今日は昨日と打って変わって、この時期にしては暖かい一日。朝晩に外を歩いていても、何となく心地のよい空気でした。
さて、今朝8時から、ILO活動推進議員連盟（ILO議連）の今年第1回目の勉強会を開催しました。今日のテーマは、「未批准の中核条約第105号および111号の批准に向けてパート2」。昨年10月に開催した勉強会で、両条約の批准に向けた取り組みの現状について確認したのを受けて、今日は批准に向けて具体的にどの国内法令を改廃する必要があるのか、という点について議論しました。
まあ結論だけ言えば、「こんなにあるのか～」という感じ。例えば、雇用における差別の禁止に関する第111号条約では、「採用における女性差別」と「公務員の特定の政治活動に対する罰則規定の存在」が大きな問題になる可能性があります。後者については、強制労働の禁止を定める第105号条約も関連するところです。
今日の議論で、両条約の批准に向けて大きな課題があることが分かりましたが、乗り越えられないカベでもありません。次のステップとしてはまず、リストアップされた国内法令がどこまで条約に抵触する可能性があるのかを吟味し、可能性が高いものについてどう対応するかを検討することですね。
ということで、また2～3ヶ月後ぐらいにこのテーマで勉強会を開催する予定で、次なる作業を進めていきたいと思います。