今年の新入社員は脱「個人主義」 職場行事もいとわず 2006年05月08日 朝日
http://www.asahi.com/life/update/0508/003.html
今年の新入社員はチームで成果を分かち合える職場を好み、運動会など職場行事の参加もいとわないなど、脱「個人主義」的な傾向がうかがえることが社会経済生産性本部の調査で分かった。同本部は「個人別の成果主義などが広がり、職場の人間関係が薄れてきたことへの反動ではないか」と分析している。
調査は、同本部が企業の新入社員を対象に3~4月に開いた研修の参加者に実施した。同様の調査を90年から毎年続けており、今年は20代を中心に、1961人から回答を得た。
担当したい仕事では、「個人の努力が直接成果に結びつく職場」を希望した人は20.9%。これに対し、「チームを組んで成果を分かち合える職場」を希望した人は79.1%にのぼり、この設問を始めた97年以来、過去最多となった。
また、「会社の運動会などの親睦(しんぼく)行事は、できれば参加したくない」とする人は、99年には29%と3割近くいたが、今年は17.3%まで減り、過去最低水準となった。
一方、正社員と非正社員の待遇格差が問題化する中、フリーターへの評価も厳しくなっている。「若いうちならフリーターも悪くない」と考える人は90年には53.7%と過半数を占めていたが、徐々に減少し、今年は32.4%まで下がった。
今回初めて設けた設問では、「人より多く賃金を得なくても、食べていけるだけの収入があれば十分だ」とする人が36%に上ったのが目立った。
だからといって、調子に乗って新入社員にあまり集団行動を強制すればせっかくとった優秀な人材が途中退職ということにもなりません。部下を持つ管理職としては新入社員の建前と本音を聞き分ける能力を身に付けることも必要でしょうね。
http://www.asahi.com/life/update/0508/003.html
今年の新入社員はチームで成果を分かち合える職場を好み、運動会など職場行事の参加もいとわないなど、脱「個人主義」的な傾向がうかがえることが社会経済生産性本部の調査で分かった。同本部は「個人別の成果主義などが広がり、職場の人間関係が薄れてきたことへの反動ではないか」と分析している。
調査は、同本部が企業の新入社員を対象に3~4月に開いた研修の参加者に実施した。同様の調査を90年から毎年続けており、今年は20代を中心に、1961人から回答を得た。
担当したい仕事では、「個人の努力が直接成果に結びつく職場」を希望した人は20.9%。これに対し、「チームを組んで成果を分かち合える職場」を希望した人は79.1%にのぼり、この設問を始めた97年以来、過去最多となった。
また、「会社の運動会などの親睦(しんぼく)行事は、できれば参加したくない」とする人は、99年には29%と3割近くいたが、今年は17.3%まで減り、過去最低水準となった。
一方、正社員と非正社員の待遇格差が問題化する中、フリーターへの評価も厳しくなっている。「若いうちならフリーターも悪くない」と考える人は90年には53.7%と過半数を占めていたが、徐々に減少し、今年は32.4%まで下がった。
今回初めて設けた設問では、「人より多く賃金を得なくても、食べていけるだけの収入があれば十分だ」とする人が36%に上ったのが目立った。
だからといって、調子に乗って新入社員にあまり集団行動を強制すればせっかくとった優秀な人材が途中退職ということにもなりません。部下を持つ管理職としては新入社員の建前と本音を聞き分ける能力を身に付けることも必要でしょうね。