滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

2009 F1 開幕戦オーストラリアGP

2009年03月30日 | F1
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2~3日前から、何やらソワソワと気持ちが落着かない私でしたが、それもその筈・・オーストラリア、アルバート・パーク・サーキットで2009年のF1が遂に開幕しました・・・。今シーズンは大幅なレギュレーション変更があり、各チームが白紙からのスタートとなった事によって何が起こるかまったく分からない開幕戦で、いきなり新生チームのブラウンGP・メルセデスがやってくれました・・。

昨季限りでF1を撤退したホンダを引き継いだブラウンGP・メルセデスのジェンソン・バトンがポール・トゥ・ウィンで完勝し、2位には同じチームのルーベンス・バリチェロがチェッカーを受け1-2フィニッシュ。新チームのデビュー戦優勝は、1977年のウルフ以来の32年ぶり、デビュー戦での1-2フィニッシュは1954年のメルセデス以来の55年ぶりの快挙となりました・・。

シーズン前のテストでも好調だったブラウンGPですが、1ヶ月ぐらい前までは今シーズンの参戦さえ危ぶまれていたチームだっただけに、まさか開幕戦でいきなり優勝するとは驚きです。(予選、決勝を通じて完璧なレース展開でしたからね・・。)

同じくシーズン前のテストで好調ぶりを見せていたトヨタは、開幕戦でも優勝候補にあがっていましたが、リアウイングのレギュレーション違反で予選グリッドを剥奪され、ピットスタートと大きく出遅れる事に・・。決勝ではマシンの仕上がりの良さを生かして追い上げ、ヤルノ・トゥルーリが3位表彰台に上がるものの、レース後にセーフティカー導入中の追い抜きでペナルティとして25秒加算され12位に降格、代わりにティモ・グロックが4位に昇格する事になるも不満の残るレース結果となりました・・。

注目のKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載した7台のマシンは、いずれも苦戦を強いられる結果になってしまいました・・。KERS搭載車の中で、最高位(3位)だったルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)は、上位マシンのクラッシュやペナルティなどによる棚ボタ的なところはあるのですが、予選18番グリッドからのスタートを考えると大健闘と言ったところでしょうか・・。(この成績はKERSの効果というよりは、ハミルトンの器量によるところが大きいと思うのですが・・。)

一方、KERSを搭載したフェラーリは、最悪の開幕戦となりました・・。マッサは、48周目にスローダウンしてピットに戻るも、そのままリタイア、ライコネンもやっとの事で完走扱いというレース結果に・・。(KERSは、まだ熟成していない新しいシステムなので、今後シーズンが進むにつれて戦闘力や信頼性が上がってくる事に期待しましょう。)

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こちらもシーズン前のテストや開幕戦でのフリー走行で好調だった中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)は、18周目に単独クラッシュしてリタイアと苦い開幕スタートとなってしまいました。(左の画像)

開幕戦で、圧倒的な速さを見せつけたブラウンGP・メルセデス・・。「このままなら、シーズン半ばに王座が決まるね・・。」とマッサもブラウン勢の別次元の速さに肩をすくめているとか・・。
ただ、「ディフューザー3」(トヨタ、ウィリアムズ、ブラウンGPの3チーム)のリヤディフューザーがレギュレーション違反しているのではないかという他チームからの抗議に対する最終結論(マレーシアGP後になる予定・・)がどのようになるか気になるところではあります・・・。















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製材所探訪

2009年03月26日 | 建築
ここ2~3日、寒い日が続いています。昨日も今日も現場に行っていたのですが、打合せをしていても結構寒かったですしね・・。大工さんの話によると、今日の午前中は雪が降ったとか・・?(私は気付かなかったのですが・・。)、この様子だと咲きかけている桜のツボミも寒さで縮んでしまうかも知れませんね。

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かれこれ1週間ぐらい前になりますが、親しく付き合せてもらっている材木屋さん(フローリング屋さん)に誘われて、製材所を見学に行って来ました・・。当然、探し物(フローリング)を見つけに行くという目的もあったのですが、せっかくだからという事で製材所の専務さんに案内してもらって、製造工程などを一通り見学させてもらって来ました。

