一国の国産拠点 一国オート からのお知らせです。

横浜のバイクショップ 一国オート からのお知らせを発信しますので、お見逃し無くよろしくお願いします。

車検整備、、、バルブクリアランス。  暖機運転。

2016年10月26日 | 修理

 

 

 

キャブレターをオーバーホール中に、、、

 

 

ここも点検してみました。。。

 

 

 

 

バルブクリアランス。

 

 

バルブクリアランスが狂っていると、、、

 

 

たとえば、、、

 

 

クリアランスが大きいと、、、カチカチ、、、ガチャガチャ、、、異音が出たり、カムやロッカーアーム、バルブなどの部品が摩耗が激しくなったり、、、破壊に繋がる事もあります。

 

 

クリアランスが小さいと、、、エンジンが不調だったり、、、圧縮漏れに繋がり、、、エンジンが停止したり、かからなかったりする事があります。

 

 

クリアランスがゼロやマイナスでは、、、圧縮漏れをしてかからないですね。。。

 

 

ですので、、重要な調整ですね。

 

 

 

 

 

 

 

まず、、、はじめに、、、

 

 

スパークプラグを外します。

 

 

このエンジンの場合、、、

 

 

 

 

フロントタイヤの直後にプラグが配置されていますので、、、

 

 

いきなりプラグを外すのではなく、、、

 

 

 

 

エアーガンで掃除をしてから外します。

 

 

 

 

エンジンの中に、、、砂や石、ゴミなどが入ると、、、不調や破壊の原因になりますので、、、

 

 

 

 

 

プラグが外れると、、、

 

 

 

 

クランクシャフトが簡単に回せます、、、

 

 

 

 

 

タイミングホールの合わせマークを見ながら、、、上死点を出して、、、

 

 

 

 

 

 

バルブクリアランスの調整をします。

 

 

 

 

 

このエンジン、、、排気バルブに、、、デコンプが装着されていますので、、、デコンプをカットする為に、、、クランクをゆっくり正回転で回して、、、上死点を過ぎるまで回し、、、そこから逆回転で上死点に戻すと、、、デコンプのカットが出来、バルブクリアランスを調整できます。

 

 

で、、、調整前の計測では、、、

 

 

左exバルブ  0.17mm  右exバルブ  0.19mm

左inバルブ  0.13mm  右inバルブ  0.23mm

 

 

でした。

 

 

マニュアル値は  exバルブ  0.12mm  inバルブ  0.10mm

 

 

ですので、、、クリアランスは全体に大きくなっていますね。。。

 

 

このエンジンは、、、RFVC  という特殊なバルブ機構をしていて、、、半球型燃焼室にする為に、、、4本のバルブを放射状に配置するのですが、、、その為に1本のバルブにロッカーアームが2本も使っている! ので、、、稼動部、摺動部が多く、、、クリアランスが大きくなりやすいのかもしれません。。。

 

 

点検は重要ですね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、4本ともマニュアル値に調整しました。。。

 

 

この600、、、バルブクリアランスの調整の手間は、、、簡単な部類で、、、モンキーの横型エンジン プラスα くらいで点検&調整ができますので、、、まめに手をかけてやると、、、快調を保てると思います。。。

 

 

今回はタンクを外し、キャブのオーバーホールをしていますので、、ついで、、、です。

 

 

ついで、、、と言ってしまいましたが、、、老メカはメカ好き、オフロード好きですので、、、つい、、、開けて、、、見たくなって、、、しまいますね。。。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

 

バルブクリアランスが狂っていると、、、

たとえば、、、クリアランスが大きいと、、、設計された馬力を出す為のカムシャフトの作用角を実現できないので、非力だったり。。。

 

 

エンジンを始動すると、、、徐々にエンジンが温まってきて、、、全体にエンジンが温まります。。。

そして、、、

エンジンの部品、、、金属やプラスチック、ゴムなどの部品は、、、温度が上昇すると、、、延びはじめます。

エンジン全体が温まった時に、、、各部の部品は最適な大きさに延び、、、エンジン各部の部品が最適な働きが出来るように設計されています。

 

 

始動の直後に走行をすると、、、一番初めに金属が延びるのは、、、排気バルブのステムなんだそうです。。。

排気バルブのステムが延びると、、、バルブクリアランスは、、、小さくなりますね。

さらに、、、調整が狂っていて、バルブクリアランスが小さい場合には、、、もっと小さいクリアランスになってしまいます。

そんな時に、、、エンジンが止まってしまう、、、事もあるんです。

ゆっくり暖機運転をしてから走行をすれば、トラブルも少なく、エンジンの寿命も違ってくるはずです。

 

 

 

なので、、、暖気運転が重要なんですが、、、

 

 

 

ブログの2016.09.23の記事ですが、、、

 

暖気運転 励行をお願いします。 という題で書かせていただいていますが、、、

↓ をクリックしていただけると、見ることができます。

http://blog.goo.ne.jp/ichikokuath/e/cadb51c5bb4cd4b1983fad1223e39eb1

 

すべてのバイク、クルマに言える事だと思います。

 

 

 

暖機運転、、、そんなに手間ではありません。

 

エンジンを始動してから、、、ヘルメットやグローブ、ジャケットなどの身だしなみを整えたり、、、

バイクに乗る為に必要な、、、日常点検、、、をしていただいている間に、、、暖機運転が出来てしまうんですよ。

 

ヘッドライトやウインカー、ストップ&テールランプの点灯を確認したり、、、ブレーキやタイヤの異常を点検したり、、、というのが、、、日常点検です。

 

このくらいの点検は最低していただき、、、そして暖気が終わったエンジンで走り始める!  と、毎日快調に安全にバイクを乗っていただけると思いますので、、、お願いします。

 

 

 

 

 

 

  

 

本日水曜日は定休日になります。

 

 

 


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