衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

暑さ対策としての「衣服デザイン」・・・・・・

2012-08-04 12:23:35 | 衣・考

暑ければ脱げばいい、とは

今どき誰しも考えないはずではありますが・・・・・・・

一つ一つ検証することで

衣服の役割が見えてきます・・・・・・・

35℃を越える太陽のもとでは;

       ①まずは「日除け」・・・・・それには、適当な厚さが必要です・・・熱を遮断するなら

           ば、ウールとか、重なった木綿とか・・・・

       ②で、風は通るように!

       ③新素材活用!・・・・私は試したことがありませんが、首に巻くだけで涼しいのだ

         とか?!

昔の人は・・・・たぶん昭和初期ぐらいまで?

      どんなに暑くても、他人様には「暑がっているところを見せない」という心意気を

      礼儀としたのだとか・・・・・

      今でも、京都の舞妓さんなどには名残があって、着物の下は汗びっしょりでも、

      見える首から上は決してあせをかかずにいられるのだとか・・・・

      「涼しげに装う」ことで、他人様を涼しくしたのだとか・・・・

・・・・・

「涼しげに装う」・・・・・デザインヒント!スタイリングヒント!・・・当たり前か!

すだれ、打ち水、金魚鉢、風鈴、ゆかた、下駄、素足・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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1 コメント

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Unknown (mika)
2012-08-05 23:37:37
久しぶりに覗いたら、記事がたくさん書かれていて、楽しく読ませてもらいました!!

原発事故後、節電にみな意識が高くなり、汗疹ができる人が急増したそうで(わたしもその一人です)、夏は半そでなど肌を出すのがわりとふつう?ですが、先日麻の長袖シャツを着ていたら、麻の良さを体感しました。
衣服っておもしろい、そう感じました。
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