滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

膳所焼美術館の水琴窟

2008年03月30日 | アート・文化
01


昨年、設計させて頂いた(財)膳所焼美術館の庭園に水琴窟[すいきんくつ]ができました・・。それで、先日美術館の近くを通りがかったので、さっそくその音色を聴かせてもらいに行って来ました・・・。

水の音を楽しむ日本独特の庭園施設である水琴窟は、底に小さな穴の開いた瓶が逆さに伏せた状態で土中に埋められていて、底は水が溜まるように粘土などで固められています。上には一般的に手水鉢[ちょうずばち]が置いてあり、そこから流れ落ちる水が瓶の穴を通じて滴り落ちるようになっています。その時の音が瓶の中で反響し増幅して琴の音のような音となる一種の発音装置です。(言葉だけで説明しても、なかなかわかり難いのですが・・)
伝統的な水琴窟は、茶室前の蹲踞[つくばい]に併設されることが多いようです・・。

膳所焼は、遠州七窯の一つに数えられる焼き物です。遠州七窯とは、江戸初期の大名茶人で作庭家でもあった小堀遠州が、全国の窯場から自分好みの茶器を焼いていたことで賞賛した七つの産地の総称です。千利休や古田織部の茶道を引継ぐ遠州の目にかなうということは、当時としては非常に誉れ高いことであり、これらの産地は一躍天下に名を轟かせることになりました・・。
水琴窟は、この小堀遠州が考案した洞水門と呼ばれる排水装置が起源とも言われているそうです。そこで遠州とゆかり深い膳所焼美術館の庭園に水琴窟を造ろうという事になったようです・・。

この水琴窟(画像のもの)は、昨年完成したお茶会などの催しを行う建物の広縁前にもともとあったひょうたんの形をした手水鉢の下に造られていて、『陽炎の泉』と名付けられました。先日(3月20日)には初音之式も行われたそうです・・。

それで・・その音色はというと、これも言葉で表すのは難しいのですが、私の表現感覚で言うと・・琴の音というより、かなりエコーが効いた水滴が落ちる音で、どちらかと言うとカン高い金属音に近い「ピョン、ピョ~ン・・・、」っていう感じの音でした。いずれにせよ、風流があって癒やされる音色でしたよ・・。

水琴窟の音色は、瓶の形状や大きさ、さらには底の水の溜まり具合など様々な条件で変化するので、各所にある水琴窟で同じ音色のするものはないと言われています・・・。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルノワール+ルノワール展

2008年03月28日 | アート・文化
Photo


01


先日(と言っても、2週間以上前ですけど・・)、京都国立近代美術館で「ドイツ・ポスター1890-1933」を観てきたお話をしましたが、そのときに同美術館で5月から「ルノワール+ルノワール展」が開催されることを知りました・・・。

「ルノワール+ルノワール」ってどういう意味なのかなぁ・・と思ったのですが、印象派を代表する画家ピエール=オーギュスト・ルノワールと、その息子であり、偉大な映画監督であるジャン・ルノワールという二人の巨匠に焦点をあてた父の絵画と息子の映画を同時に紹介する展覧会だったのです・・。
父のオーギュスト・ルノワールは、私も印象派の絵画が好きなのでよく知っていましたが(以前にも言いましたが、オルセー美術館にも行きましたからね・・)、息子が映画監督で・・、しかもそんなに有名だとは知りませんでした・・。(と言うより、興味がなかったのかな・・?)

それで・・、先程から私の部屋にある絵画の資料をゴソゴソと見ていたら、1990年に京都市美術館で開催された「デトロイト美術館展」に行ったときのオリジナルカタログの表紙になっている絵画(上の画像)が、ピエール=オーギュスト・ルノワールが息子のジャン・ルノワールを描いた肖像画だったことを思い出しました・・。この「白衣のピエロ」という絵は、画家であるルノワールが死ぬまで画室に残しておいたそうです。

この「ルノワール+ルノワール展」は、現在東京で開催されていて、5月20日から京都国立近代美術館で開催が始まります。今から楽しみですよね・・!!
これも以前(フィラデルフィア美術館展に行ったときの記事で・・)に言いましたが、印象派の画家がいちばん描きたかったのは『光』です・・、これは建築にも通ずるものがあります・・・。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白木蓮としだれ桜のツボミ

