衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

フォーマルウェア概論

2008-11-13 09:21:49 | 衣・考
フォーマルウェアに関しては、「学びたい、教えたい」よりは、疑問が多くてスタートしたようなものです。

何でこの時代にフォーマルなの?とまず思っていた。

学び始めは、「何コレ、差別社会を推奨?」と感じ・・・・・

今は、「ビジネスチャンス!」と考えている。

衣服の歴史を俯瞰してみれば、現在のファッションのルーツであるヨーロッパ衣服の源流は王侯貴族にあり、そこから現在に至るまでは、カジュアル化の一途です。
加えて「ボーダーレス」社会です。

すなわち、着るものに関して、何もルールがない状態なのです。
民族の違いもなく、TPOのちがいもなくては、楽だけれど「つまらない」ということにもなりませんか?
他人との小さな差異に喜びを見出すのが、ファッション商品の価値そのものでしょう。

そういうわけで、かなりうるさく、めんどうくさいのですが、それがおもしろくもあり、ビジネスチャンスも潜んでいるというわけです。

今月末、フォーマルウェア検定試験です。