ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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飲酒運転3児死亡事故、福岡市が今林容疑者を懲戒免職

2006-09-16 09:50:23 | Weblog
飲酒運転3児死亡事故、福岡市が今林容疑者を懲戒免職 2006年9月15日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060915i503.htm?from=main5
 子供3人が犠牲になった福岡市東区の飲酒運転追突事故で、福岡市は15日、業務上過失致死傷容疑などで逮捕された同市市職員今林大(ふとし)容疑者(22)を、懲戒免職処分とした。
 市の規定では、懲戒処分にあたり、本人の言い分を聞かなければならない。市は、今林容疑者と13日に接見できたため、賞罰分限審議会に諮って処分を決定し、15日朝、本人に懲戒免職の辞令を交付した。
 記者会見した同市の井崎進・人事部長は「改めて亡くなった3人の冥福(めいふく)をお祈りし、遺族に謝罪したい。公務員倫理を徹底し、市民の信頼回復に努める」と述べた。
 今林容疑者について福岡県警は14日、酒酔い状態の悪質な運転だったとして、危険運転致死傷容疑などに切り替え、関係書類を福岡地検に送付している。


 で、この飲酒運転問題の元締め?ともいえる存在の今林容疑者は、予想通りと言えばそれまでですが、懲戒免職になりました。
 ちなみに福岡市は13日に、飲酒運転をした職員は免職か停職、運転をすると知りながら酒を勧め、提供した職員も同様に免職か停職。飲酒運転で事故には至っていない場合も、酒酔い、酒気帯び運転ともに免職とし、特段の理由があった場合に限り停職にとどめる方針を打ち出しています。

相次ぐ飲酒運転事故 大分、宮城、神奈川

2006-09-16 09:45:25 | Weblog
相次ぐ飲酒運転事故 大分、宮城、神奈川 2006年9月15日 産経
http://www.sankei.co.jp/news/060914/sha041.htm
 飲酒運転によるひき逃げや追突事故が後を絶たない。
 14日午前0時ごろ、大分市一木の市道交差点で、県警交通機動隊の巡査長(29)から職務質問を受けた男が、乗っていた多目的レジャー車(RV)を急発進。運転席の窓枠につかまった巡査長を約20メートル引きずり、逃走した。巡査長は頭や腕などに約1週間のけがを負った。
 男は約2時間後に現場から約1キロ離れた空き地でみつかり、大分県警は道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕した。捕まったのは、大分県杵築市南杵築、配管工、神田尚容疑者(26)。呼気1リットル当たり0.57ミリグラムのアルコールが検出されたほか、「酒を飲んだのがばれると思い逃走した」と供述しており、飲酒運転でも追及する。
 また、宮城県警は14日までに、業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、宮城県登米市中田町、病院事務職員、泉友介容疑者(42)を逮捕した。
 調べでは、泉容疑者は13日未明、車で気仙沼市内を走行中、横断していた同市内の無職男性(80)をはね、そのまま逃げた疑い。男性は軽傷。「飲食店2軒をはしごして酒を飲んだ後、食事に行く途中だった。怖くなって逃げた」と供述している。
 神奈川県秦野市では、飲酒運転で追突事故を起こした会社員の女(39)が業務上過失傷害の疑い、同乗していた同県秦野市の会社員の男(37)も酒気帯び運転幇助(ほうじょ)の疑いで、それぞれ書類送検された。2人は「事故を起こさなければ、少しぐらい飲んでも大丈夫だと思っていた」と供述しているという。