いろいろと材木の豆知識を教えてもらいながら工程を見学していたのですが、中でも節埋め加工の作業を初めて見せてもらう事ができました・・。節埋め加工は、節が抜けた部分に丸く穴を開けて(節の大きさに合わせて、3~4種類の大きさの穴を開ける事ができます・・)、木の枝を輪切りにしたもの(節核)を埋め込む作業です。

節はもともと枝が生えていた部分で、普通に育った木の枝はしっかり木の幹に付いていますが、外的損傷を受けたり、栄養分が届かなくなった枝は、周りが黒く枯れたようになって、幹と分離して「死に節」になったり、すっかり節が抜けて穴の開いた「抜け節」になったりします・・。そのまま欠陥品としてしまうには、不合理(もったいない)なので、節埋め加工を行い製品として販売されるワケです。

節埋めに使う節核(枝を輪切りにしたもの)は、ヒノキの枝から作ったもので、いろいろな木肌に合わせられるように何種類かに着色されていました。材木屋さんの話によると昔は梅ノ木の枝を使って節埋めをしていたそうです・・。(最近は、梅ノ木の枝が入手しにくいという事なのでしょうかね・・。)

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右の画像は、節埋めに使う節核と見学している間に製材所の人が作ってくださった私の名前入り杉板の付いたストラップです・・。せっかく頂いたこのストラップを何に付けようかと先週から考えているところなのですが、今のところ本棚の上に置いてある状態が続いています・・・。






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さすが・・デンマーク海軍

2009年03月23日 | インポート
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今日でお彼岸も終わりですね・・。まだお墓参りに行っていなかった私は、午後からの打合せに行く途中、慌ただしくお墓参りを済ませて来ました。(自営業なもので、ちょっと融通をきかせて・・。)、お墓の近くには大きな白木蓮の木があって、先週からの暖かい天候のせいか、もうすっかり満開になっていました・・。(右の画像)

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先日の新聞にソマリア沖の海賊に対する監視警戒を続けるデンマーク海軍フリゲート艦での艦上生活を取材した記事が載っていました・・。それで、フリゲート艦内の食堂の写真が掲載されていたのを見て、さすがデンマーク海軍だな・・と思ってしまいました。食堂には、北欧家具らしきテーブルとチェア、そして各テーブルの照明にはルイスポールセンのPH5プラスがさり気なく使われているではありませんか・・。(ルイスポールセンは、世界的に有名なデンマークの照明ブランドです。)

ちなみに、チーズやハム、牛乳など酪農国の必須食品は母国から寄港地に空輸し、生野菜と共に約3週間ごとに積み込まれるとの事・・。礼拝も甲板で行われいて、休憩所の大型テレビでは、インターネットで入手した母国のニュースが流れ、夜には映画も上映されるんだそうです。「ここは、デンマークだよ・・。」とくつろぐ隊員のコメントも載っていました。過酷な任務に集中するためには、艦内では安定した生活が必要なのだそうです・・。

という事は・・、ソマリア沖で警護活動する海上自衛隊の護衛艦の食堂などは、どのようになっているのでしょうね・・?、くつろげるように、料亭のような座敷があって、そこには坪庭などもあったりするのでしょうかね・・。
(そんなワケないですよね?、いや実はそうだったりして・・・。)




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SAINENJI-プロジェクト その2

2009年03月20日 | 建築
以前からお話している「SAINENJI-プロジェクト」(お寺の庫裏の建替工事です。)も、今週から屋根工事の一部が始まりました・・・。SAINENJI-プロジェクトでは、屋根の腰葺きや霧除け庇の部分にチタン亜鉛合金を使っています。
チタン亜鉛合金は、純度99.995%の高品位電解亜鉛をベースに少量のチタニウム、銅、アルミニウムなどから成り立っており、外部環境に対して強固な不動態被膜(パティナ層)で守られている非常に耐久性の高い金属板です。また、経年変化によって色調が変化し、独特の風合いを楽しむ事ができます・・。

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私がチタン亜鉛合金を使うのは、今回で3物件目になります。今までに使った2物件は共に板金職人のMさんに工事を担当してもらっていました・・。Mさんは、腕のいい板金職人さんで、私が難易度の高い納まりをお願いしても、嫌な顔もせずにやってのけてくれます。
なので当然、今回も私の現場にはMさんに来て欲しいと屋根工事の専門業者さんにお願いしてMさんに来てもらっています・・。それで今週の月曜日に、久しぶりにMさんと再会する事ができて、Mさんに「清水さん、お元気でしたか?」と挨拶されて、「その河内弁を聞けて嬉しいわ・・。」(Mさんは、バリバリの河内弁です。)とお互いに再会を喜んでいました。

