キツネ

山に餌が無くなり、下界に下りてくる。
日中に、堂々と歩く姿には、恐れ入る。
俺が餓鬼の頃などは、考えられなかった現象だ。

そのキツネたちの通り道となっている我家。

店の横の塀を器用に歩き、裏の家の庭を横切って山に帰っていくキツネの姿を、何度も目撃している。

先日は、Ｊｒ．が帰宅した時に、当店の駐車場にキツネが座っているので驚いたそうだ。

動物園や山奥で見かけるキツネは、スマートで尻尾だけが大きい。
しかし、我が家を横切るキツネは、丸々と太り大きい。
よっぽど旨い物を食ってるんだろう。
今度、魚のアラでも置いといて餌付けでもしようかと思ったが、生態系が乱れて問題を起こしたら不味いので、やめた。

しかし、それにしてもキツネで良かった。
熊だったら大騒ぎになるところだ。