ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

23日のアジア株は韓国とフィリピンが5%を超える続落、台湾も3%半の続落

2011-09-24 10:12:49 | Weblog
中国・香港株式市場・大引け=続落、ハンセン指数は週間で3年ぶりの大幅な下落 2011年09月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK899351020110923
 23日の中国株式市場は続落して引けた。世界景気の先行きに対する懸念が国内各市場を圧迫し、不動産株とエネルギー株が下げを主導した。
 上海総合指数は一時1.8%下げたが、証券会社などの金融株が反発したことで、引けにかけて下げ幅は縮小。終値は9.898ポイント(0.41%)安の2433.159。週足では2%の下落となった。
 香港株式市場も続落。週間では9.18%安と、2008年10月以来の大幅な下げとなった。
 世界的なリセッション(景気後退)懸念が高まったことでリスク回避姿勢が強まり、特に素材株が売られた。出来高は1カ月以上ぶりの高水準に達した。
 ハンセン指数終値は243.12ポイント(1.36%)安の1万7668.83。
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)は169.61ポイント(1.84%)安の9033.09で終了した。
 素材関連銘柄の下落が目立った。本土系鉄鋼メーカーのCITICパシフィックは5.7%安。米景気が二番底に陥るとの懸念から、投資家はハンセン構成銘柄のうち指数との比較で市場感応度(ベータ値)が高い銘柄を売る動きに出た。
 前日売られたいた不動産銘柄はショートカバーで下値は限定的だった。
 本土系保険会社の香港上場株も大きく下げた。平安保険は商いを伴って6.3%下落。2009年5月以来の安値で引けた。

中国が継続的な投資でできる欧州への支援は限られている 2011年09月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK899339420110923
 中国国家外為管理局(SAFE)の易綱局長は、欧州の債務危機への対応で、中国が同地域への継続的な投資を通じてできる支援は限られているとの見解を示した。ニュース・ポータルサイト、Sina.comが報じた。
 同サイトによると、易局長は、ワシントンでのシンポジウムで語った。
 同局長は、欧州債務問題は、欧州によって解決されるべきだと指摘。
 3兆2000億ドルの外貨準備の一部を利用した中国による投資はいずれも、各国のニーズを考慮することや、欧州中央銀行(ECB)との協調、世界的な金融の枠組みに沿うことなどが必要であるため、複雑になる可能性があるとの見解を示した。
 同局長はまた、中国はユーロと欧州経済の安定を支援しているとあらためて表明した。
 アナリストの試算によると、中国は外貨準備の約4分の1をユーロ資産で保有しており、中国当局者はこれまでに繰り返し、ユーロ圏を支援していると表明してきた。

台湾株式市場・大引け=大幅続落、終値ベースで約2年ぶり安値 2011年09月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK051217120110923
 台湾株式市場は大幅続落し、終値ベースで約2年ぶりの安値で引けた。世界的な景気後退への懸念から、引き続きリスク資産が売られたことが背景。
 加権指数は前日終値比259.28ポイント(3.55%)安の7046.22。
 ビヨンド・アセットマネジメントのマネジングディレクター、マイケル・オン氏によると、加権指数が22日に7148ポイントの下値支持線を割り込んだ後で、次の支持線は6800になる見込み。ただ同氏は、加権指数が来年上半期まで底入れしないとみている。
 業種別では小売・百貨店株指数が5.97%安、セメント株指数が5.75%安と、加権指数の足を特に引っ張った。
 金融・保険株指数は4.12%安、エレクトロニクス株指数は3.46%安。石油・ガス株指数が0.96%安、運輸株指数は1.00%安。