それから、一番最初にMさんに屋根工事をしてもらった住宅のお施主さんが、今でもMさんのことを憶えられていて、この前もそのお施主さんと会ったときにMさんの話が出ていた事をMさんに話したら、「また、あそこらへんに行ったら、1回お施主さんのところへ顔を出しに行きますわ。」と言ってくれていました・・。

という事で、さっそくいつものように、「この出隅の部分をこういう風に葺いてほしいのやけど、できるかな・・?」と難しい相談をお願いしている私でした・・。(久しぶりに屋根に上がったので、普段使わない筋肉を使ったせいか・・次の日は体中が筋肉痛になっていましたけどね・・・。)






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写真展

2009年03月17日 | アート・文化
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今日は、京セラ コンタックスサロン京都で開催されていた写真家の西岡伸太さんと西岡千春さんの「二人展」と題した写真展に行って来ました・・・。意外な事に、今回初めて親子二人で写真展を開催されたそうです。息子さんである千春さんは、以前からもこのブログで紹介していますが、私がよく建物の完成写真を撮影してもらっている方です。(そう言えば、年賀状も毎年作ってもらっています・・。)

今回の写真展は、先週の木曜日から始まって今日が最終日でした・・。最近、現場打合せなどが続いて、なかなか行くタイミングがなかったのですが、今日(最終日)にようやく時間を無理やりつくって何とか行く事ができました。

それで、お父さんの伸太さんの作品は、「時が過ぎ行く・・今」というタイトルで、田舎の港町にある何気ない被写体が独自の鋭い視点で捉えられていました・・。昨年、他の写真展で伸太さんの作品を観たときもそうでしたが、人を惹きつける力があるというか作品に貫録みたいなものがあって、鑑賞していると・・どこか懐かしいようなホッとするものがあって、それでいて脱力感(気だるさ)みたいなものも感じられて、不思議な気持ちにさせられます・・。それが作品の力なのでしょうね。

千春さんの作品は、「・岩と水・」というタイトルで、湖南アルプスの風化した花崗岩と清流が題材になっていました・・。私が今までに観た作風とは違って、とても癒やされるというか千春さんの人柄が感じとれる作品になっていましたね。(やはり、齢を重ねるとああいう味が出てくるのかな・・。)、私も特にいいな・・と思う作品がありましたからね・・。
ちなみに、今回の千春さんの作品をとても気に入ってくださった人がおられて、全作品を買取られたそうですよ。(何となく、その人の気持ちも分かるような気がしますね・・・。)









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馬酔木(アセビ)

2009年03月14日 | 季節の花
先日は、修学院離宮に行って来たお話をしましたが、離宮内(特に上離宮)では、馬酔木(あせび)が多く咲いていました・・・。
馬酔木は、早春になると枝先に複総状の花序を垂らし、多くの壺状の花を咲かせます。花の色は白とうす紅色があるそうですが、離宮内に咲いていたのは白色の花だけだったと思いますし、実際に私は白い花しか見た事がありません・・。(画像は、先日撮影した上離宮内の馬酔木です。)

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馬酔木は、小さな壺状の花が連なって垂れ下がり、とても可愛いのですが、実は有毒成分グラヤノトキシンⅠを含む有毒植物で、葉を煎じて殺虫剤にしたりします・・。漢字の「馬酔木」の由来は、馬が葉を食べれば足が痺れて酔ったようになるところから付けられた名前だと言われています。

なので、多くの草食動物は食べるのを避け、食べ残されます。例えば、奈良公園では鹿が他の木を食べ、この木を食べないために馬酔木が相対的に多くなっているそうです・・。つまり、馬酔木がやたら多い地域は、草食獣による食害が多い可能性が高いという事になりますね・・。
修学院離宮でも馬酔木が多く植えられているのは、鹿などの草食獣が庭木を食べて庭園を荒らさないように意図的に植えられているようです。もちろん、可愛い花を咲かせますから観賞用という目的もあると思います。

