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Wake Up !

一人のヒーラーさんとの出会いから、私の世界が変わっていきました。

神棚のお引越し

2014-02-16 22:48:24 | 日々のつぶやき

前回から、あっという間に結構時間が経ってしまった。

あの頃 気分も滅入っていたが、体も重く何もする気がせず他もすべて停滞していた。

その訳は 母が私の処で生活し始めた事もあり、母屋の茶の間にあった仏壇をこの機会に買い替えて座敷の神棚の位置に置くようにした。こちらの都合で神棚を動かして良いものか迷っていたのでノワタリさんに1月の10日頃相談すると、移動した方が良いとの事だった。

しかし、なぜか私は節分までにすればよいと思っていたのでそのままにしておいた。

四十九が過ぎる頃 疲れが出るとの言葉のごとく、私達は体調があまり良くなかったが、母と二人で仏壇を見に行ったり、満中陰志の品を選びに出かけたが、どちらもその時決める事は出来なかった。

その後ノワタリさんと電話で話していると、驚いたように

「え!まだなの?あなたはわかっていると思ったのに!神事はすぐ実行よ。早くしなさいね。」と注意された。

思い返すと、ノワタリさんのお宅でも

「神様がお移りになるから…。」と言って、家の中で移動されたり、新たな神様が来られたり他へ移られたりした事を数回聞いていた。

神事はすぐにしなければならない。今回の事もそのせいかとも思ったが、今までも困った時しか私達には連絡しなかったので、物だけでなく人間関係も整理する段階であったのだろうと思った。

私は早速神棚を居間に移し、仏壇が増えるのでもうこれ以上家具は増やしたくなかったので不要な物を処分する為、家の中を片づけ始めた。

まず手始めに本棚三個分を二個にする為、三日間夜な夜な真夜中まで片付けたが、それでも30冊ほどもう一度読んで処分を決める分は籠に入れた。その後引き出し類、台所、押し入れ、物置と休日は一日中片づけた。気づいた事は不用品の山、紙ゴミの中で暮らしているという事だった。

使わなくなったMDや壊れている不要なミニコンポ、シーツ、布団、袋類を捨てたが、クローゼットの衣類は衣替えまで待つ事にした。それでも2週間掛り、母屋の台所まで片付ると、封を切った高野豆腐や麩が幾つも出てきてストック戸棚を整理し、ラベルを付け、高齢の母が使いやすくするようにしたら、スッキリしまた活力も戻って来た。

その後、仏壇もお返しも一度ですんなりと決まり、きれいになった処で仏壇が運ばれ、それまで泣きそうなくらい悪筆の父のお位牌の文字だったのがやっとまともな文字のお位牌が一緒に届いた。

そんな菩提寺の和尚でなく、ノワタリさんに新しい仏壇のお清めとお位牌の御魂入れを遠隔でお頼みした。

2月11日の朝 父は甘辛両党だったので、ビールやお酒と果物、バームクーヘンやラスクや卵焼きを供えてノワタリさんと連絡取りながら遠隔でして頂いた。それは有難い事にとても丁寧で心のこもったものだった。

9時前から始めたがすべて終えたのは11時近くで、涙声が電話の向こうから聞こえた。

「お不動さんって後ろに炎を背負ってますよね。ご真言が出ましてね。お不動様に守られてますよお父さんは幸せですね。」と言われ、先祖のお位牌もして頂いた。

「皆さん、落ち着いて穏やかですよ。まあ~、それぞれは色々とありますが…、落ち着います。」

その言葉を頂いた時、私達は父がお不動様に導かれあの世に行った事と、神仏の存在を改めて確認し、私達も涙が出てきた。私が10年近くノワタリさんのお供をして歩いたのは霊能者になる修行ではなく、土地の因縁の解消もあるが、先祖も望んでいたのだろうと思った。

その後すぐに白木のお位牌を玄関先でお焚き上げをすると、白木の燃える甘い香りがした。

その甘い香りは夜になっても玄関に通じる階段にずっと漂っていた。

その数日後、隣町のドラッグストアの駐車場で車を降りた時にその香りが漂ってきた。先日も部屋で何もないのに父の好きだったインスタントラーメンの匂いがした事があった。父はそうやって存在を知らせているのだろう。

私はまだ父が隣室で休んでいるような気がしてならない。