ゆめ未来     

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「ミステリークロック」 ひと仕事終わった

2018年04月02日 | もう一冊読んでみた
ミステリークロック/貴志祐介  2018.4.2

    2018年版 このミステリーがすごい!
    国内篇 第4位 ミステリークロック


人の嗜好は、ひとそれぞれだ。
それを強く感じた。

「ゆるやかな自殺」は、水鉄砲の使い方に笑ってしまった。
「ミステリクロック」、この作品は、マニアの人には、メチャメチャ面白いのであろうが、ぼくには、少々長すぎる。緊張を持続するのが難しかった。
コロッサスの鉤爪」は、面白く読むことが出来た。

 「いいや。ミツオは無類の酒好きだったがな、組長に言われて、すっぱりと禁酒したんだ。
この調子で酒を飲み続けるのは、てめえの首を絞めてるようなもの----ゆるやかに自殺しているのと同じだぞってな」


 組長の知り合いだろうが何だろうが関係ねえ。ヤクザの面に唾を吐きかけたら、後はもう、どっちかが死ぬって結末しかねえんだよ」

 「歯に衣着せず申すなら、駄作凡作愚策ゴミ、金と時間の無駄遣い」

 「芸術が生き長らえるためには、溢れるばかりの金を持つパトロンか、多少なりとも現実を見る能力のある人間が必要なんですよ。『眼を開いて夢を見る』人間がね」

 「きれいはきたない。きたないはきれい」

 「お二人は、息がぴったりですね。良い警官と悪い警官ならぬ、馬鹿な探偵と賢い探偵が、漫才を演じつつ、巧みにカマをかけて、容疑者を追い詰めていくわけだ」
 馬鹿な探偵だと、純子は、むっとする。


      『 ミステリークロック/貴志祐介/角川書店 』


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