馬酔木は、庭園樹、公園樹として好んで植栽されているほか、花もの盆栽としても利用されています。私の散歩コースである皇子が丘公園にも馬酔木が多くありますからね・・。

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そうそう、皇子が丘公園と言えば、今日もいつものように散歩をしていたら、小川でイシガメを見つけました。(左の画像です。)、先日から暖かい日が続いていたので、冬眠から目覚めたようですが、今日は結構寒かったので、まだまだ小川の水は冷たそうでしたね・・。
イシガメくんもきっと、「しまった・・もう少し冬眠しておけば・・」と思っているのでしょうね・・・。






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再び、修学院離宮へ

2009年03月12日 | 建築
先日、昨年の秋に引続き再び修学院離宮に行って来ました・・・。前回行ったときも、記事で紹介しましたが、現在工事中の「SAINENJI-プロジェクト」でアプローチや玄関土間に「一二三石(ひふみいし)」を採用しているので、今回は現場監督さんと実際に工事を担当してくれる左官屋さんといっしょに隣雲亭の一二三石を見学に行って来たワケです。

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一二三石は、たたきの土間に大小さまざまな大きさの鴨川石(赤と黒)が、一つ、二つ、三つとちりばめて埋め込まれています。
本来のたたき仕上げは、表面が滑らかな感じに仕上がっているのですが、現在の隣雲亭の一二三石のたたきは、表面に砂や小石が剥き出しになっていて、まるで洗い出しにしたか・・ブラシで掻き出しにしたかのようなテクスチャーになっています。
ガイドの方の話では、もともとは綺麗なたたき仕上げだったのが、一般参観するようになって特に一時期女性のヒールで削られて傷みがひどくなって現在のようになったとか・・・。(なんという事をするんやって・・!)
それでも、建物の縁の部分をよく見ると本来のたたき仕上げの面影が残っているところがあります・・。

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それで、いっしょに行った左官屋さんに「どう、これと同じようにできる・・?」と尋ねたところ、たたき仕上げに黒い石(正確には、青みがかった黒い石です。)を一つ、二つ、三つと埋め込んでいくことは可能ですが、問題は赤い石(正確には、あずき色の石です。)が手に入らないという事でした・・。
鴨川石は、現在では採取禁止になっている筈なので、入手しにくいとは思っていました。左官屋さんに類似品でもいいので、赤い鴨川石に近い石を探しておいてほしいと頼んでおいたのですが、なかなか難しそうな感じでした・・。

そう言えば、黒い石を埋め込んで一二三石を模倣しているのを見た事がありますが、赤い石を使っているのは見た事ないですからね・・。そう思うと余計に赤い石を使いたくなってくるのが心情というものです・・。
こうなると、左官屋さんが赤い石を探し出してくれる事を祈るだけですが、ダメなら最後は海外にでも類似品を探しに行ってもらうしかないかな・・?(世界のどこかにならあるでしょ、たぶん・・・。)






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初御代桜(ハツミヨザクラ)

2009年03月07日 | 季節の花
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皇子が丘公園の初御代桜(ハツミヨザクラ)が5分咲きぐらいになっています・・・。
初御代桜は、彼岸桜の一種で寒緋桜(カンヒザクラ)に啓翁桜(ケイオウザクラ)を交配させて誕生した早咲きの品種です。花は一重咲きで淡い紅紫色をしています。分枝が多く切花に適しているんだそうです・・。

画像は、今日散歩しているときに撮影したものです。昨年より10日ぐらい早いペースで咲き出しているようですね。今日は土曜日という事もあり、天気も良かったので、すでに何組かの人たちが一足早い花見をしようと陣取っていました・・。

私も天気がいいので、初御代桜を見物しようといつもより早い時間帯に散歩に出掛けたのはいいのですが、相変わらず花粉症がひどくて鼻水ズルズル状態で散歩していました・・。
今日で5分咲きぐらいですから、この様子だと来週末ぐらいがちょうどいい見ごろになるではないでしょうか・・。(たぶん・・?、ですけど・・・。)



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伏見稲荷大社 「松の下屋庭園」

2009年03月04日 | アート・文化
一昨日になりますが、親友のOさん(建築構造設計事務所を主宰)と伏見稲荷大社詣りに行って来ました・・・。毎年恒例になっている初午詣りなのですが、今年も昨年に続き2月の初午にお詣りに行けなかったので、旧暦の初午に当たる一昨日にお詣りに行って来た次第です・・。

