石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

自民党幹事長の発言こそ、与党の本音か!?

2013-12-02 23:57:23 | 活動レポート

さて、皆さんは、このニュースに触れて何をお感じになったでしょうか? 私は、まず唖然として、そして怒りを覚えました。と同時に、「これが自民党の本音なのだ」という、ある種、納得感ある感情がこみ上げてきました。

もちろん、このニュースとは、自民党の石破茂幹事長がご自身のブログで以下の書き込みをした件です:

「今も議員会館の外では『特定機密保護法絶対阻止!』を叫ぶ大音量が鳴り響いています.....いかなる勢力なのか知る由もありませんが、左右どのような主張であっても、ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう......主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべき。単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます」

その後、ブログの内容は一部、修正されて、

「一般の人々に畏怖の念を与え、市民の平穏を妨げるような大音量で自己の主張を述べるような手法は、本来あるべき民主主義とは相いれない」

という記述にされたようですが、問題の本質は変わっていません。憲法で保障された国民の権利である「表現の自由」を基礎とした、一般市民による平和的な集会やデモ行進を「本来あるべき民主主義とは相容れない」と断言しているのですから。ご本人にしてみれば、本当は「テロ行為と変わらない」と思っているけど、批判を受けたので少し表現をマイルドにしてみた、ぐらいの話なのではないでしょうか。石破さん、根が正直なのでしょうかね(苦笑)

そもそも、特定秘密保護法案の最大の欠陥は、特定秘密の範囲が曖昧なこと。行政府の長が、恣意的に特定秘密を指定できるばかりか、それが適切かどうか判断するのも行政府で、将来指定を解除するかどうか決めるのも行政府。テロについては、「主義主張に基づき、国家もしくは他人にこれを強要し、または社会に不安もしくは恐怖を与える目的で人を殺傷し…」と定義されていますが、これだと「主義主張に基づき、他人にこれを強要」する行為が、テロと判定されてしまう可能性があります。テロの対象が相当広範囲に広がってしまう懸念があるわけですが、図らずも、今回の石破幹事長の発言は、その懸念を裏付け、心配を大きく増幅させる結果になったわけです。

党を代表する立場の幹事長がこのような考えをお持ちなわけですから、多くの自民党議員が同様の考えをお持ちなのでしょう。とすると、特定秘密を指定する立場の各省大臣にも、同じ考えをお持ちの方が就任する可能性は相当に高いわけで、恣意的にかなり幅広い範囲で特定秘密が指定され、国民の知る権利が阻害されることになる可能性は否定出来ないのではないでしょうか。そうすると、当然、その情報に関わる一般国民の数も飛躍的に増えるし、適正検査の対象になったり、知らず知らずのうちにその情報を求めて、逮捕・拘禁されてしまう人が増えてしまうことになるのでは???

特定秘密保護法案は、参議院で審議が続いていますが、政府・与党が数の力を背景に無茶苦茶な国会運営を行っているために、参議院は大荒れになっています。恐らく、臨時国会の延長はしないでしょうから、そうすると会期は12月6日(金)まで。あと4日間しかありません。まだ審議が続いている他の法案は、強行採決を連発して、可決・成立させようとするかも知れません。しかし、まさか、特定秘密保護法案をこの状況で、全く審議不十分のままで強行採決することはないと思うのですが・・・いや、世論の反対がこれ以上大きくなる前に成立させてしまった方が得策と判断すれば、強行採決してくるかも知れませんね。

今週、日本の将来にとっても大変重要な週になるかも知れません。皆さん、ぜひご支援を!!!


フィリピンの台風被害について~レイテ島の状況

2013-12-02 23:33:19 | 活動レポート

11月末に、台風30号で甚大な被害を被ったフィリピンのレイテ島に支援に入ってきた日本リザルツの皆さんが、現地の状況を報告しに来てくれました。


(レイテ島の様子を、たくさんの写真で報告していただきました。町は破壊し尽くされてます)


今回、最も大きな被害を受けたのがビサヤ地方のレイテ島付近ですが、すでにレイテ島の拠点、タクロバンには多くの国際組織が支援に入っていて、支援物資も届き始めているとのこと。しかし一方で、タクロバン以外の町、そして離れた島々には、全く支援が入っていないばかりか、未だに被害の状況すら分からないのが現状だとか。日本リザルツの皆さんが入ってきた北部のタバンゴという町でも、「初めて外国人が支援に入ってくれた」と大歓迎を受けたそうです。

今回の視察で、現地の支援ニーズを把握した結果、「食糧や水など、緊急支援物資はこれから各方面から入ってくるが、現地に必要なのは、彼ら自身で自給ができる環境づくり。そのため、魚をとるための舟を寄付することにした」とのこと。小型の船は、一艘、7700ペソぐらいで購入出来るとのことで、まずは一つの村に5艘ずつぐらいを寄付していく計画だそうです。

日本リザルツの皆さんは、今後、タバンゴに拠点を設けて、継続的な支援を展開していくとのこと。現地の情報をいただいて、それを私から外務省の担当課につないでいくことも確認しました。私も、国会が閉会したら日程を調整して現地入りしようかと、今、検討中です。いずれにせよ、恐らく、復旧に向けて長丁場の支援になると思いますので、日本としてもしっかりと必要な支援を行っていけるよう、役割を果たしていければと思います。


NTT労組持株グループ本部ファシリティーズ本社分会・中央分会が国会見学(事務所だより)

2013-12-02 18:03:42 | 雑記

2日(月) 午後は持株グループ本部ファシリティーズ本社分会&中央分会から28名が国会見学に!

本日の目的は「石橋議員との意見交換」のため、国会議事堂見学等はごくごく簡単にすませ、会議室にてたっぷり石橋議員との時間をとりました。

議員との時間もうまく活用したいと、事前に「質問・要望」を5点用意し、それに答える形で意見交換をスタート。

1)政治家を志したきっかけ

2)安倍内閣の経済政策(アベノミクス)と労働政策の方向性・課題

3)情報通信政策の動向とNTTグループへの影響

4)議員にとってのアピール21との関係

5)環境・エネルギー政策、再生エネルギーへの政策的投資などなど

その後も、上記にかかわる関連質問から震災復興への取り組みなどについて充実した意見交換を行うことができました。

ファシリティーズ本社分会のみなさん、次は6日(金)にメンバーを変えて国会見学を企画!

次回はどんな質問がとびだすのか楽しみにしていますね。

(▲国会議事堂を前に記念撮影)

(石橋議員事務所にて。28人が入るとこのような感じになります。手前の資料・・・年末には片付ける予定)