ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

たばこ:値上げを前に駆け込み需要、出荷1.5倍

2006-06-29 10:55:32 | Weblog
たばこ:値上げを前に駆け込み需要、出荷1.5倍 2006年6月29日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20060629k0000m020080000c.html
 7月からの値上げを前に、たばこの売り上げが伸びている。日本たばこ産業(JT)によると、6月の出荷数量は、昨年の1.5倍以上に膨らむ見通しで、前回の値上げ(03年7月)前を上回る駆け込み需要が起きている。日本人の喫煙者の3人に1人が吸うといわれるマイルドセブンなど、人気銘柄の大幅値上げが影響しているようだ。
 6月の出荷数量は昨年の244億本から今年は400億本近くまで増える見通し。今回の値上げは、増税分をそのまま転嫁すると1箱20円だが、マイルドセブンやケントなど、30円の値上げになる人気銘柄がある。成人識別機能の付いた自動販売機や喫煙スペースの整備費などメーカーが負担するコストがかさむためで、値上げ後は、喫煙人口の減少が加速するとみられている。
 コンビニエンスストアでは、「値上げまであと何日」という日めくりカレンダーを作った店もあり、各店が独自の販促活動を展開している。エーエム・ピーエム・ジャパンは増税を告げるポスターを掲示。6月は03年を上回るペースで売れているという。大手スーパーのイオンでは、レジでの販売に加え、カートン単位で陳列した特設売り場を新設。昨年の2.5倍近く売れているという。


 タバコの場合、多少の買いだめはできると思いますが、あまり大量に買うと今度はしけってしまうと思うんですけどね…。
 そうそう、タバコといえば、こんなニュースもありました。

たばこ:副煙流の吸入 短時間でも危険 米保健福祉省
 http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20060629k0000m040053000c.html

 なんでも、「2~3分の間接喫煙でも心血管や呼吸器に悪影響を与える」とか、たばこの副煙流の吸入によって非喫煙者が心臓疾患やがんにかかる危険性は20~30%高まり、乳幼児突然死症候群(SIDS)や子供の呼吸器疾患などの原因になるのだとか。
 お父さんがタバコのみで、奥様が吸わない、子供が小さい家庭の場合は、そのお父さんはますます肩身が狭くなりそうですね。

妊婦の健診費「限りなく無料に」 猪口担当相、少子化対策で

2006-06-29 10:45:46 | Weblog
妊婦の健診費「限りなく無料に」 猪口担当相、少子化対策で 2006年6月29日 産経
http://www.sankei.co.jp/news/060628/sei098.htm
 猪口邦子少子化担当相は28日、都内で講演し、新たな少子化対策として打ち出した妊婦の健診費用の負担軽減について「限りなく無料に近い軽減と考えている」と述べた。負担軽減は政府・与党が20日にまとめた対策に盛り込まれたが、財源が明確でないことから具体的な軽減額は明示されていない。すべてを無料化した場合、1000億円近い財源が必要になるとみられる。また、猪口氏は、平成17年に1・25と過去最低を更新した合計特殊出生率について、婚姻数の増加を理由に「18年は反転する可能性がある」と指摘した。


 お産の費用全てを無料にするのは困難としても、妊婦の検診費なら、病院による違いも少ない(正常妊娠の場合健康保険が使えないため自由診療=お医者さんの言い値になります)と思いますし、基準額を決めその額を補助することは検討に値すると思います。
 ただ今の時点で合計特殊出生率が上がる可能性をわざわざ口に出すのはどうなんでしょう。1年間で0,04ポイントも下げたのですから、その反動があっても別におかしくないでしょうし、可能性に一喜一憂していたのでは、長期的な政策を立てることは難しいと思います。

何を呑気なことを! 猪口さん 発言は誤解を受けないように慎重にね

2006-06-29 10:32:51 | Weblog
少子化相、「出生率反転の可能性も」 出生数増加傾向 2006年06月29日
朝日 http://www.asahi.com/life/update/0628/007.html
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060628AT3E2701O28062006.html
 猪口少子化担当相は28日、日本記者クラブで開かれた会見で「06年については、出生率と子どもの生まれる数が反転できる可能性がある」との考えを示した。今月1日発表の05年の合計特殊出生率は1.25と過去最低を更新したばかりだが、今年に入って婚姻数と出生数が増加傾向を示していることを受けて述べた。
 厚生労働省の人口動態統計速報値によると、1月~4月の婚姻数は4カ月続けて前年同月を上回り、累計で約1万1500件増えた。また出生数も2月から3カ月連続で前年同月を上回った。1月からの累計では約2900人増となっている。
 猪口氏はこの速報値を示した上で、「この状況が続くことは予断を許さないが、普通であればこのまま伸びていくだろう」として、「明るい兆しが確実となっていくために07年度から実施する少子化対策は不可欠」と強調した。
 内閣府少子化対策推進室は婚姻数の増加について「景気の回復に加え、昨秋の黒田清子さんの結婚などが影響し、団塊ジュニアの結婚が増えているためではないか」としている。