シドニー株式市場・大引け=続落、終値で2年2カ月ぶり安値 2011年09月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK899351420110923
 シドニー株式市場は続落。終値で2年2カ月ぶり安値を更新して引けた。世界的な景気減速を背景とした需要の減少への懸念から、特に鉱業株の下げがきつかった。22日に米ワシントンで開かれた20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議
(G20)は声明で金融市場の安定維持に務める姿勢を強調したが、市場の懸念をほとんど和らげることはなかった。
 S&P/ASX200指数は前日終値比61.7ポイント(1.6%)安の3903.2で終了した。週間では3週連続の下落となる。同指数は午後の取引で一時、前日終値比プラス圏で推移したが、市場がG20声明に失望する中、再びマイナス圏に沈んだ。
 CMCマーケッツのアナリシス責任者、デービッド・ランド氏は「シドニー株式市場はきょう、予想されていたようなひどい値動きにはならなかったが、それでも世界経済に対する懸念度合いを確かに浮き彫りにした」と語った。
 銅相場が1年超ぶりの安値に下げたことを受けて、鉱業株が下落。世界経済への懸念から、投資家がリスク回避に動いた。
 資源大手BHPビリトンは3.0%安、同業リオ・ティントは3.8%安、フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)は9.3%急落した。
普段は安全資産とみなされている産金大手ニュークレスト・マイニングは4.0%安の36.10豪ドル。金先物相場が1カ月ぶりの大幅下落となったことを受けた。
 4大銀行株は株価全般の値動きを上回り、コモンウェルス銀行は0.9%高の43.33豪ドル。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は23日公表した半年次の金融安定性評価報告で、豪州の銀行システムは2008―09年の世界金融危機前よりも良い状況にあるとの認識を示した。

ソウル株式市場・大引け=大幅続落、1年3カ月ぶり安値 2011年09月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK899346620110923
 23日のソウル株式市場は大幅続落し、約1年3カ月ぶりの安値で引けた。世界的な景気低迷をめぐる懸念の高まりを背景に海外投資家が2日連続で売り越した。
 総合株価指数(KOSPI)終値は103.11ポイント(5.73%)安の1697.44。5週間ぶりの大きな下げとなった。
 海外投資家は6761億ウォン(8130万ドル)の売り越し。
 一方、年金基金は1271億ウォンの買い越し。年金基金の買い越しは13営業日連続で、過去6週間で最長となった。
 世界経済の厳しい見通しを受け、景気循環に敏感に反応するセクターの見通しが悪化、石油精製株や造船株が下げを主導した。SKイノベーションは8.5%急落。
GSカルテックスの親会社GSホールディングスは8.2%値下がりした。
 現代重工業は8.1%、大宇造船海洋は10.5%それぞれ下落。
 欧州債務危機と信用危機への懸念の高まりから金融セクターも圧迫された。
 KBフィナンシャル・グループは7.2%安。新韓フィナンシャル・グループは9.1%安。
 一方、携帯電話会社LGUプラスは7.8%高。7営業日連続で上昇した。アナリストによると、同社が近く提供する高速・大容量通信「LTE」規格に対応したスマートフォンへの期待が高まっている。



 23日のアジア株式市場は、一時1.8%下げた上海株式が0.40%強まで下げ幅を縮小(上海総合は0.41%安、上海A株は0.40%安)と戻した他、前日に8.88%安!というとんでもない下落率を記録したインドネシアが取引前半の3.3%安から1.70%高と1日の間で激しく変動して終了したものの、他は総じて冴えず、韓国が5.73%安、フィリピンが5.13%安と5%を超える下落となった他、台湾が3.55%安、オーストラリアASXが1.64%安、香港ハンセンが1.36%安、インドが1.19%安、シンガポールが0.69%安、パキスタンが0.45%安となるなどやはり下落の波は止まらなかったようです。
 とはいえ、インドネシアは終値ベースでは反発したものの今週1週間だけでも10.7%も下げているんですよね…(唖然
 1週間ベースではフィリピンも9.4%、タイも7.3%安となるなど、投資家が換金売りと新興市場からの資金引き上げの双方を急いでいることが目立つのも懸念材料です。




コメントを投稿