2008年03月27日 | 季節の花
Photo


Photo_2

私の散歩コースである皇子が丘公園で咲きかけている白木蓮[ハクモクレン]の花です・・・。
白木蓮の花びらは太陽の光を浴びて、南側が膨らむため花先は北側を指します。だから、つぼみの頃は片方にそり返って見える訳です・・。(画像では右側が南になります・・、わかり難いかな・・?)
同じような花で赤紫色をしているのが木蓮[モクレン]です・・。木蓮科の漢名である「木蘭」の音読み「もくらん」が「もくれん」に変化したそうで、漢名の木蓮は、花が蓮[ハス]に似ていることから名付けられたとの事です。皇子が丘公園にも木蓮の木はあるのですが、そんなに大きな木ではなく、あまり花が咲いていませんでした・・。

という事で・・、私は花粉症にもめげず、のん気に散歩をしていました。NHKの天気予報でスギ花粉はだいぶん少なくなってきたと言っていましたが、私の場合は一昨日の夜から昨日あたりにかけて、かえって花粉症がひどかったです。(スギ花粉ではないのかも・・。)

さらに話が変わりますが・・、下の画像は皇子が丘公園のしだれ桜の様子です。ほんの一部のつぼみが微かに咲きかけている寸前という感じでした・・。(なぜか、肝心の咲きかけた花びらの部分がボケていますが・・)
この様子だと30日の日曜日には、そこそこ咲いているかな・・・?









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008 F1 第2戦マレーシアGP

2008年03月24日 | F1
波乱の幕開けとなったオーストラリアGPから一週間、昨日F1第2戦マレーシアGPがセパン・インターナショナル・サーキットで開催されました・・・。
レースは、オーストラリアGPで最悪の開幕戦となったフェラーリが前評判どおりの実力を発揮し、昨年の王者キミ・ライコネン(フェラーリ)が今季初の勝利を飾りました。

フロントローからスタートした2台のフェラーリは、それぞれファステストラップを重ねながら1周2秒程度のタイム差をつけ、後続のマシンを大きく引き離していきます。それまでトップを走っていたマッサ(フェラーリ)をライコネンがピット作業を利用して前に出てトップへ・・、31周目に2番手を走っていたマッサがコースアウトでリタイアするものの、ライコネンはそのまま終始安定した走りでトップでチェッカーを受けゴール・・・。
フェラーリは、エンジンの信頼性に不安を抱えるものの、空力におけるマシンバランスはライバルチームのマシン(マクラーレン、BMWなど・・)に比べて頭一つリードしているという感じです・・。

開幕戦で勝利を飾ったルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、前日の予選で他のマシンの進路妨害をしたとして、5グリッド降格の9番グリッドからのスタートとレース前からイヤな雲行き・・、ソフトタイヤの選択も悪かったようで[結果論ですが、ハードタイヤのほうが速く走れた・・]、レッドブルのウェーバーをオーバーテイクできずに手こずる場面も・・、決定的だったのがピットストップで右フロントタイヤの交換に手間取り10秒以上のロスタイムとなった事です。それでも、5位入賞でポイントゲットできたことは上出来だと思わなければいけないでしょう・・・。

ウィリアムズの中嶋一貴は、オーストラリアGPでBMWのクビサと接触[イエローフラッグ中に・・]したことで、10グリッド降格のペナルティを受けて最後尾からのスタート・・。トロロッソをコーナーで豪快にオーバーテイクして見せ場をつくるなど一時は13位まで浮上するも、終盤スビンでマシンを傷め・・最下位の17位でなんとか完走を果たしました・・。

セパン・サーキットとの相性がいいトヨタは、ヤルノ・トゥルーリが終盤猛追するハミルトンを押さえて4位と大健闘・・、トヨタの速さは本物なのか・・?次回のレースに期待しましょう・・・。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

設計料・・いくらまでなら払ってもいい・・!?