 本来なら事件の一つ一つがタイトルをつけて報道されるべきニュースなのに、あまりにも飲酒運転事故が多いせいか、最近はこの記事のように、飲酒運転事故をまるで、夏の休日の海の事故のようにまとめて報道するようになってきましたね。
 それにしても日本人のお酒と事故にかかる意識はあまりにも甘いですね…。誰も好き好んで交通事故を起こす人なんていませんし、「事故を起こさなければ、少しぐらい飲んでも大丈夫だと思っていた」は自分自身を過信している方々を代表するような言い訳かと思います。
 追突事故だって、先日の21台が絡む多重衝突事故のように死者が多数出ることもありますし、追突された運転手がむちうち症になれば、その人に対する休業保障も必要、道路からはみ出て歩道に乗り上げて人をひき殺したり重度の障害を残すようなケガを負わせれば○億円レベルでの損害賠償金の支払い義務と交通刑務所への入所。罪の重さを全く理解していないとしか思えません。

小山市民をバカにしているの? 酒気帯びで捕まった議員が続投発言

2006-09-16 09:35:39 | Weblog
酒気帯び 角田市議「議員続ける」小山署が書類送検 2006年9月15日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news003.htm
 小山市の角田良博市議(57)が酒気帯び運転で交通事故を起こした問題で、小山署は14日、角田市議を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで小山区検に書類送検した。角田市議は同日、読売新聞の取材に対し、引き続き市議を続ける意向を明らかにした。
 調べによると、角田市議は3日夕、自宅で焼酎の水割り2~3杯を飲み、同日午後11時20分ごろ、小山市喜沢の国道4号で酒気帯びで乗用車を運転した疑い。
 角田市議は、バイクを避けようとして急ハンドルを切り、車は横転。同署員の呼気検査で、酒気帯び運転の基準0・15ミリ・グラムを大幅に超える、呼気1リットル中0・5ミリ・グラムのアルコールが検知された。
 進退について角田市議は取材に対し、「小山広域保健衛生組合議会の議長を辞任することで責任は取っており、議会も了承しているので、市議は続ける。当時、正常な判断はできる状態だった。酒を飲んでいなくても、同じ状況なら間違いなく事故を起こしていたと思う」などと話した。


 アルコール濃度0.5ミリグラムというと、昏睡期にとうに突入している段階で、そんな状況で正常な運転などできるはずがありませんし、『酒を飲んでいなくても、同じ状況なら間違いなく事故を起こしていたと思う』発言は、選挙で支持してくれた市民をバカにしているとしか思えません。
 この容疑者 既に市議会に就任して4期目に入るようですし、そこまでして市議会議員の肩書きを失いたくないのでしょうか?
 いずれ市民団体が角田容疑者の市議としての辞任を求める運動を起こすと思いますが、その前に自らが責任を取ってケジメをつけて欲しかったですね。

飲酒運転の法改正へ、酒類提供に罰則新設

2006-09-16 09:28:59 | Weblog
飲酒運転の法改正へ、酒類提供に罰則新設 2006年9月14日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060914it04.htm
 飲酒運転による重大事故が相次いでいることを受け、警察庁は、運転手にアルコールを提供した人にも罰則を科す規定を道路交通法に新設する方針を固めた。
 同法には、アルコールを提供してはいけないという条文はあるものの罰則がなかった。
 同庁では、飲酒運転に甘い現状を変えるため、運転者だけでなく、周囲にも厳しく責任を問う姿勢を打ち出す。さらに、道交法違反(ひき逃げ)の懲役刑についても、現行5年以下から10年以下に引き上げる。いずれも、来年の法改正を検討する。
 同法65条は、飲酒運転を禁じるとともに、「何人も飲酒運転するおそれがある者に酒類を提供したり、飲酒をすすめてはならない」と規定している。しかし、この条文には罰則に関する規定はなかった。
 このため、飲食店などが飲酒運転をするのを知りながら酒を勧めたり、飲酒した知人に車を貸したりした場合には、刑法のほう助罪を適用。飲酒した人をそそのかして運転させた場合には、同法の教唆容疑で摘発してきた。
 2001年から02年にかけて、危険運転致死傷罪が創設されたり、飲酒運転の罰金が大幅に引き上げられたりするなど、飲酒運転に対する罰則が強化されて以降、ほう助、教唆容疑での摘発も積極的に行っており、同庁によると、02~05年の4年間に、ほう助容疑で690件、教唆容疑で91件が摘発されている。
 しかし、これらの捜査は関係者の供述が中心になるため、飲食店側などに「飲酒運転するとは思っていなかった」などと主張されると、立証するのは難しい。さらに、ほう助容疑は従犯であるため、大半が罰金処分で済んでいる。提供に罰則が付けば、提供者が否認しても、運転者に飲酒のおそれがあったことが認められ、提供の事実さえあれば立件できる。(以降省略)


