ひょーけつの霊パ考察+@

ゴーストタイプ統一。時々その他趣味の話だとか

ハロウィンパーティに向けて~攻撃の要~

2014-10-11 | ポケモン
「さあ今日も“元気に”やっていくよー!」
「相変わらず元気ね」
「おうともよ、空元気でもないと心が折れそう」
「うん……そうだよね」
「はいはい、私達は愚痴をこぼすのが仕事じゃないでしょ?始めるよ」
「それで、今日は何を考察するの?」
「昨日言った通り、個々の霊ポケについて主観で考察していくわ。――と、言っても片っ端からとなると読者側としても分かり辛いだろうし、今日はアタッカー向きな霊ポケからにしようか」
「よし来た!まずはシャンデラからだね!」
「相変わらずシャンデラが好きなのね~。折角なんだし、たまにはソロでやりなさいよ」
「うぇ~」
「いつでも手助けするから、ふぁいと」
「……じゃあ、やっていこっか。最初は言った通り、シャンデラを考察するよ。まずは種族値だとか、特性から――」

ゴースト/炎
H60、A55、B90、C145、D90、S80
炎の身体、貰い火、すり抜け
「典型的な火力特化だね。速度は中速。特性に関しては、今大会においては貰い火とすり抜けだけを考えればそれでいいと思うよ。
その特性についてなんだけど、基本的にはすり抜けで良いと思う。身代わりや両壁を貫通できるのはアタッカー採用の上で大きな利点になるし。ただ、ヤミラミの鬼火を警戒するって場合には貰い火にして牽制するのも手かな。」

「炎タイプってだけで一定の役割が持てるね。鬼火を無効化するっていう意味でも、シャンデラの採用はどこのパーティでもしているんじゃないかな」
「うん、パンプジン絶対選出っていう条件下だし、シャンデラは人気が出ると思っているよ。中速っていうのがまた絶妙ね。スカーフを巻けばメガゲンガーを抜くことが出来るし、最速にすれば一定の霊ポケは抜くことが出来るし、最遅だとトリル下でも動ける。どんなコンセプトのパーティにでも当て嵌まるんだ」
「補助技も豊富だし、柔軟に動くことが出来るわ。尤も、今大会においてはアタッカー起用が多いでしょうけど。これほどの逸材だものね」
「何よりもヤミラミに勝ち得る数少ない霊ポケっていうのが良いね。クリアスモッグで瞑想ヤミラミに手遅れになることも防げるし。眼鏡大文字ならば瞑想ヤミラミだって回復が追いつけないよ。昨日、姉さんは『拘りアイテムは博打』だなんて言ったけどさ、私は今大会においてシャンデラの最大の個性は眼鏡による霊パ中最高火力だと思っているわ。
控え目眼鏡大文字でHDヤミラミを確1、相手が瞑想に走っても1積だと
66.8%~78.9%入るから、自己再生をしようが回復は追いつかない。もう一度瞑想をしてきたらその時は確定で落とせるしね」
「そう言われると眼鏡もいいかもしれない。ヤミラミに強気に出られるのは今大会において貴重ね。私のシャンデラも、眼鏡にしてみようかな」
「姉さんのシャンデラはどんなものなの?」
「ヤミラミカルゲ以外に勝てるように、黒い鉄球を持たせた最遅トリルシャンデラよ。でも正直今大会は――特に霊パにおいて素人の人ほどパンプジン+ヤミラミカルゲっていう選出が多いだろうし、腐りかねないわね」
「また妙な型を……。姉さんって時々変わったことをするよね」
「私のことはもういいから、他にシャンデラについて何かある?」
「そうだねぇ、特には――あ、一つあったかな。ヤミラミ、ミカルゲに大打撃を与えられるのがシャンデラの強みだけれども、不意打ちには注意してね。特にミカルゲの不意打ちは堪ったものじゃないから」
「ヤミラミの不意打ちも達人の帯等があわされば意外と馬鹿にできないわね。まあ、アタッカーのヤミラミなんて余程トチ狂っていない限り育てないでしょうけど」
「こっちを見ないで。さて、シャンデラはこれくらいにして次のアタッカーへと移りましょうか。そうね……じゃあ次はミカルゲで。まずは種族値などを確認しよう」

ゴースト/悪
H50、A92、B108、C92、D108、S35
プレッシャー、すり抜け
「HとS以外は平均よりも若干上ね。Sはまあいいとして、Hの低さが惜しいポケモンだわ。特性は今大会においては基本的にすり抜けが安定だと思う。でも、撃ち合いを想定するならばプレッシャーも悪くないわね。タイプはフェアリーだけが弱点という反面、半減も少ないから意外と押しに弱い。でも、今大会においては霊の一貫性を消せる貴重な存在だから重宝されるはずだわ」
「姉さんは『押しに弱い』なんて言うけれども、霊パでゴリ押そうとしても全滅必至じゃん。ほんと、ミカルゲの対霊性能は尋常じゃないよね。私の天敵だよ」
「“ここ”のミカルゲは5世代の頃からずっと、通常の対戦においても対霊仕様にしているくらいだものね。それくらい霊メタに関しては定評があるわ」
「そうね、ミカルゲは霊ポケに殴って突破されるということは滅多にない。今大会においては、困ったら取り敢えずミカルゲに適当なアイテムを持たせて不意打ちやら影討ちやらをしているだけでそこそこ戦えると思う。少なくとも殴り負けることはないでしょうね。火力強化アイテムを持てば、シャンデラに対しても攻撃される前に不意打ちで仕留められるわ。
そんな押してくる相手には絶対優位を誇るミカルゲだけれども、意外と搦め手をしてくる相手だとか、ヤミラミは苦手なのよ。素の火力自体は大したことが無いからね。まあ、ヨノワール程度なら弱点も突けることだから倒しきれるだろうけど、再生持ちのブルンゲルやヤミラミになると無理ね。まず負けるわ」

