ゆめ未来     

遊びをせんとや生れけむ....
好きなことを、心から楽しもうよ。
しなやかに、のびやかに毎日を過ごそう。

さけのムニエル

2018年10月08日 | お昼のおひとり様ご飯
きょうの料理  谷昇  2018.10.8=2

ムニエルの作り方を会得したくて、 「さけのムニエル」 を実習しました。

   きょうの料理 2018年10月号
   さけのムニエル/講師 : 谷昇


ポイントは、
  旬の秋ざけ。定番のムニエルも、基本をおさえてランクアップのごちそうに。
  皮は弱火で香ばしく焼いて、身は余熱でじっくり火を通す。
  これが「カリッとふわっと」を生み出す、シェフのコツ。




■ 材料と作り方


さけのムニエル 谷昇


谷シェフのレシピ通りしたつもりですが、中火の火加減が少々強すぎたようです。
ふっくら感に乏しい感じです。でも味は良かったです。

■ 後日、再度挑戦

今度は、前回よりも弱火でじゅっくりこんがりと。
調理をしている間に、身がこんもりと盛りあがる感じです。
旨さ、抜群! UP。



谷シェフ! 感謝感謝!

みなさんも、是非、この焼き方を習得されるといいですよ。


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乗客ナンバー23の消失

2018年10月08日 | もう一冊読んでみた
乗客ナンバー23の消失/セバスチャン・フィツェック  2018.10.8=1

キャサリン・ライアン・ハワードの 『遭難信号』 を読んだ時、クルーズ船から乗客が失踪することをテーマとしたミステリが、他にもあることを知りました。
それは、セバスチャン・フィツェックの 『乗客ナンバー23の消失』 です。
早速読んでみました。
面白かったです。

 数年前に読んだ小説のシーンで忘れたくても忘れられないものがある。

「忘れたくても忘れられない」シーンとは、どんなシーンなのか? 興味が湧く。

 たとえば 『殺人鬼ジョー』 の主人公は、公園で女をものにできるとわくわくしていたが、とんでもない女にあたって睾丸をペンチで潰されてしまう。

これには、笑ってしまった。

 その書きっぷりといったら、作者のポール・クリーヴは異常者としか思えない。だが作品は大ヒットしたし、ミステリフェスティバルで朗読を聞いてみると、作者はなかなかチャーミングで、恰好もよく、愉快だった。これに匹敵するおもしろい作品といえばトマス・ハリス 『ハンニバル』 くらいのものだ。

この一文だけで、『殺人鬼ジョー』が読みたくなりました。

  『殺人鬼ジョー/ポール・クリーヴ/北野寿美枝/ハヤカワ・ミステリ文庫』

さて、本作品から心に残った文章を拾ってみました。

 期待というのは人を惑わす蛇とおなじだ。

 恐ろしい戦闘を体験した兵士は、言葉による心理療法よりもゲームボーイを手にしたほうが心的外傷後ストレス障害の発症リスクが少ないという研究結果がある。

 必要なときは投げて、必要ないときは引っ込めるものはなんだ。
 船首に向かう途中、このなぞなぞがマルティンの脳裏をかすめた。数年前、なにかの本で読んだものだ。答えはわかっている。 錨。


 多くの人には信じがたいことのようだが、捜査官であるマルティンは、母親による子どもへの性的虐待が珍しくないことを知っていた。もちろんこれはタブーで、公に話題になることはない。性犯罪者のおよそ十パーセントは女性だ。だが、母親を訴える被害者はごく少数なので、実際にはそういうケースはもっと多いと子ども支援団体はいっている。実際、勇気をだして訴えても、なかなか信じてもらえない。

 母親の葬儀で牧師がいっていた。子どもに忘れられたら、親は生きていけない、と。牧師は別のケースについていい忘れたようだ。死んだ子どもを思うことしかできなくなったら、親の心は死ぬ。

「乗客ナンバー23の消失」のテーマは何か、お分かりになりましたか。

      『 乗客ナンバー23の消失/セバスチャン・フィツェック/酒寄進一訳/文藝春秋

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