 いくら運転手にはアルコールを提供してはいけないという法律の規定があっても罰則がないのでは、努力義務規定程度の効果しか期待できません(お店の人間の良心に任せるしかない)し、罰則規定の追加は当然かと思います。
 とはいえ、どの段階をもって『飲酒運転の疑いあり』とするかは中々難しい問題でしょうね。一例をあげれば、車がないと生活が著しく不便な郊外のレストランに男(女性でも構いませんが…)が1人入店してきて、ビールを注文したり、吐く息が酒臭ければ、『飲酒運転の疑いあり』と判断することもできると思いますが、5人くらいの団体客が来たら、誰が飲まないかなんていちいちお店の人間が監視することもできないでしょうし、そのあたりの基準をどう作っていくのか、結局のところ、常連客で日頃の言動を見て怪しいと思われる客に、冗談まじりに確認するくらいのことしかできないと思うのですが…。

ひき逃げ厳罰化「来年の通常国会に提案」・警察庁長官

2006-09-16 09:23:04 | Weblog
ひき逃げ厳罰化「来年の通常国会に提案」・警察庁長官 2006年9月14日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060914AT1G1403214092006.html
 漆間巌・警察庁長官は14日の記者会見で、ひき逃げの厳罰化について「来年の通常国会に(道交法の)改正法案を提案する方向で検討を進めている」と述べた。
 ひき逃げの罰則は2002年6月施行の改正道交法で「3年以下の懲役または20万円以下の罰金」から「5年以下の懲役または50万円以下の罰金」に引き上げられた。しかし、ひき逃げの件数は過去10年間増加傾向で、同長官は「罰則を強化する方向で検討すべきだ」としている。
 飲酒運転の発覚を逃れるためのひき逃げが多発していると見られ、同長官は「飲酒運転は、するのもさせるのもダメだという意識を定着させるべきだ」と指摘。運転者だけでなく、同乗者や酒を提供する店なども含めて、飲酒運転抑止対策を進める考えを示した。


 ひき逃げの全てが飲酒運転絡みだとは思えませんが、お酒が入って事故をおこせば、免許剥奪が原則なため、勤め先の処分を恐れ(運転手だと、仮に解雇されなくても事務方に回され(諸手当や残業がなくなり)お給料や賞与が大幅にダウンする可能性があります)逃げ出すケースは確かに少なくないと思いますし、最高刑でも「5年以下の懲役または50万円以下の罰金」では、仮に被害者の生命に別状がなくても罪の重さに刑の重さがついていっていないと思います。
 警察庁長官の「飲酒運転は、するのもさせるのもダメだという意識を定着させるべきだ」という意見は全くその通りかと思いますし、これを期に飲酒に関する法律の厳格化と意識の改革を両面で進めていく必要性が高いのではないかと、個人的には考えています。

無免許・酒気帯び・信号無視の被告に求刑上回る判決

2006-09-16 09:16:29 | Weblog
無免許・酒気帯び・信号無視の被告に求刑上回る判決 2006年9月14日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060913it13.htm
 大阪市阿倍野区で今年5月、自宅で飲酒後、無免許で乗用車を運転し、信号無視をしたとして道交法違反罪に問われた同市内の会社役員の男(37)の判決公判が大阪地裁であり、杉田宗久裁判官が「常習的な犯行で悪質」として、懲役1年、執行猶予5年(求刑・懲役8月、罰金9000円)を言い渡していたことが、13日わかった。
 検察側の求刑を上回る判決は異例。
 判決によると、男は5月19日午前4時15分ごろ、運転免許が失効しているのに、乗用車を酒気帯び運転したうえ、同区の府道交差点で信号無視をした。
 杉田裁判官は判決で「被告は自宅で酒を飲んで妻とけんかをし、さらに酒を飲むため乗用車を運転し、蛇行運転や信号無視をしており、極めて危険。2003年6月と05年5月にも酒気帯び運転で罰金を受けている」と量刑理由を述べた。


