石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

「全国母と女性教職員の会」による懇談会に参加

2013-12-09 23:02:11 | 活動レポート

12月9日(月)のお昼に、「全国母と女性教職員の会」の皆さんが国会へ要請行動に来て下さったので、私も懇談会と文部科学省への要請行動に参加させていただきました。
 


この日は、日教組出身議員の皆さんが窓口になって、議員事務所を意見交換会の会場として提供。私は、那谷屋正義参議院議員の事務所にお邪魔して、まずは参加された会のメンバーの皆さんと意見交換。私がお会いしたグループは、特に①少人数学級の実現に向けた教職員定数の増加とそのための義務教育費国庫分担金の増額、②子どもや学校を差別化しない全国学力テストのあり方、などが議論のテーマでした。

メンバーの中には、秋田、佐賀、千葉から参加された方々も。それぞれ、地域の学校の実態、子どもたちの学びの状況などを踏まえて、少人数学級の推進が必要であること、そのためには教職員定数の増が必要で、国からの分担金の増額が必要であること、学力テストが順位決めテストになってしまっていて、それによって現場の先生や子どもたちに大きなプレッシャー、ストレスがかかっていること、などの報告をしてくれました。

意見交換で、特に議論になったのが、学力テストの順位付けでした。

小中学校で全国一斉学力テストを実施することは、その結果があくまで、子どもたちの学びの状況や課題を把握し、それを教えに活かしていくという目的において有効だという点については、皆さん一致していると思います。ところが、今、都道府県別だけでなく、各自治体の中でも、全ての学校を順位付けして公表しようという動きが広がっていて、そのことに強い懸念と不安を持たれているのです。

この点については、文部科学省も「順位付けはすべきでないと考える」という見解を示しているわけですが、現実、各自治体レベルで公表の動きがあるのは事実。意見交換後の文科省への要請でも、そのことを指摘しつつ、学力テストの結果のみで子どもたちの学力(学ぶ力)を判断することがないよう、そしてより多様で豊かな子どもたちの学びを提供できる体制を整えるよう要望しました。

今回、「全国母と女性教職員の会」の皆さんとの意見交換会に参加させていただいたのは初めてでしたが、非常に有意義でした!