月に一度、高知の四万十市まで商用で出かける。その都度、応仁の乱の頃 荘園であったこの地に逃れてその後長宗我部氏に滅ぼされてしまった一条氏を御所跡に祀っている一條神社に 無事に着いた事の礼と御祭神様方とその町のいやさかを祈ってお参りしている。そしてそこで百円のおみくじを毎回引いてている。
大吉とか凶とかを見るのでなく、裏面の「神の教え」とかその御籤の説明を読むのが好きで買っているが、毎回不思議なくらいその時の私の置かれている状況とか心理状態に符合する事が書いてあるのに驚く。
今回は一人で声をあげて笑ってしまうほど今の状況にマッチしていた。
神の教え
「難儀苦労のある時ばかり神のみ袖にすがる気か」
難儀な時の神頼み、平素は一向に振り向きもしないで、人の力の及ばぬ苦しみに行き合わすと、俄かに神様神様と騒ぎ立てる。神様も可哀そうだと思し召しお助けなさってくださるでしょうが、私どもは平素から神様を敬い其の御心に叶うよう正しい行いをしておかねばならぬ。
とあり、表は
「ながむれば ながむる花の あるものを空しき枝にうぐいすのなく」
解説は
古きを捨てて新しきにつくがよい あまり一つの物にとらわれて役にもたたぬことを思ってはだめです。
元気を出して捨てるべきはすて進む所へ進め
と書いてあり、最後に運勢を見ると中吉、裏面の文面にあまりにも状況が似ているので、苦笑いをし、表の解説では転機が近づいていることを改めて思った。
2004年の香港の旅の時、多分以前に書いているだろうと思うが、占い師のMさんにタロットで占ってもらった。その時彼はどういう訳か霊感が働かない状態であったが、ノワタリさんは
「霊感は利かなくとも、タロットは合う。」と言われた。
その前年、見て頂いた時、注意事項を言われ、うっかり従わなかったので、そのまま注意された事が現れ、その時彼の力を確信した事があった。
その香港でのタロットの結果は、1,2枚目は数字が若く、私は何であったかは覚えていないが、彼が言うにはとても良い札だと言われたが、3枚目はバベルの塔の崩壊がでた。その後また良い札が出た。
言われた言葉は、
とても優しい指導者から独り立ちする頃、バベルの塔の崩壊に当るような出来事が起きるが、その後の札が良い物なので、発展的解消でそれからが私の本当の人生だと言われた。
しかし、霊感が働いていなかったので、それ以上の事は分からなかったが、最後に
「何か天災でも起きるかな...?」と呟いたのを覚えている。
その年の末、スマトラ島の地震と津波は起きたが、最近のように異常気象や地震は起きておらず、半信半疑だった。
日月神事を読み北から攻めて来るとあったが、その頃のロシアには今のような国力もなく、遠い先のような話のような気がしていた。中国の脅威と周辺の国々との摩擦、ロシアにしてもスターリンが国家元首であった頃のこともあり、起きない事を願うが、何が起きてももう不思議ではないと思っている。
私自身にリセットする時期が近づいているのかもしれないと、この御籤でふと思ってしまった。
しかし、もう一つダメ押しをするように、どこでなくしたか分からなかったメガネだが、失物のところに
「所をかえて探せ」と書いてあり、私の部屋でも見つからなかったので、前日袋の中身を振りまいた母屋の台所の横の廊下を探した。すると前日何度も探したはずが、父の飲まなくなった缶ビールのケースの中に落ちていた。
そんな事もあり、みんなでよく合うわねと笑ってしまった。こんな事ってありませんか?