かせているのです。
でも 子供は どうも気になるらしく 戸を10cm位 開けたり 閉めたり。
私は 気付かないふりをしていたのですが
とうとう知人は
『こんにちわ、ぼく何歳? お名前は?』と声をかけました。
すると 隠れていた 上の子まで顔を出しました。
『あら、おねえちゃんもいるの?おねえちゃん何歳? お名前は?』
ママは 『しまった、しょうがないなぁ~』とばかり居間に出て来て挨拶を。
知人は『私にも姉の子で 4歳の甥がいるんですよ。』と言った。
ママは『あら そうですか。そのお子さんは 男のお子さん、女のお子さん?』と聞いた。
私は あわてて『甥子さんだもの 男のお子さんですよ。』と。

こんな調子の娘さんがいるんです。
それでも ちゃんとした大学英文科卒。カナダに留学経験有り。
美人でミスOOまでなっても 上場企業に就職しても この調子。
顔と 遣う言葉が 一致しないのが不思議なくらい。

お友達が帰ってから 
娘さんは言った。 『私、お父さんの血すっているから・・・ボケで御免ネ』
私は言った。『お父さんの血すって、じゃなく お父さんの血ひいて、でしょう!』

この娘さんのお父さんも ちょっとボケなんです。
この娘さんの 結納の後の 両家の食事会の時 メニューを見て
『本日の料理』を『日本の料理』と 大きな声で読んだのです。

赴任手当てを ひにん手当て と言ったり
止血剤を とけつ剤 と言ったり


ホントにこの人 日本人かしら・・・英文科じゃなく国文科に入れば良かったのに・・・・



幸福行きの101人目

2006-12-20 | Weblog
 

今日 インフルエンザの予防接種をして来ました。
朝9時 家を出て 車で5分くらいの病院です。
問診表を書いて待合室まで行きましたら 10人位先客がおりました。
順番も すぐ来るだろう、と思い 腰を下ろして待ちました。
結構スムーズに進み 次かな? 今度こそ次かな? と周りをキョロキョロ。
とうとう私の他に 3人しかいなくなりました。
それも 確実に私より 遅く来た人。

ここからが 動きが無くなりました。
『次の方 中へどうぞ』と言う看護士さんも 出て来なくなりました。

えんえんと待つこと30分

我慢出来なくなり 窓口に聞きました。
『今 急患が入り 先生は そっちに行っています。
もうすぐ戻ると思います。』
 
    

それから 又30分。

やっと戻ったらしく やはり すぐ私の番でした。
『あ、熱も無いし インフルエンザの注射ね、 隣の部屋でどうぞ』

ただそれだけ~

こんなに待っていたのに~

2100円払って帰ってきたのが 昼近くでした。

何故 10秒くらいの診察なんだから 私の次で 急患が入ってくれないの


いつも 私は こうなんだから。。。。。
      
買い物に行っても 駐車場が満車。やっと狭い所に入れて 買い物が済み 外に
出てみると もう駐車場はガラガラ。
  
      

ファミレスに行った時も 席が無く 案内された場所はトイレの近く。
『お待ちどうさま』と食事が運ばれた時は 窓際が空いている。。。。。
      
       
 
私って どうして いつもいつも ついてないの?
一生こうなのかなぁ~ 

例えば 100人乗りの幸福行きの船があるとすると 私はいつも101人目。

 