 このお気楽発言。てっきり、川崎厚労相のものかと思ったら、なんと猪口少子化担当相の発言だったんですね。
 ちなみに、ここ数年 一時的に合計特殊出生率が上がった県の2002年から2005年までの出生率の推移を見ると、
千葉県 2002年1.24→2003年1.20→2004年1.22→2005年1.18
富山県 2002年1.41→2003年1.35→2004年1.37→2005年1.33
石川県 2002年1.37→2003年1.38→2004年1.35→2005年1.31
鳥取県 2002年1.51→2003年1.53→2004年1.50→2005年1.44
香川県 2002年1.46→2003年1.42→2004年1.43→2005年1.39
長崎県 2002年1.48→2003年1.45→2004年1.46→2005年1.39
熊本県 2002年1.56→2003年1.49→2004年1.52→2005年1.46

 何が言いたいかというと、合計特殊出生率が上がった年は、その前の年に下げすぎた反動だったり、上昇した翌年、翌々年に急降下しているんですね。
 全国レベルでも、合計特殊出生率は平成10年以降では、12年に一時的に盛り返しただけ、出生数も平成12年(ミレニアムベビー)以降は毎年減っています。
 つまりいまさら出生数が2900人増えたところで、その動きが4.5年続かなければ流れが変わったとは言えないのではないでしょうか。
 ただ、「明るい兆しが確実となっていくために07年度から実施する少子化対策は不可欠」発言には大賛成です。今の日本には政策を小出しにする余裕は もはやないはず。金銭・メンタル面双方からの早急な支援を希望します。

シンドラー社またトラブル、男性閉じ込められる

2006-06-29 01:07:59 | Weblog
シンドラー社またトラブル、男性閉じ込められる 2006年6月28日 読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060628i303.htm
 27日午後9時15分ごろ、横浜市瀬谷区三ツ境の市営三ツ境南住宅2号棟(4階建て)で、「シンドラーエレベータ」社製のエレベーターが1階から約20センチほど上昇したところで突然停止し、住民の男性会社員(22)が閉じこめられた。
 男性は非常ボタンを押し、緊急連絡先に電話。約45分後に、駆けつけた同社社員と市住宅供給公社職員に救出された。けがはなかった。エレベーターは今月14日、点検を終えたばかりだった。
 瀬谷署の調べによると、男性は自転車を持ち込み、1人でエレベーターに乗り、4階のボタンを押したが、突然止まり、停止階を示すボタンのランプも消えていたという。同署で原因を調べている。


 例のシンドラー社製エレベーターがまたもや故障し、若い男性が45分間閉じ込められたとのことですが、エアコンは無事稼動し続けていたのでしょうか
 この季節にエアコンがストップした状態で45分も閉じ込められた日には子供や体の弱い人なら熱中症になってもおかしくないはず。体の弱い人にとってはエレベーターを使わないわけにもいかず、かといって利用するのも怖いといったところでしょうか。
 この一連のトラブル いつになったら収まるんでしょうね。

プレミアムビール市場が活況 夏場商戦が激化

2006-06-29 00:57:30 | Weblog
プレミアムビール市場が活況 夏場商戦が激化 2006年6月28日 産経
http://www.sankei.co.jp/news/060627/kei112.htm
 原料や製法にこだわった高級感が売りのプレミアムビールの市場拡大が続いている。アサヒビールが新商品を発売するほかサントリーも販売促進策を強化。夏場の最需要期に向けた商戦が激化している。
 アサヒビールが28日から売り出す家庭用プレミアムビールの新商品「プライムタイム」は、30歳~40歳代の男性の支持獲得を目指す。業務用の「熟撰(じゅくせん)」などとあわせて、プレミアムで年内に225万ケース(1ケースは大瓶20本換算)の販売を計画。荻田伍社長は27日、「プレミアム市場に本格的に参入する」と意欲をみせた。
 先行する各社の販売も好調だ。サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」は欧州のコンテストで最高金賞を2年連続で受賞。6月の販売数量は前年同月比5倍となる見込みだ。キリンビールのチルドビールも1~5月の累計販売数量で前年同期比2.5倍を記録。プレミアム市場でシェア8割を握るサッポロビール「ヱビス」も前年を上回る勢いをみせる。
 ビール市場に占める割合は5%程度にすぎないものの、プレミアムビールは「今年も1割程度の伸びが予想される」(キリン)。一段の需要拡大を目指すには、消費者の求める「こだわりの味」に応える商品開発が大きな課題といえそうだ。

