日航、200人整理解雇 31日付「更なる対応困難」 2010年12月9日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/business/update/1209/TKY201012090355.html
会社更生手続き中の日本航空は9日、パイロットと客室乗務員ら約200人を12月31日付で解雇する手続きに入ったと発表した。再延長していた希望退職の募集を9日に締め切ったが、目標の200人に対して応募が40人にとどまったため。ただ、解雇の対象者にも27日までは希望退職の募集を続ける。
解雇の対象者はパイロット約90人、客室乗務員約70人と休職者ら40人で、順次本人に通知する。日航は「最大限の配慮」として、希望退職者とほぼ同様の割増金を用意する。「希望退職の延長などあらゆる施策を講じたが、更なる対応は困難で、やむを得ない」としている。
整理解雇に反対する客室乗務員の一部でつくる労働組合は24、25の両日にストライキを実施する方針。「回避の努力をしたか」といった整理解雇に必要な要件を満たしていないと主張しており、訴訟に発展する可能性もある。
会社更生法の申請に追い込まれた日本航空が大みそか付けで整理解雇を行う手続きに踏み込みました。
それにしても、意味がわからないのが、『整理解雇された場合も、希望退職に応じた場合とほぼ同水準の退職金を支給する』という退職にあたっての条件。
この『ほぼ同水準』がどの程度の差なのかはわかりませんが、格差が少なければ『ダメ元で残留にかける』方ばかりとなってしまい、これでは一向に希望退職に応募する方は集まらないと思うのですが、会社側ももはや希望退職を募集するのは、裁判沙汰になった時に『精一杯の努力はしました』とのポーズを取るための形式的な手順で本気で希望退職募集を募る気がないのかな…とさえ考えてしまいます。
http://www.asahi.com/business/update/1209/TKY201012090355.html
会社更生手続き中の日本航空は9日、パイロットと客室乗務員ら約200人を12月31日付で解雇する手続きに入ったと発表した。再延長していた希望退職の募集を9日に締め切ったが、目標の200人に対して応募が40人にとどまったため。ただ、解雇の対象者にも27日までは希望退職の募集を続ける。
解雇の対象者はパイロット約90人、客室乗務員約70人と休職者ら40人で、順次本人に通知する。日航は「最大限の配慮」として、希望退職者とほぼ同様の割増金を用意する。「希望退職の延長などあらゆる施策を講じたが、更なる対応は困難で、やむを得ない」としている。
整理解雇に反対する客室乗務員の一部でつくる労働組合は24、25の両日にストライキを実施する方針。「回避の努力をしたか」といった整理解雇に必要な要件を満たしていないと主張しており、訴訟に発展する可能性もある。
会社更生法の申請に追い込まれた日本航空が大みそか付けで整理解雇を行う手続きに踏み込みました。
それにしても、意味がわからないのが、『整理解雇された場合も、希望退職に応じた場合とほぼ同水準の退職金を支給する』という退職にあたっての条件。
この『ほぼ同水準』がどの程度の差なのかはわかりませんが、格差が少なければ『ダメ元で残留にかける』方ばかりとなってしまい、これでは一向に希望退職に応募する方は集まらないと思うのですが、会社側ももはや希望退職を募集するのは、裁判沙汰になった時に『精一杯の努力はしました』とのポーズを取るための形式的な手順で本気で希望退職募集を募る気がないのかな…とさえ考えてしまいます。