2008年03月23日 | 建築
いつものように定期購買している雑誌に、ネット上で新築の戸建住宅を既に購入している、又は購入予定の30~50歳の人に『予算3000万円だと仮定します(建物のみで、土地代などは含まない)。設計料はいくらまでなら出してよいと考えますか?』(1つだけの回答)というアンケート調査の結果が掲載されていました・・・。

結果はというと、1番多かった回答が「100万~150万円未満」で25.5%、2番目が「100万円未満」の25.0%、3番目に「150万~200万円未満」の21.0%と続きます。「400万円以上」は2.0%ですから、ほとんど無いという事です・・。
では、どんな設計者なら設計料を多く払ってもいいと思うのでしょうか・・。自由意見欄を見ると、キーワードは「聞く」、「提案」、「説明」です。『家族の要望を聞いて、一番よいアイデアを出してくれる人』とか、『何度でも相談に乗ってくれて、複数のプランを提示してくれる人』さらに、『無理な提案には、その理由を納得できるように説明してくれる人』といった意見が見られます・・。

えらそうな事を言いますが、私にしてみれば普通に当たり前のことだと思うのですが・・・。
私はいつも、最初にできるだけ時間をかけてお施主さんと話をします。建築に対する要望や夢などは当然ですが、建築に関係のない話もよくします・・、実はそういう関係のない話の中に意外とヒントがあることも少なくないからです。この最初の段階で時間をかけないと、その人の価値観、大切にしているもの、その人にとっての意味性を読み取ることができず、建物が完成したときに本当の意味で喜んでもらえないのです。
複数のプランを提案するのも当然のことです・・、5回以上はプランの提案や修正をしないと、その土地での要望を適えるプランの解き方が一番いいのはどういう解き方なのか・・ということをお施主さんに納得してもらえません。
納得できる説明についても、基本計画から工事監理そして完成するまで(完成後もですが・・)、一つ一つ説明し納得のうえで進めていくのが基本中の基本です・・、「これぐらいは説明しなくてもいいだろう」というような些細な事が大きな誤解を生み、お互いの信頼関係が根底から崩れるようなこともあり得るのですから・・。

とまぁ・・、いろいろ書きましたが、設計者にはデザイン力だけでなく「会話力」・・コミュニケーション能力も必要だという事です。
(これも当たり前の事なのですが・・・。)









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガンダムです・・・13

2008年03月21日 | アニメ
Photo


Zガンダムに登場するモビルスーツの百式です・・・。
百式は、エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社が極秘に推進した“Zプロジェクト”によって開発された試作機です。当初は可変モビルスーツとして開発されていましたが、変形機構に欠陥が発見されたため非変形モビルスーツとして仕様変更されました・・。それでも、機体自体のポテンシャルが高く、標準的な量産型モビルスーツとは一線を画す高性能機となっています。
両肩部の“百”は設計担当のナガノ博士が「百年戦えるように・・」という願いのためであり、それを体現するかのようにこの機体は全身が金色にコーティングされています・・。敬遠されていたカラーだったのですが、博士の強い要望と搭乗者であるクワトロ大尉ことシャア・アズナブルの理解があって採用されたものです・・。

先ほど、GYAOで最新シリーズ「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」の第22話“トランザム”を一週間遅れ(今日は金曜日なので、正確には二週間遅れかな・・)で観ました。最初は、いまひとつだなぁ・・と思いつつ観ていたのですが、最近ではけっこうハマっています・・。

という事で、百式といっしょに写っている本は、スペインの人気建築雑誌エル・クロッキーの最新号です。今回のエル・クロッキーは、日本でも人気のあるスペインの建築家グループ「RCR」で、2003-2007年までの新作25点が収録されています。RCRは、私も以前から注目していた建築家グループなのですが、今まで以上に興味のある建物がいくつか収録されています。
何と言うか・・、既成の概念を突き抜けたような感があって、久しぶりに衝撃を受けたというか・・、シビレました・・・。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今更ながら・・・