「不意打ちや追い打ち、影討ちの様な主力技に関しても鬼火で威力減退だもんね」
「だからこそ、仮に物理型にする場合でも特殊技が一つ欲しいわ。シャドーボールか悪の波動からの選択になるけれども、個人的にはシャドーボールを推そうかな。
封印を考慮して被り辛い悪の波動を選ぶ人もいると思うんだけど、そもそも封印を使ってくるのはヤミラミくらいだろうし、そのヤミラミに対しては悪の波動じゃ到底倒すに及ばない。その点、シャドーボールだったらDダウンを狙えるから、仮に封印されなかった場合は若干の勝機が残るわ。だから私はシャドーボールを推したい」

ミカルゲの利点は殴り合いでの強さ、欠点は再生回復持ちへの押しの弱さって事ね」
「姉さんのミカルゲってチョッキだよね。あれって今大会ではどうなの?」
「チョッキミカルゲか……あれは今回は微妙なところだな。でも、悪くはないと思う。まずヤミラミとブルンゲルには勝てないと割り切ることが大前提よ。次に、道連れ持ちに対しても1:1交換が条件。そこから始めるわね。
チョッキミカルゲはミカルゲの利点である“押しの強い霊ポケに対する性能”を特化させたものだから、押してくる霊ポケに対しては基本勝てると思って良い。流石に眼鏡シャンデラの大文字に後出しとかは無理だけど。だから今大会における役割は基本的に相手アタッカーの殲滅になるわね。役割対象を具体的に上げるならばゲンガー、シャンデラ、ギルガルド辺りかしら」

「相手をする側としては、ヤミラミを使ったり道連れを覚えたポケモンを入れるなどが挙げられるわね。ミカルゲには追い打ちがあるから、例えばゲンガーがミカルゲに鉢合わせてしまった際には変に入れ替えを狙うよりもあっさりと道連れをした方がいいかもしれないわ。尤も、火力に補正が掛かっていない場合はCSゲンガーでもない限り追い打ちをギリギリ耐えるのだけれども」
「チョッキミカルゲの本来の意図は“相手の霊ポケとの共倒れ”だからね。余程正面突破を狙ったパーティでもない限り、対策は楽な方だろう。逆に相手が『霊技で押せばいいじゃん』とか考えて組んだパーティに対しては滅法強いってくらいかしらね。ミカルゲが対策される環境での活躍は未知数だわ」
「今回の大会は霊パ使い側にしても初めての環境だもんね、完全に手探りだよ」
「ミカルゲが対策される環境なんて予想しなかったものね。まあ、今大会のトップメタは恐らくヤミラミでしょう」
「“ここ”特有の『○○されたら負ける』の考えで行くと、『ヤミラミに鬼火を撒かれると負ける』『ヤミラミに瞑想をされると負ける』『ヤミラミに挑発をされると負ける』っていうようなのが多いのよね。
霊の一環を考慮すると、最も撃ち合いに強いと思われる選出がパンプジン+ヤミラミ+ミカルゲになるのだけれども、それを前提とするとミカルゲは選出する意味が薄くなるわ」

「ミカルゲの役割が発揮しづらいもんね。ヤミラミには勝てないし、ミカルゲミラーには役割を持ち辛いし、パンプジン相手なら正直他でも良いし。ミカルゲは絶対必要ってわけじゃなくなるね」
「むしろ相手のミカルゲに勝てるヤミラミ、ヤミラミに強いシャンデラ、固定のパンプジンっていう選出になるわ」
「おっ、シャンデラの出番だね!――あれ、でもミカルゲを選出する必要が無いのって相手も同じじゃない?その場合は相手もミカルゲを出さず、代わりにシャンデラが出てくることになっちゃうね。そうすると……」
「相手のヤミラミに勝てるシャンデラ、シャンデラに対するミカルゲ、パンプジンっていう選出にするしかないわね。また、これに対する選出も堂々巡りだわ。早い話が、シャンデラにもミカルゲにも勝てるヤミラミを育てたり、シャンデラにもミカルゲにも勝てるミカルゲを育てることが出来れば話が変わってくるわ。ここの辺りになってくるといよいよランダムレートからの流用では厳しくなってくるわね。詳しいメタの話はまた後日に行う予定だから、後はその時にでも」




「ちょっと、毎日更新を宣言した翌日にすっぽかすってまずくない?」
「とは言え、昨日の午前5時から今日の午後16時までは全く身動きが取れない状況だったから、不可抗力とも言えなくはないけど~。部活の拘束力って凄いわよね」
「……まあ、なんだ、予想を上回るということは良く起こり得るから、今後もこういうこともあると思うわ。極力は頑張るから、許してちょうだい」
「ではまた」