市民病院職員、公衆電話などから２６００万円盗む

市民病院職員、公衆電話などから２６００万円盗む　2010年11月6日　読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101106-OYT1T00194.htm
　大津市は５日、市民病院の元職員で市職員課付の北川祐容疑者（５１）（官製談合防止法違反容疑などで逮捕）＝大津市枝＝が２００２～１０年に、病室のテレビ用のプリペイドカード販売機などから現金を盗んでいたと、発表した。
　北川容疑者は「旅行代金や車の購入費などに充て、少なくとも２６００万円を抜き取った」などと説明しているという。市は被害額が把握でき次第、窃盗容疑で告訴する。
　北川容疑者は１０月、同病院の清掃業務の指名競争入札を巡り、予定価格を落札業者に漏らしたなどとして、滋賀県警に逮捕された。
　市によると、北川容疑者は今年３月末まで、病院総務課で院内の施設修理などを担当。販売機や公衆電話などの料金箱の鍵を、職場から持ち出して現金を盗み、市企業局に異動した４月以降も、合鍵を使って院内のコインランドリーから抜き取っていたという。
　ＮＴＴの請求額より、公衆電話からの回収額が少ないことから、９月に犯行が発覚。同容疑者は事実を認め、市に約２４００万円を弁済した。
　市は０８年４月にプリペイドカード販売機などの管理を外部委託するまで、それぞれの機器からの回収金額を記録せず、収支も照合していなかった。
　佐藤賢・副市長は「病院の経理に対するチェック態勢がずさんだった」と陳謝した。




　ん…。この手の横領話は時折聞くものの、通常はもっと早い段階と低い金額（数十万円程度）で横領が発覚しそうなものですが、今回のケースは、勿論横領した容疑者が一番悪いわけですが、8年間も横領の事実に気がつかなかった市民病院の側の管理体制も厳しく問われそうですね…（呆れ
　しかも横領金額は2600円ではなく2600万円！！！　
　市民病院ならば当然公共的役割を負わされ、資金繰りも厳しいことが予想されますが、その一方で多額の横領に長期間気がつかない…（汗
　大津市民も怒り心頭ではないかと思います。