最近楽しみな番組があります。
NHKの朝の連ドラ”ひよっこ”です。
舞台は昭和39年の東京、ヒロインが集団就職でトランジスターラジオを作ってる工場で
働き、寮生活をしているのですが、それが自分と重なりとてもとても懐かしいんですよ!!
私はこのドラマの子達より若いので、上京したのは昭和43年の春でした。
私も学校の寮に入り一部屋に6人で過ごし、このドラマみたいにお風呂は皆で銭湯に行きました
私の記憶ではその時銭湯代は33円だったと思います。
国鉄の初乗り料金は15円?ラーメンは70~80円位と記憶してます。
楽しみは、新宿にあった歌声喫茶”ともしび”に行き皆で何時間も歌い
ドラマの様にあの頃は、ロシア民謡をよく歌ってました。
それから、フォークブームでもありそういう歌や当時ベトナム戦争が激しい時だったので
”反戦歌”も覚えました。学生運動も真っ盛りの頃だったので皆でこういう一体になる事が
気持ちが高揚し楽しかったんですよ!!
今のカラオケと違い、伴奏は主にピアノとアコーディオンの生伴奏でリーダーと言う人がいて
ワンステージ45分位をその人のリードで歌うのです。
あの”旅立ちの歌”で有名になった上条恒彦さんがそこでリーダーとしていたんですよ!!
そこで生で聞いた”黒人のワークソング”が迫力があり忘れられません。
ほんとによく通いました。
昭和43年秋の”国際反戦デー”の大きなデモにも遭遇したし、
あの3億円事件当日、寮の先輩が勤めてた幼稚園の近くだったらしく
寮に帰るなり、大変な事件があったのよと聞いたのを覚えてます。
それがあの歴史に残る3億円事件だったんです!!
ドラマの様にそれぞれの家族が色んな物を送ってくれてそういう時は分け合って食べたものでした。
当時回るお寿司が出来た頃で先輩に連れて行って貰ったな~、1皿50円でした!!
そして私達の寮にはTVなんかなくて皆ラジオが楽しみでした。
私の父が当時ドラマに出て来る様なトランジスターラジオを持っていたのですが、
私が上京する時にその父のラジオを私に楽しみがないだろうからと持たせてくれたんです。
そのラジオのお蔭で当時のオールナイトニッポン”等の深夜放送を聞いてたな~~
今ドラマを見てると、私の一番輝いていた青春が思い出されて当時の寮仲間やボーイフレンド達の顔が
浮かんで来てとても懐かしく良い時代を過ごさせてくれた両親に改めて感謝です。
これが、私の寮の仲間です。
月に1回全員参加の大掃除があり、その後ショートケーキを食べるのが楽しみで
苺ショート、モンブランも上京して初めて食べたケーキでした。
この写真はその大掃除の後だと思います。
この中の先輩のお兄さんが東京農大に行ってたので、その農大の人達と合同コンパもしたな~
明治神宮の芝生広場でしたのをよく覚えてます。
なんか健康的で当時もわー青春してるな~~って、思ったわ。
寮と言っても普通の民家を一軒借りていたのです。高円寺南にありましたが、都会の家とは思えない
懐かしい木造住宅でしたよ。
この写真の皆もよいおばあちゃんになってるんだろうな~
毎朝ドラマを見て当時を懐かしんでる最近の私です。
そして今日は
料理教室でした。
ふきご飯、白身魚の甘酢あんかけ、苺大福です。
今日も美味しゅうございました。