いつものように、お詣りをして、おみくじを引いて、商売繁盛のお札を買って・・帰ろうとしたところ、「松の下屋庭園」のお茶屋が特別公開しているという案内掲示が目に入り、Oさんと二人で行ってみようか・・という事になって、ちょっと寄り道をして見学して来ました。

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「松の下屋庭園」は、重要文化財のお茶屋と旧稲荷大社秦姓祠官松本家の居宅の跡である松の下屋(したや)と茶室瑞芳軒を配した小じんまりとした回遊式庭園になっています・・。
重文のお茶屋は、御所の古御殿の一部を移築したもので、書院造りから数奇屋造り化していく過程が見られる貴重な遺構の1つです。菱形格子の欄間や釘隠しなど数奇屋造りの意匠がとり入れられているのが特徴なのですが、私は1本、2本、3本となった3種類の組子を使った障子にとても興味がありました。(機会があれば、どこかの建物で使ってみようかな・・。)

あと、松の下屋では、棟方志功筆の襖絵「御牡丹図(おんぼたんず)」、「御鷹図(おんたかず)」などが特別に襖にはめられていて、数奇屋造り風の松の下屋によく合っていました。こういうのもある種の侘びを感じるものですね・・。
それから、松の下屋で初めて横引き式の雪見障子を見ました。普通、雪見障子は摺り上げ式ですからね・・。(ちょっとびっくりしたというか、新しい発見です。)、それ以外にも、興味深い部位がたくさんあって、いい勉強(収獲)になりました・・。ちなみに、この特別公開は3月18日までだそうです。

で、伏見稲荷大社にお詣りしたのだから、昨年同様おいなりさん(いなり寿司)を食べて帰らなあかんな・・という事になって、回転寿司に行ったところ、なんとその回転寿司チェーン店には、いなり寿司がメニューにありませんでした。(昨年とは違う回転寿司チェーン店に行ったので・・。)、という事で、その日は結局いなり寿司を食べずに帰ってくる事になってしまったワケです。
来年から、伏見稲荷詣りに行った帰りには、その回転寿司チェーン店に行かないようにしないといけませんね・・・。




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スタディ模型

2009年03月01日 | 建築
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昨日は、後輩のI君(大学の建築学科の後輩です。)といっしよに計画中の建物のスタディ模型を作っていました・・・。I君とは、しばらく会っていなかった事もあって、「久しぶりだから遊びに来ないか・・?」と誘ったところ、「土曜日ならいいですよ。」という事だったので、「それなら、来たついでにいっしょにスタディ模型でも作らないか?」と言ったところ、「いいですね。」という事になって、いろいろな話をしながら模型を作っていました・・。

スタディ模型は、プレゼン用の模型とは違って(併用する事もありますが・・)、いろいろな目的に応じて作られます。私の場合は、計画した建物を立体的に組み立てる事によって、ボリュームの確認やデザイン的なバランスの検討などを行います・・。

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また、周囲の建物や地形までを作り込んで、計画している建物と周辺環境との調和関係や周辺建物とのバランス(実際、その場所に計画建物を建てるとどのように見えるのか、周りの景観がどうのように変わるのか・・。)などをいろいろとスタディする事もあります・・。

それで昨日は、I君とスタディ模型を作りながら、「ここどう思う・・?、この庇ずっとこっちまであった方がええかな・・。」とか、「その屋根納まるよな・・。」とか、「これで高さのバランスおかしくないよな・・。」などなどと、「あーでもない、こーでもない」と言って(関係ない話もしていましたが・・)、楽しんでいました。実際、こういう風にいろいろスタディしている段階が一番楽しいものなのです・・。

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それから夕方近くになって、現在工事中の「SAINENJI-プロジェクト」の現場にI君といっしょに行って、実際に出来上がってきている建物の軒の出とケラバの出のバランスについて、気付いた事を一頻り話し込んで帰って来ました・・。

そう言えば、日曜日だというのに、「晴れている間に少しでも仕事を進めておかんと・・。」と言って、大工さん総動員で今日も「SAINENJI-プロジェクト」の現場は仕事をしていてくれましたね・・。
(大工さんたち、どうもご苦労さまでした・・・。)







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