 求刑を上回る判決といっても、懲役1年・執行猶予5年ですから、元々の求刑が甘すぎたのでは…という見方もできそうですね。
 運転免許が失効しているのに、運転する事自体無謀ですが、さらに酒が入り信号無視までして、よく事故が起こらなかったものだと思います。
 個人的には、飲酒運転の常習者ならこれでも量刑は甘いと思います。

飲酒運転防止の車、開発へ 日産、死亡事故多発で

2006-09-16 09:11:22 | Weblog
飲酒運転防止の車、開発へ 日産、死亡事故多発で 2006年9月13日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006091300026&genre=B1&area=Z10
 飲んだら車は動きません-。日産自動車が、運転者の呼気からアルコールが検知されるとエンジンが始動しないなど、飲酒運転の防止装置を搭載した自動車の開発に乗り出すことが13日、明らかになった。飲酒運転死亡事故が多発している現状を踏まえ、自動車メーカー側にも飲酒運転を予防する努力が必要と判断した。
 国内の自動車各社は、これまで衝突時の車の安全対策に関する研究開発には力を入れてきた。しかし飲酒運転防止策は、ほぼ手付かずの状態。危険運転致死傷罪が2001年に新設されるなど、世論は飲酒運転を厳しく受け止めており、他のメーカーも本格導入に取り組むことになりそうだ。


 海外などでは、運転する前に息を吹きかけてアルコール濃度がないことを確認できなければエンジンがかからない車が普及していますが、日本の場合はコスト削減意識の方が強く、安全対策は軽視されてきたのか、こういった車は普及してきませんでした。
 日産がやる以上、トヨタやホンダもこの動きに追従するでしょうし、そうなると政府としても、一定の猶予期間を経て新車にはこれらの安全装置の装着が義務付けられるということになるかもしれませんね。車を購入する個人には車体の値段アップという負担増を強いられる形になりますが、モラルの低い方が平気で飲酒運転事故を起こす現実を見ていると、エアバッグ同様、車に乗る方なら当然負担する社会的コストとなるのかもしれません。

別れ話、47歳ひき殺した30歳女に懲役10年判決

2006-09-16 09:03:33 | Weblog
別れ話、47歳ひき殺した30歳女に懲役10年判決 2006年9月12日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060912i413.htm
 交際相手を車でひき殺したとして殺人罪に問われた埼玉県東秩父村御堂、無職清水(旧姓関根)智子被告(30)の判決公判が12日、さいたま地裁熊谷支部であった。
 永田誠一裁判長は「転倒して無防備の状態にあった被害者をひいた行為は悪質」として、懲役10年(求刑・懲役15年)を言い渡した。
 判決によると、清水被告は昨年9月24日午後10時ごろ、同県小川町腰越の駐車場で、別れ話のもつれから「殺してやる」などとどなり、清水被告の乗用車の前に立ちふさがった交際相手の男性(当時47歳)をはねて転倒させ、ひき殺した。


 男女の関係のもつれによるトラブルはよくある話ですが、いくらなんでも車で別れ話の出た相手を引き殺すなんて…。
 どうやら、この事件も容疑者はお酒を飲んでいたようですし、当時のニュースによれば、『関根容疑者は山崎さんと酒を飲むなどした後、駐車場で口論となり、車をバックして山崎さんをはねて転倒させ、さらに前進して、再びひいた』ようです。
 旧姓ということは、別れた旦那がいたということでしょうし、なんでそこまでして不倫の関係を継続しようとしたのか…。
 どんな事情があったかは知りませんが、減刑に値する罪とは思えないのですが…。

