滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

京都丹平写真展

2010年05月30日 | アート・文化
今日は午後から京都文化博物館で開催されていた「第65回 京都丹平写真展」に行って来ました・・・。(開催されていた・・というのは、今日が最終日だったので。)、昨年は丹平写真展に行けなかったので、今日は2年ぶりの写真展という事になります・・。

このブログで何回もお話していますが、建物の竣工写真の撮影やイベントの写真パネル(毎年の年賀状も・・)を作ってもらったりしている写真家の西岡千春さんの作品も出展されています。
以前にも紹介しましたが、京都丹平写真展」は簡単に言ってしまうと、写真表現を楽しんでもらいたいというクラブ展です・・。今日もオリジナル作品を前にして、純粋に作家が何を表現したいのか・・を楽しんで来ました。

Photo

画像は、今回の京都丹平写真展に出展されていた「冬の日」というタイトルが付いた西岡千春さんの作品です・・。(画像をクリックすると大きく見れます。)
真冬の霜が下りた枯れ草の風景を被写体にして、コンピュータデジタルワークによる鮮やかなコントラストが表現されています。画像では分かりにくいかも知れませんが、このコントラストが現実と非現実の境界を曖昧にして作品に神秘性を感じさせてくれます。

ちなみに、この西岡さんの「冬の日」という作品は、今回の丹平賞(一等賞です)を受賞されたそうです。受賞おめでとうございます・・。
今日は最終日という事もあり会場で西岡さんに出会えたので、丹平賞の受賞に私も嬉しくなって、少し気が早いのですが・・着工したばかりの「湖西の家」の竣工写真の撮影をお願いして来ました。(湖西の家の竣工は11月の予定なのですけどね・・・。)



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睡眠不足

2010年05月23日 | 独り言
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今日は雨がよく降りましたね・・・。まだ明日にかけても大雨が降るみたいですけど。最近、仕事に限らず何かやる事が多過ぎて困ります。と言っても、これもやりたい・・あれも見たい(見ておきたい)と欲ばり過ぎる私自身に問題があるのですけどね。

まぁ、そんなワケで(イヤ、大半は仕事のせいで・・)、私は慢性的な睡眠不足になっている事は以前にもお話しました。でも慢性的な睡眠不足は私だけに限りませんよね。
近年、「睡眠不足症候群」というのが急増しているそうです。なぜか現代の日本人に最も多いと言われていて、慢性的な睡眠不足によって、日中、強い眠気に襲われる病のことらしいです・・。

日本人は、何事も寝る間を惜しんで頑張る傾向があり、本当に自分が必要な睡眠時間を分かっていないことが多く、自覚のないままに慢性の睡眠不足に陥りやすいんだそうです。(これって、どう考えても人事ではないですよね。)
1日に必要な睡眠時間は、個人差が非常に大きく、タイプ別にショートスリーパー、ロングスリーパーなどと呼ばれています。これは個人の眠りの深さ、つまり睡眠の質が大きく関与しています。この違いは、生まれ持った体質で遺伝的な要素が強いと言われています。

一番大切な事は、自分にとっての適正睡眠時間を知る事ですよね。簡単に確認するには、起床時刻を一定にして週ごとに就寝時間を30分単位で変化させてみます。日中に眠気を感じずに快適に過せたら、それが自分にとっての最適な睡眠時間なんだそうです・・。
それにしても規則正しい生活をしている人なら、適正睡眠時間を探し出せそうですが、メチャクチャ不規則な生活をしている私には、到底・・適正睡眠時間を探し出せそうにないですね。それに誰でもそうでしょうけど、ワクワクしながら仕事をしているときは、あまり睡眠時間をとらなくてもぜんぜん眠くないですしね。

そんなこんなで、みなさんも自覚のないままに慢性の睡眠不足にならないように気をつけてください・・。画像は、先日撮影した皇子が丘公園の新緑です。天気のいい日に何も考えず、新緑に包まれて一度おもいっきり昼寝でもしてみたいものですね・・・。






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明日の天気は・・?

2010年05月16日 | 独り言
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最近は、日が長いので時間の感覚がおかしくなります。まだ明るいし・・と思っていたら、もう午後7時前だったりしますしね・・・。
今日は日曜日なのですが、私はなぜか仕事をしていました。ここ2~3週間、難しい課題に取り組んでいて、今日も午後からあーでもない・・こーでもないとずっと考え込んでいました。
まぁ、いろいろ考えるのは嫌いじゃないので苦痛ではないのですが、時間に限りがありますから、そろそろ気持ち的には焦ってきています・・。

画像は、いろいろ考えて頭の中がく゜しゃぐしゃになってきたので、夕暮れに散歩に出掛けたときに撮影した飛行機雲です。雲一つない夕暮れ空に4本の飛行機雲が出来ていて綺麗でしょ・・。観天望気(自然現象や生物の行動の様子などから天気を予想すること。)によると、飛行機雲が長くのびて、なかなか消えないときは天候が悪化するらしいのですが、明日の大津の天気予報は「晴れ!」となっていました。
観天望気で言う飛行機雲がなかなか消えないというのは、何分または何時間ぐらい雲が消えないときの事を言うのでしょうね・・?、明日の天気はどうなのでしょう。(たぶん、晴れると思いますが・・。)