2008年03月20日 | 建築
今日は祭日だったので、久しぶりにのんびりしていました・・・。
それで、先日買ったコルビュジエの「サヴォア邸」とリートフェルトの「シュレーダー邸」の本をじっくりと解読(ちょっと大げさですが・・)していました。今更なぜコルビュジエとリートフェルトなのかというと・・、はっきりと説明できないのですが、私自身何か思うところがあって・・、という感じでしょうか。
(実は、最近ミース・ファン・デル・ローエとルイス・カーンの本も買ってます・・)

「サヴォア邸」も「シュレーダー邸」も超有名(近代建築の教科書には必ず載っています・・)なので、今更紹介する必要はないのでしょうけど、一般の方のために簡単に紹介します・・。
ル・コルビュジエが設計した「サヴォア邸」は、1931年に完成した20世紀建築の最高傑作の一つで、『ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面』という近代建築の五原則を最も忠実に表現した邸宅です。
リートフェルトが設計した「シュレーダー邸」は、世界遺産に指定された数少ない近代住宅の一つで、モンドリアンカラー(赤、青、黄の原色と白、黒、グレーの面構成と面分割が特徴です。)を3次元に展開したような建物です。この住宅の2階の平面計画は、日本の民家の最もわかりやすい特徴である「田の字プラン」に近いものになっています。(と言っても、可動間仕切りによる画期的な田の字プランなのですが・・)

最初に言った今更なぜという事ですが、巨匠たちが追い求め描き続けたであろう将来の「今日の生活」は、今では当たり前のものになっています・・。私たちは今、いろいろなメディアによる膨大な情報が溢れている時代に生きていて、何が当たり前で・・、何が当たり前でないのか・・、本当に求めている価値観とは何なのか・・?というような事にたいしての違和感が私の中にあったのでしょうね・・。

たぶん・・、その答えを原点にもどり、巨匠たちの強い精神と理性の中に見つけたかったのだと思います・・・。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

匡正堂 柴原整骨院

2008年03月18日 | 独り言
03


Photo

今日は、先月改装工事が完成した「匡正堂 柴原整骨院」のPRと匡正堂の由来について紹介します・・・。
私は職業柄、肩こりがはげしく持病の腰痛もあるので、かれこれ5年近く柴原整骨院に1週間~10日に一度の割り合いで通っています・・。夜中までデスクワークするのは当然ですが、工事が始まると現場で一日中立ちっぱなしでウロウロする事も珍しくありません。
ですから、肩はこるわ・・、足腰はガタガタになるわで・・もう限界だなと思うと柴原整骨院に行って、筋肉や筋をほぐしてもらってリフレッシュする事で「さぁ、また1週間がんばろう・・!!」という気持ちになる訳です・・。

齋藤家匡正術の由来は古く、天保年間(1830年)漢方医であった齋藤玄悦までさかのぼります。祖父周治は、幼少よりそのもとにあって漢方学を修め、また古代武道である気楽流柔術の奥義を極め、その免許を皆伝されました。周治は古来より伝わる活法、殺法術の、その厳しい修業の中から柔術は殺すにあらず活かすにあることを学び、もっぱら活法の術を研究錬磨し、その結果、活かすということは古来漢方学に言われるところの経絡に活の術を与え、肉体に“気”すなわち『活の気』を入れることと悟り、齋藤家秘伝の技としてこれを『気絡流柔術』と名付けました。
その後、この術は三代目齋藤正に継承され、正はこの気絡流柔術をさらに法制下となった柔道整復術に取り入れて、長年の研鑽と努力の結果、現代に合わせた独自の脊椎および『筋』を基本とした匡正術を生み出しました。ここに『匡(ただ)しく救い正す』という意をもって『匡正術』と命名、その基礎を確立しました。
故に匡正術の由来は、およそ170年の歴史を有するものであるそうです・・・。

柴原整骨院は、単に筋肉や筋を匡正するだけではなく、その人の症状にあった食事のとり方までを漢方学や東洋医学に基づいて指導してくれます。今までに様々な治療を受けたにもかかわらず症状が思うように改善していない方などは、一度治療をお試しになってみてはいかがでしょうか・・・。

柴原整骨院  滋賀県大津市月輪2-3-18  TEL 077-547-3700

上の画像は、柴原整骨院の内観です・・。 (Photo:西岡千春)