 最近は大手コンビニでもプレミアムビールを取り扱っていますし、ちょっとした記念日や目標達成の自分へのご褒美として、ちょっとだけ贅沢という感覚で売れているのかもしれませんね。
 発泡酒や第3のビールもかなり味が良くなってきていますが、やはりビールでしか出せない泡立ちや舌触りもありますし、これからもプレミアムビールの市場は広がっていくのではないでしょうか。

園児受け入れ拡大、全国展開へ 特区評価委

2006-06-29 00:53:59 | Weblog
園児受け入れ拡大、全国展開へ 特区評価委 2006年06月28日
朝日 http://www.asahi.com/life/update/0627/003.html
産経 http://www.sankei.co.jp/news/060627/sha104.htm
 構造改革特区に関する評価委員会は27日、少子化に伴い幼稚園の園児受け入れ年齢を満3歳から2歳に引き下げるなど、4件の特例を全国展開すべきだとの意見をまとめた。9月に構造改革特区推進本部(本部長・小泉首相)が正式決定する。
 園児受け入れ制限の緩和で、待機児童解消や保護者の社会参加拡大を図る。学校教育法では幼稚園入園は3歳からだが、03年4月以降、長野県や仙台市など7県31市区町では2歳で入園できる特例が認められていた。
 評価委は子育て支援のため、特例を全国展開することを昨年から検討。特区で2歳児を扱う幼稚園が、保育所の手法などを取り入れてうまく運営しているとして、「全国展開を検討すべきだ」と判断した。
 また、NPOなど非営利目的法人が地域通貨を発行する際、財務内容や地元自治体との連携などの条件を満たせば資本金を必要としない特例についても「地域コミュニティーの基盤作りに活用されている」として全国展開を求めた。


 幼稚園の受け入れ年齢が低くなるのは良いのですが、『待機児童率は年齢が低い程高い』という現実はどう受け止めているんでしょうねえ。
 幼稚園と保育園では一職員あたりの子供を看る人数からして全く違いますが、本気で子育て支援を考えるなら、働いている人だけでなく、育児不安に陥っている専業主婦が一時保育をお願いできる体制作りも必要かと思います。

骨髄財団のセクハラ隠し?調査弁護士が抗議の報酬返上

2006-06-29 00:50:56 | Weblog
骨髄財団のセクハラ隠し?調査弁護士が抗議の報酬返上 2006年6月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060627i415.htm
 骨髄移植推進財団(正岡徹理事長)の元幹部職員が、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)やパワーハラスメント(職権による人権侵害)を行った、との内部告発が昨年夏にあり、調査に入った外部の弁護士が「疑われても仕方ない行為はあったのに、違う趣旨の発表を財団側が行った」として、抗議のため財団から受けた報酬約48万円を全額返金していたことが27日わかった。
 厚生労働省から天下りした元幹部職員は、女性職員にメールアドレスを何度も聞いたり、職員の学歴を侮辱したとされる。このため、財団は三谷忠之弁護士ら3人に調査を依頼。3人は職員らから事情聴取して財団に報告書を提出した。
 三谷弁護士によると、報告書では「不適切な行為があった」と結論づけ、財団に改善を促す趣旨だったという。
 しかし、財団は今年3月、「ハラスメントの事実は認められない」とする結果を発表。報告書は公表されないまま元幹部職員は3月末に依願退職した。
 三谷弁護士は「財団は自分たちに不利な事実を隠ぺいし、告発した人物に責任を負わせようとしている」と話し、財団に抗議文も提出した。
 財団の木村成雄事務局長は「調査委の報告書の結論部分を調査結果として発表したが、(三谷氏からは)『言葉が足りない』と指摘を受けた。話し合いの上で、対応を考えたい」と話している。


 骨髄移植推進財団(http://www.jmdp.or.jp/)って、CMで骨髄バンクやドナー登録をお願いしているあの財団のことですよねえ。
 先日のブログで紹介した本(モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314009322/qid=1151391008/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/503-7585038-0512768)によれば、こういう慈善団体的な組織は、職員もボランティア精神豊かな人ばかりが集まっているというイメージがありますが、意外とパワハラは多いのだとか。
 財団には事実関係を確認して、きちんとした未然防止策を立てて欲しいと思います。