という事で、明日からまた難題に取り組むとして、とりあえず今夜はF1モナコGPを観戦する事にします・・・。



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姫林檎(ヒメリンゴ)

2010年05月12日 | 季節の花
今日は寒かったですね・・・。とても5月中旬とは思えない寒さでした。今日は、夕方から「湖西の家」の現場に行っていたのですが、寒がりの私は冬用のハーフコートを着て行って、いい加減でしたからね。
前回の記事でもお話しました湖西の家は、今週から解体工事が始まっています。それで、先日の日曜日にお施主さんといっしょに敷地内にある庭木や庭石について、現在の位置に残すもの、伐採するもの、移動(移植)するものなどを最終確認しました。

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新しく建てる湖西の家の外観イメージからすると、ヒメシャラやヤマボウシといった落葉広葉樹がよく似合うのでしょうが、敷地の周辺には同種の落葉樹の雑木林があるので、庭木にヒメシャラやヤマボウシを植えても周りの落葉樹に負けてしまうだろうという事で、お施主さんと私と植木屋さん(今回も、私の知人で先月に西念寺の台杉を植えてもらった植木屋さんです・・。)の意見が一致しました。

そこで、、少し冒険になるかも知れないのですが、敷地内にあった桜の木や梅の木・・椿、柿の木といった周りの落葉樹に同化しないような樹種を中心に残したり、移植したりして植栽計画をすることにしました。
今日は庭木を移植する場所などについて、どの方向からどのように建物を見せたいか・・という私の想いを植木屋さんに伝えて、最終的な細かい配置や庭石との関係といった専門的な事は植木さんにお任せすることにしました。私としては、前述しましたように冒険ではありますが、うまくいくと面白い植栽になるのではと期待している次第です・・。

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画像は、和室から広縁と回廊を通して見える位置に移植する事になった姫林檎(ヒメリンゴ)の木です・・。昨年の11月に敷地を測量したときに、かわいい実(左の画像)をつけていたので、新しい家のどこかポイントになる場所に移植する事をお施主さんに提案していました。
姫林檎は樹形が美しく、庭木や盆栽などとして利用されています。実は食べられなくはないそうですが、かなり酸っぱいらしいですよ・・。4月の中旬~末頃に、最初はピンクで満開時には白くなる花を咲かせるそうなのですが、残念な事に今年はタイミングが悪く、咲いてる花を見ることが出来ませんでした。(右上の画像は今日の姫林檎の木です。)

来年の4月には、竣工した湖西の家を訪れて、和室から広縁と回廊越しに姫林檎の花を眺めてみたいものですね・・・。

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湖西の家 その1

2010年05月03日 | 建築
世間は大型連休の真最中だというのに、私はずっと仕事をしています・・・。昨日も午前3時まで、設計中の建物の打合せを設備設計のIさんとしていました。前日にIさんといっしょに晩ごはんを食べて、それからコンビニでたくさんのおやつと飲み物を買い込んで、「世間は連休なんやから、おやつぐらい食べながら打合せしないとやってられないですよね・・。」などと言いながら、深夜の3時まで打合せをしていたワケです。いい大人が2人・・真夜中に何をやっているのでしょうね・・。

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という事で、先週「湖西の家」の施工業者が決定し工事契約をして頂きました。当初私が思っていた工事金額をオーバーしていたにもかかわらず、お施主さんが「コンセプトを変えない方がいい・・デザインのオリジナル性をなくさない方がいい・・。」とおっしゃってくださり、最低限の減額をしただけで着工することになりました。

以前にもお話しましたが、湖西の家は、中庭を中心にリビング、キッチン、玄関ホール、和室、広縁が配されています・・。建物の中心となる中庭には、当初水盤を設けるつもりでしたが、メンテナンスについてお施主さんと話し合った結果、最終的にはコンクリート製のテーブルと一体となった壁泉にする事にしました。(壁泉とは・・タイル貼りの壁に水を垂れ流すといった感じのイメージです。)

リビング、キッチン、玄関ホールなどの床や一部の壁には、今回60センチ角の大理石調タイルを貼っています。また、建具や造り付けの家具には、木目調のメラミン化粧板を使っています。つまり、無機質でありながら上質な空間を・・というのがテーマです。私としては、ミース・ファン・デル・ローエが設計したトゥーゲントハット邸が目標ですからね・・。(これは、ちょっと言い過ぎかも・・。ちなみに、トゥーゲントハット邸には中庭はありませんし、もちろん和室も広縁もありませんので、私のオリジナル性を生かして・・という事です。)

Photo_2

何か少し話が脱線しそうになってきましたが、予算をオーバーしてでもコンセプトとオリジナル性を実現させようと思ってくださったお施主さんの期待を裏切ることなく、湖西の家がお施主さんにとって最後のユートピアとなるように頑張りたいと思っています・・・。(画像は、湖西の家に採用予定のガラスモザイクタイルと大理石調タイルのサンブル品です。)

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