人を撥ねておいて、『これってヤバくない?」 だと… 

2006-09-16 08:56:23 | Weblog
はねられ橋から転落、女性死亡 酒気帯びの運転手逮捕 2006年09月12日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0912/TKY200609120143.html
 12日午前4時40分ごろ、東京都東村山市久米川町1丁目の空堀川にかかる市道で、散歩をしていた同市秋津町4丁目、主婦谷村信子さん(68)が乗用車にはねられ、橋の上から約4メートル下の河川敷に落下、全身を強く打って間もなく死亡した。東村山署は、乗用車を運転していた現場近くの塗装業白戸葵容疑者(26)を道交法違反(酒気帯び運転)と業務上過失致傷の疑いで現行犯逮捕した。
 調べでは、白戸容疑者は前日午後10時ごろから、友人と市内の居酒屋2軒で酒を飲んだ後、帰宅するために車を運転、緩い左カーブを曲がりきれず、道路右側を歩いていた谷村さんをはねた疑い。
 車はそのまま電柱に衝突、さらに道路わきの畑に突っ込んで止まった。白戸容疑者から呼気1リットル中0.3ミリグラムのアルコールが検出されており、同署は危険運転致死容疑も視野に入れて捜査する。助手席には、一緒に酒を飲んでいた友人も座っていたという。


 アルコール濃度が0.3ミリグラムなら、まともに歩行することが困難な状態ですし、一旦座り込んだら起き上がれない状態。
 しかもこの容疑者 集まってきたギャラリーに「お前ら、何見てんだよ。見せ物じゃねえんだよ!」などと散々、悪態をついた後、駆けつけた警察官には「これってヤバくない? まずいことしちゃったなあ」と他人事のように言い放ったとか。現場にはブレーキの跡もなかったようです。
 警察が危険運転致死罪容疑も視野にいれて捜査しているのは当然だと思いますし、こういう権力には弱く、周囲には威張り散らすタイプの人間にはきついお灸をすえることも必要でしょうね。一緒に散歩していて目の前で妻をひき殺された夫のことを思うとやり切れません。

オウム松本被告の死刑確定・最高裁、特別抗告を棄却

2006-09-16 08:53:20 | Weblog
オウム松本被告の死刑確定・最高裁、特別抗告を棄却 2006年9月15日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060915AT1G1202115092006.html
 地下鉄サリン事件などで殺人罪などに問われた元オウム真理教代表、松本智津夫被告(麻原彰晃、51)について、最高裁第3小法廷(堀籠幸男裁判長)は15日、控訴を棄却した東京高裁決定を支持し、弁護側の特別抗告を棄却する決定をした。地下鉄サリン事件の発生から11年。控訴審の公判が開かれない異例の形で、1審・東京地裁の死刑判決が確定した。
 教団による一連の事件での死刑確定は、坂本弁護士一家殺害事件などに関与した岡崎(現姓・宮前)一明死刑囚(45)に次いで2人目。
 松本死刑囚は地下鉄(1995年3月)、松本(94年6月)両サリン事件や坂本弁護士一家殺害事件(89年11月)など13事件で殺人罪などに問われ、東京地裁は7年余の審理を経て2004年2月、一連の事件の首謀者と認定したうえで死刑を言い渡した。


 証拠固めが必要とはいえ、あの地下鉄サリン事件から11年半。悪の親玉に死刑判決を出すのになんでこんなに時間がかかるのでしょう?
 もっとも死刑が宣告されたからといって、付属池田小事件の宅間守元死刑囚のように、確定から1年足らずで刑が執行されるのはむしろ例外。共犯者の公判が続いている上、ほぼ確実に再審請求が出ることが予想されることから、失効は数年先になりそうです。


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もう声聞かずに済む 「教祖死刑」に遺族、被害者
http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY200609150397.html
教団、ぬぐえぬ影響 松本被告死刑確定
http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY200609150422.html