合い言葉・・・あらしのよるに

2006-12-16 | Weblog
  


『あらしのよるに』の本を読みました。
214ページを 一日で読み終えました。

この本は 絵本(全7冊)で読んだ人。
アニメ映画で観た人。
小4の教科書で習った人。それぞれ・・・・・

ヤギの名は『メイ』
おおかみの名は『ガブ』
なんか 生々しぃ名前。

嵐の夜に出会った二人。
肉食動物と 草食動物の 許されぬ恋。

前を歩くメイを見て ガブは『うまそう・・・・』とよだれタラタラ。。。。

そんな二人が だんだんと 仲間から離れても 愛し合うようになる。

最後に なだれに遭ったガブは 記憶を失い ただのオオカミになってしまった。
やぎのメイをも 思い出せず ・・・・・
メイを食べようとする時 メイは『嵐の夜に・・・出会はなかったら・・・こんな事に・・・』 とつぶやき 覚悟を決めます。 その時ガブは 『えっ、あらしのよるに?』と二人の秘密の合言葉を 思い出します。
でも 二人とも 雪で食べ物もなく 衰弱しきっており メイはガブに抱かれたまま 死んで逝きます。すべてのものを捨てても、自分にとって一番大切なものを守れる強さ。
この最後のページが 感動で うるうるでした。

この本を読んで 
 私たち人間も 許されぬ恋は 破局するんだよ!と訴えているようでした。
どんなに愛し合っても 草食と肉食のように 根本から違う生い立ちで 愛や恋
だけでは 一生仲良く理解し合って、、、なんて すっごく大変ですよね。
わたしも セレブになりたいけど・・・・こんな田舎で この顔、この頭

  こんなセンチメンタルな 乙女心も 翌日
『ん! まてよ! ガブは♂ そしてメイは♀ 』
そんな性別は どこにも書いてなかったはず。
私かってに 男と女の愛だ!と決め付けたみたい・・・・
あれは 男同志の友情だったかも。。。。。

 この本で得た事は おおかみのボスが言っていた言葉で
『仲間が 悪いことをした時は 一回目は黙ってて、二回目は本人だけを呼んで注意を、三回目は みんなの前で叱る』と。  さすがボスですね。





自作 俳句

2006-12-09 | Weblog

        みんな出て大きな月を見ておりぬ

        紫陽花の映る鏡に紅をひく

        嫁ぐこと案じて目覚む雪明かり

        嫁ぐこと諾う父や梅白し

        干竿に身を委ねたる浴衣かな

        遠足児つり橋にきて列乱る

        短日やきりなき家事を手抜きして

        無患子の北に離れて散にけり

        毬栗の包みは英字新聞紙

        雛納めして六畳のひろさかな

        手袋を脱がせておりぬ己が口

        曲がるには惜しき道なり冬の虹

        地下道を抜けて風花触れにけり

        初夢に辻褄合わぬ人と合う

        満月の更なる遠き父の国

        頬杖の強き碁敵若葉雨

        シャガールのような蒼さや十三夜

        我が作の案山子を闇に怖れけり

        

上杉茂憲の骨董品?

2006-12-02 | Weblog
 
先日、母と骨董市に行って来ました。
『今から 何年前の品を 骨董品と言うの?』と母に聞きました。
母も『そうねぇ。戦前の品かな?』

骨董に関して 何も知識の無い親子です。

刀あり 火鉢あり 古銭あり せともの、掛け軸・・・・・
私から見れば ガラクタ市のようです。

母は 昔のお盆を見つけて来ました。
丸くて朱色で 結構重い。
『お盆など あんなにあるのに』と言ったら
『昔の塗りで 本物だよ』と言って もう お金を出していました。

私は ブラブラ小一時間見て歩きました。

ふと『上杉茂憲』と描いてある 御盃を見つけました。
上杉謙信なら知っているけど・・・・・
もしかして 子孫かな?????
盃には 『明治丙午 伯爵 上杉茂憲』と描いてあります。
木箱には『此木杯ハ 上杉様ヨリ 下賜セラル』と毛筆で書いてある。

母に見せたら 『何だか分からないけど 買って行こう』と。

家に来てからネットで調べました。

上杉茂憲・〔うえすぎ もちのり〕
      1844~1919 上杉米沢藩(山形県)の13代の藩主。
      1883年 伯爵に。

      明治丙午は明治39年で1906年 今から 丁度100年前


本物かどうか分からないけど 宝物と思って 今度の正月には
これで お神酒を飲もう、と言う事になりました。

何か上杉家について分かる人 教えて下さーい。