嫌力者

どこの企業でも、上に立つ者は嫌われる要素が強い。
部下は同僚と酒を飲みに行き、上司の悪口を言い合う。
上司も飲みに言ったら、部下の至らぬ所を嘆く。
一緒にのみに言った際には、小言や説教が始まる。
世の常なのか？

俺も若かりし頃、同じような記憶がある。
只、上司の話題で飲んでると、その事を次の日にハッキリと物申す。
「ＯＯさん、こういうことで俺たちが困ってることを知ってますか？」
直談判である。
ようするに、愚痴だけでは終わらせず、自分たちの統一見解を決める”飲み会”だった。

さて、我が国の上司はどうなんだろう。
人気取りが好きな我が国の経営者は、短期の実績を気にし過ぎる傾向があるようだ。
大切なことは、この良き状態をどう維持し継続するか（俺は、決して良き状態とは思わないが）。
そして、どの様にして更なる成長をしていくのか、具体的に国民に知らせるべきだ。
抽象的な”お話”ばかりで、逃げているように思うのは俺だけだろうか。
どうしても、お坊ちゃまの道楽にしか見えない。
銀行にばかり金があっても、庶民の財布には影響しないのが実態である。

「外交に強い自民党」は、対アメリカに媚びを売ることだったのか？
中国や北朝鮮に、喧嘩を売ることか？
違うでしょう。
緊張を緩和し、歩み寄ることが外交ではないのか。
憲法を改正し、軍隊を作る事が「強い外交」ではない事を再確認していただきたい。

人気取りが好きな権力者が、”嫌”力者にならぬようご注意願いたい。