ゆめ未来     

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今週の読書! もう一度/ヴァイオリン職人の探求と推理

2015年02月07日 | もう一冊読んでみた
 今週は、この2冊。

もう一度/トム・マッカーシー  2015.2.7

 この小説、「訳者あとがき」によれば、評論家は毀誉褒貶するらしい。
ぼくは、最後まで投げずに読み切ったので、おもしろく感じられるところもあったのでしょう。
最近は、余りおもしろくない小説は、途中で読むのをあきらめるからです。
好みが分かれる小説ですから、立ち読みされることをお薦めします。

   「立ち読み」をお薦めします..................もう一度

   『 もう一度/トム・マッカーシー/栩木玲子訳/新潮社 』



ヴァイオリン職人の探求と推理/ポール・アダム  2015.2.7

『ヴァイオリン職人の探求と推理』の訳者、青木悦子氏は、
訳者あとがきの冒頭、次のように書いている。
  音楽と人生を愛するすべての人への物語
この言葉のように美しい装丁の文庫です。
  「仕事を愛し、家族を愛し、友を愛してきたゆたかな人生」
と言い切れる人は幸いなるかな。


 一歩一歩、犯人を追い詰めていく犯罪ミステリーというより、教養歴史娯楽小説としての趣がありました。
音楽好きで、素養豊かな方には、堪えられない一冊ではないかと思われます。

 主人公ジャンニは老境を間近にひかえた、実直ですぐれたヴァイオリン職人。だがその業界は虚々実々、巨万の富と伝説のまわりで熟練の贋作者やペテン師たち、悪徳ディーラたちが虎視眈々と隙をうかがう世界である。華やかな表舞台と、その輝きの陰で巧妙に進められる企み。どこまでが真実で、どこからが嘘なのか、もう誰にもわからないほど複雑に入り組んだ迷宮のような場所。

分野はちがうが、似たような世界のことを以前に読んだ気がしました。
音楽の世界ではなく、キュレーターの世界についての話です。
調べてみると、2013年3月に読んだ本でした。
詳しいことは忘れてしまいましたが、魑魅魍魎の世界だなあ、と驚いた記憶があります。

 『 ミイラにダンスを踊らせて メトロポリタン美術館の内幕/トマス・ホーヴィング/東野雅子訳/白水社 』

  最高の職人は、最高の名探偵になり得る...................ヴァイオリン職人の探求と推理

 『 ヴァイオリン職人の探求と推理/ポール・アダム/青木悦子訳/創元推理文庫 』



雑誌の日本酒特集

 3月号は、日本酒特集の雑誌がよく目につきました。
最近、日本酒がブームなのか、日本酒に関する本がよく目につきます。
ぼくは、次の2冊の雑誌を購入しました。
『OFF 3月号』 も、日本酒を特集しています。

 『2015年3月号 dancyu』
  日本酒ロックス

 『2015年3月号 一個人』
  決定! 至福の日本酒ランキング BEST140




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