石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

隠岐の島の島前高校からのニュース

2012-03-05 23:06:49 | 活動レポート

昨年の10月、島根県の隠岐の島に視察訪問した時のお話、覚えてますか? 忘れてしまった人は、まずこちらで訪問記を読んで、美しい隠岐の島の情景を思い浮かべながら読み進んで下さい。

さて、訪問記には書かなかったのですが、その時に訪れた海士町で、「島前高校魅力化プロジェクト」に関するお話を聞かせていただきました。島前高校は、海士町、西ノ島町、知夫村の3島を含む島前地区で唯一の高校です。しかし、3島の若年人口の低下や、本土志向の高まりなどによって年々、新入生の数が低下し、いつしか学年2クラスが1クラスに、そしていよいよ1クラスの維持も危ぶまれるという状況になってしまいました。

高校が存続出来なくなれば、子どもたちは中学卒業でみんな島外に出て行かざるを得なくなります。人口流出にますます歯止めがかからなくなり、懸命に取り組んでいるUターン・Iターンの取り組みも暗礁に乗り上げてしまいます。高校がないのでは、子どもを持つ親たちは安心して移住して来られませんからね。

このような事態に直面して、島前3町村の官民を挙げたネットワークが立ち上がりました。それが「島前高校魅力化プロジェクト」です。そして、そのプロジェクトが着実に成果を出し、県外からの受験者が大幅に増加しているというニュースが入ってきました。それがこちら。

 ・「島前高校、県外受験者大幅増」(山陰中央新報 2012/03/05)

2012年4月入学予定の島根県立高校入試で、島前高校の志願者50人のうち、県外からの受験者が昨年度の2.6倍の21人に上ったと言うのですから、これは地元3島関係者の皆さんのご努力が実を結んだ結果でしょう。同様の問題に悩む他の自治体にとっても、いい刺激になるのではないでしょうか。

ちなみに、このプロジェクトの担当者の一人として海士町で頑張っているのは、私の高校の同級生。海士町訪問の際にも、運良く会って話をすることが出来ました。この場を借りて、引き続きの健闘を祈りたいと思います!