猫研究員の社会観察記

自民党中央政治大学院研究員である"猫研究員。"こと高峰康修とともに、日本国の舵取りについて考えましょう!

ロハスって何だ?

2005-12-08 00:06:08 | 私的なこと・閑話休題・更新情報
 最初に断っておきますが、このエントリーは「だからどうした」といわれると大変困る、薄い内容です。最近「ロハス」という言葉をよく聞くけれども、一体何だ?と思っていたところ、昨日ニュース番組で特集をやっていたのを見て、なんとなく分かったような腑に落ちないような感じです。LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability の頭文字をとった略語で「健康を重視し、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル」ということだそうで、当ブログが参加している「環境ブログ集」でもよく見かけていた言葉ではあるのですが、怠慢にも調べもしてこなかったのです。NPO法人ローハスクラブの解説http://www.lohasclub.org/100.htmlによれば「1970年代から大量生産、大量消費で先進工業国は便利・豊かさを手に入れる一方、1990年代は深刻な環境汚染、地球温暖化によって国や大企業も深刻で複雑な環境問題に直面し、国際的に取り組みを始めました。また従来の産業構造にとらわれないクリエイティブな仕事や企業が台頭し、新しい価値観を持つ、例えば地球環境や人間関係、社会正義、自己啓発に深い関心を寄せる人々が出現してきました。」とのこと。
 要するに、物質的豊かさを手に入れつくした先進国の人々が、何だかそれに満足できずに新しい贅沢のスタイルを編み出したってことでしょう。くだんのニュース番組に出てきた「ロハスな人々」が「高価でもおいしくて健康によい、有機農法で栽培された野菜を食べるのがよい」などと言っていたのを聞いて、そういう感想を強くいたしました。挙句の果てに「ロハス講座」なんてものがあるそうで、ファッションというか、結局はビジネスじゃないですか。もちろん、純粋にその価値観を追求している人々も少なくないのでしょうが…。「国家なんて時代遅れなんだ。これからは地球市民の時代だ」などと言い出さない限りは、敵視するものでもないですが、そう言いかねない人を容易に作り出す価値観であるような気はします。私が環境問題に言及するときは、大概は地政学的意義とか通商上の利益とセットで、国家を忘れることはありません。もちろん、国際社会において国家が主体となって「地球環境を保護していこう」という共通の価値観を持って緩やかなガバナンスが存在しうることを認めるのにやぶさかではありません。
 そんなことよりも、「ロハスって聞いたことある響きだなあ」と前から思っていましたが、やっと謎が解けました!!ペルーの日本人大使館人質事件の犯人に、ロハス容疑者というのがいたんですね。それで聞いたことある響きなわけだ。あ~、スッキリした。



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