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早咲き・・彼岸桜

2008年03月17日 | 季節の花
200801


200802

皇子が丘公園(大津市)の彼岸桜が咲き始めました・・・。
皇子が丘公園の北端の一角に15~20本ぐらい(数えていませんが・・)の彼岸桜群があり、毎年この一角だけにひと足早い春が訪れます。JR西大津駅(2日前に大津京駅に名前が変わりました・・)の高架を潜って、そのまま道なりにR161西大津バイパス京都方面につながる道沿いに咲いているので地元の人にはよく知られています。

彼岸桜は、3月中旬頃からソメイヨシノなどの桜に先駆けて咲く桜で、その開花時期が春の彼岸の頃になるため「彼岸桜」という名前が付いたそうです。別名を「小彼岸桜」とも呼ばれていて、小彼岸桜と言うぐらいですから当然、「大彼岸桜」と呼ばれている彼岸桜があるそうです・・。(私は見た事ないですけど・・)

京都市内に行くときには、この道をよく通るのですが(今日も京都市内に行ってました。)、3~4日前に通ったときは確か咲いていなかった筈です。ここ2~3日暖かくてよい天気だったので咲き始めたのでしょうね・・。
5~6分咲きというところですから、20日の祭日ぐらいが見頃かな・・・。(イヤ、週末かも・・!)

[2008年3月28日 更新]
この早咲きの桜は、正確には彼岸桜の一種で初御代桜「ハツミヨサクラ」というそうです・・・。
皇子が丘公園には、樹齢30年以上のハツミヨサクラが約180本植えられているとの事です。(180本もあったかな~という感じなのですが・・。ちなみに昨日散歩したときは、少しまだ花が残っていましたが、葉が出てきて大半は散っていました・・。)







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008 F1 開幕戦オーストラリアGP

2008年03月16日 | F1
101


2008年のF1がオーストラリアのメルボルン、アルバートパーク・サーキットで開幕しました・・・。
昨日の深夜(今日なのですが・・)の予選と今日の決勝と久しぶりのF1に心躍らせてTV放送を観ていました。

開幕戦は波乱含みの荒れたレースになることが多いのですが、今年も例外ではありませんでした。シーズン前のテストから好調で大本命のフェラーリは、ライコネンが予選ではピットロード手前でマシンが止まり、まさかの16番グリッドからのスタートと大波乱・・、決勝レースでは怒涛の追い上げで一時は3番手まで順位を上げますが、今日のライコネンにはいつもの冷静さはなく、二度の自らのミスで後方へと順位を下げて、レース終盤にはエンジントラブルでマシンが止まりますが辛うじて完走扱いの8位入賞・・、マッサもエンジントラブルで、こちらはリタイアと散々な開幕戦となりました・・。

結局レースは、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)が危なげない走りを見せポール・トゥ・ウィンで開幕戦を飾りました・・。ハミルトンは、予選から終始安定した走りでTCレス(今シーズンよりトラクション・コントロールの使用が禁止されたので・・)のマシンを一番スムーズにコントロールしていたように思います。多くのドライバーは、やはりブレーキングとコーナーの立ち上がりでマシンコントロールに苦労していたのでは・・・。

今日のレースで一番光っていたのはアロンソ(ルノー)の走りでしょう・・。レース終盤、マシン性能で上回るマクラーレンのコバライネンと激しいバトルを演じ、一度はオーバーテイクされるもメインストレートで豪快に抜き返し、そのまま押さえ込んで4位の座をもぎ取りました・・。ハミルトンのようなスムーズなステアリングさばきではなく、アロンソは力尽く(気迫)でTCレスのマシンを操っていて、近年のF1にはなかった華のある走りが戻ってきたように思えました。これからが楽しみです・・!

開幕戦という事に加え暑さの影響もあって、完走9台(バリチェロは失格ですけど・・)とサバイバルレースだったわけですが、棚ボタとは言え中嶋一貴(中嶋悟のジュニアです)が6位入賞となりました。チームメイトのロズベルグが、F1初の表彰台3位になったということを考えるともっともっと頑張ってほしいですよね・・・。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする