蔵王山に登る

2007-09-12 | Weblog
陸奥乎ふた和けざまに聳江多まふ蔵王乃山の雲能中尓太徒」
(みちのくをふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中にたつ)
斎藤茂吉の歌碑が見たくて 昨日(H19,9,11)蔵王に行って来ました。

山形駅から蔵王方面を見ると 雲ひとつなく稜線がはっきり。
今日がチャンスとばかり10時過ぎ 彼と二人で出かけました。
山形駅から約1時間、エコーラインを通り、有料道路(520円)のハイラインを通って 刈田岳の駐車場に。
ここにはレストハウスが有り もうお釜はすぐそこ。

私たちは 熊野岳の歌碑に向かって歩き始めた。
右手にお釜が見える。
お天気は最高!
日差しは夏、風は秋。
とっても気持ちがいい。
黙々と馬の背の遊歩道を歩く。
遠くに赤い屋根の熊野神社がはっきりと見えた。
あんなに遠くまで歩くのかと思うと 軽装備なのが心配。
遊歩道がなくなるとゴロゴロした石が多くなり 次第に登り坂。
足元を見つめながら 確実に足を一歩一歩運ぶ。
オヤマリンドウが咲いていた。
時々顔を上げ 赤い屋根を見る。
もう少し、もう少し。
彼の姿はもう見えない。
私、ひとり登山のようだ。
その方がかえっていいのかも・・・・
音痴な歌を聞かれないで済むから・・・

1841m熊野岳山頂に着いた!
休まず歩いたら45分位で着いた!
山頂は意外と平地。眺めは抜群。あまりにも絵になり過ぎ お互い会話は無い。
黒いちょうちょが3羽飛んで来た。

『陸奥乎ふた和けざまに聳江多まふ蔵王乃山の雲能中尓太徒』の歌碑を デジカメで何枚も撮った。

 昼食だ。
大きな石に腰を下ろし ペットボトルのお茶を飲みながら 大きなおにぎりを食べた。何もおかずが無くとも山頂で食べるおにぎりは格別美味しい!
彼を見たら なぜか鳩サブレを食べている。

40分程休んだら 稜線に沿って 避難小屋まで歩く。
左手に地蔵岳が見える。
またお釜に向かって下り始める。急な斜面。
火山で吹き出たような石がゴロゴロ。
ここで私は前のめりにころんでしまった。
「きゃー痛いよう、骨が折れたかも。。。」と大声で叫んだ。
誰もいないから叫べたのかも知れない。

また遊歩道まで来た。
お釜をデジカメに収めた。(↑の写真)

お釜見物の観光客がたくさん来ている。

レストハウスまで戻ってはみたものの 体力にまだ余裕があったので  反対側の刈田岳(1758m)にも登ってみた。
こちら側から見るお釜も 雄大だった。

この蔵王山に 私のストレスを ぜ~んぶ置いて来た。
気持ちが軽くなって帰って来た。

有意義な一日だった。







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2 コメント

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すてき (まんま)
2008-06-12 20:11:08
わたしも,登るのが,たのしみです!!
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まんまさんへ (さくらの季節)
2008-06-13 21:23:45
まんまさん 初めまして。
いらして頂き有難うございます。

私は 登山と言うほどの高い山には登れませんが 蔵王山はとってもラクなハイキングみたいでした。(車で9合目くらいまで行ったからかな・・・)
お天気が良かったせいか きれいでした。
今年も行きたいです。
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