滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

今更ながら・・・

2008年03月20日 | 建築
今日は祭日だったので、久しぶりにのんびりしていました・・・。
それで、先日買ったコルビュジエの「サヴォア邸」とリートフェルトの「シュレーダー邸」の本をじっくりと解読(ちょっと大げさですが・・)していました。今更なぜコルビュジエとリートフェルトなのかというと・・、はっきりと説明できないのですが、私自身何か思うところがあって・・、という感じでしょうか。
(実は、最近ミース・ファン・デル・ローエとルイス・カーンの本も買ってます・・)

「サヴォア邸」も「シュレーダー邸」も超有名(近代建築の教科書には必ず載っています・・)なので、今更紹介する必要はないのでしょうけど、一般の方のために簡単に紹介します・・。
ル・コルビュジエが設計した「サヴォア邸」は、1931年に完成した20世紀建築の最高傑作の一つで、『ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面』という近代建築の五原則を最も忠実に表現した邸宅です。
リートフェルトが設計した「シュレーダー邸」は、世界遺産に指定された数少ない近代住宅の一つで、モンドリアンカラー(赤、青、黄の原色と白、黒、グレーの面構成と面分割が特徴です。)を3次元に展開したような建物です。この住宅の2階の平面計画は、日本の民家の最もわかりやすい特徴である「田の字プラン」に近いものになっています。(と言っても、可動間仕切りによる画期的な田の字プランなのですが・・)

最初に言った今更なぜという事ですが、巨匠たちが追い求め描き続けたであろう将来の「今日の生活」は、今では当たり前のものになっています・・。私たちは今、いろいろなメディアによる膨大な情報が溢れている時代に生きていて、何が当たり前で・・、何が当たり前でないのか・・、本当に求めている価値観とは何なのか・・?というような事にたいしての違和感が私の中にあったのでしょうね・・。

たぶん・・、その答えを原点にもどり、巨匠たちの強い精神と理性の中に見つけたかったのだと思います・・・。










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