福岡銀と熊本ファミリー銀、来春メドに経営統合へ 2006年5月13日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060512AT2C1203D12052006.html
福岡銀行と熊本ファミリー銀行は12日、2007年春をメドに共同で持ち株会社を設立し、経営統合する方向で検討に入ったと発表した。政府が熊本ファミリー銀に注入した公的資金全額を福岡銀が肩代わりし、営業面でも業務提携する。メガバンクや他の地銀との競争が激しくなるなか、統合で経営基盤を強化する。先月末には西日本シティ銀行が豊和銀行と資本提携することを発表。地銀の再編がここにきて一気に加速してきた。
福岡銀と熊本ファミリー銀の05年9月末時点の預金残高は合計で約7兆5000億円。経営統合が実現すれば地銀・第2地銀業界では4位のグループとなる。
経営統合をにらみ、まず福岡銀が17日付で整理回収機構から熊本ファミリー銀の公的優先株式4000万株を約315億円で取得する。公的資金を300億円で注入した政府には約15億円の売却益が発生する計算だ。記者会見した福岡銀の谷正明頭取は「新たな成長戦略への第一歩を踏み出した」と述べ、熊本ファミリー銀の河口和幸頭取は「経営の最重要課題の公的資金返済を前倒しして金融環境の大きな変化に対応する」と語った。
福岡県・福岡市・北九州市の指定金融機関でもあり、優良な財務基盤を誇る福岡銀行と、不良債権処理に苦しむ熊本ファミリー銀行の統合は正直かなり意外でした。(福岡銀行が仮に経営統合するとしても同じ北九州経済圏の佐賀県か長崎県の金融機関だろうと推測していたので…。)
店舗網の重複はほとんどないようですが、福岡銀行にとって熊本ファミリー銀行との経営統合は吉と出るでしょうか。熊本市内に一気に三十数店舗を展開できる反面、熊本ファミリー銀行時代には出来なかった不採算店舗の処理をどうするのか、財務体質の悪化をどう改善していくのか…。福岡銀行は大きな賭けに出ましたね。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060512AT2C1203D12052006.html
福岡銀行と熊本ファミリー銀行は12日、2007年春をメドに共同で持ち株会社を設立し、経営統合する方向で検討に入ったと発表した。政府が熊本ファミリー銀に注入した公的資金全額を福岡銀が肩代わりし、営業面でも業務提携する。メガバンクや他の地銀との競争が激しくなるなか、統合で経営基盤を強化する。先月末には西日本シティ銀行が豊和銀行と資本提携することを発表。地銀の再編がここにきて一気に加速してきた。
福岡銀と熊本ファミリー銀の05年9月末時点の預金残高は合計で約7兆5000億円。経営統合が実現すれば地銀・第2地銀業界では4位のグループとなる。
経営統合をにらみ、まず福岡銀が17日付で整理回収機構から熊本ファミリー銀の公的優先株式4000万株を約315億円で取得する。公的資金を300億円で注入した政府には約15億円の売却益が発生する計算だ。記者会見した福岡銀の谷正明頭取は「新たな成長戦略への第一歩を踏み出した」と述べ、熊本ファミリー銀の河口和幸頭取は「経営の最重要課題の公的資金返済を前倒しして金融環境の大きな変化に対応する」と語った。
福岡県・福岡市・北九州市の指定金融機関でもあり、優良な財務基盤を誇る福岡銀行と、不良債権処理に苦しむ熊本ファミリー銀行の統合は正直かなり意外でした。(福岡銀行が仮に経営統合するとしても同じ北九州経済圏の佐賀県か長崎県の金融機関だろうと推測していたので…。)
店舗網の重複はほとんどないようですが、福岡銀行にとって熊本ファミリー銀行との経営統合は吉と出るでしょうか。熊本市内に一気に三十数店舗を展開できる反面、熊本ファミリー銀行時代には出来なかった不採算店舗の処理をどうするのか、財務体質の悪化をどう改善していくのか…。福岡銀行は大きな賭けに出ましたね。