Wake Up !

一人のヒーラーさんとの出会いから、私の世界が変わっていきました。

老人科

2012-05-26 21:05:40 | 日々のつぶやき

暑い日と寒い日の寒暖の差が大きく、心臓の病を抱えている母の体調がこのところ良くなかった。

何時も季節の変わり目には体が付いて行かないのだが、心的要因もあった。

以前掛かっていた市立病院に医者が居なくなったので近くの医院を紹介されたが、なぜか今は循環器の専門医の居ない病院に通っている。

父は市立病院に掛かっていながら、その病院に睡眠薬をもらうためだけに月一で通っているが、次々と病気を作り、脅かす。もう90歳近いので検査結果の値がすれすれなのは当たり前だ。

「どうして?」と、二人に尋ねると「万が一の事が遇った時の為に、入れる所を押さえていないと。」と言うが、老人施設にはぼけて徘徊するようになっても柱に縛っていいから入りたくないと言う。

そんな時は救急車で行けば良いではないかと思うが、安心できないらしい。

しかし、その病院の雇われ医師は当り外れが大きい。腕が良かったり、評判の良い医師達は独立開業して繁盛しているが、その一方、以前私が行った時、窓口で「今日は良くないから明日の先生の時に出直したら。」と、院内で言われる医師も居た。

しかし、その変人の医師も隣町で開業するようになったら、途端愛想が良くなったという評判である。

もう20年位前の事だが当時居た医師と病院との間でトラブルが生じた。その医師はその当時国会議員の選挙に出て、全く政治とは関係の無い病院の悪口と暴露話のみを政見放送で話した。

それが、病院名や個人名も出して、破れかぶれの暴言を吐く。それを聞いたり、見たりした地元の者はクスクスと苦笑いし、ご近所の話の種となった。

慌てた先代の院長はNHKに中止するように頼んだが政見放送なのでそれが出来なかった。高い供託金を払ってまでする事だっただろうか?

その後、その医師は他の町へ移ったが婚約者に逃げられ、今度は県会議員に立候補し、婚約不履行は刑事罰にというむちゃくちゃな事を公約としたと友人のご主人が笑って話した。

母はそこでレントゲンも、心電図も取っていなかったが、むくみがあると言う事で利尿剤を半月分もらった。

不安になった母は、その医師に「先生は何が専門ですか?」と尋ねると、平然と「老人科です。」と言われた。そんな科あるか?母は「ハァ?」と言ったらしい。

確かにその病院は管だらけの老人ばかり入院しているのでシャレでそんな事を言ったのだろうが、何が専門は分からないままである。

「あ~、う~。」としか言わない寝たきりの患者の相手という事か。

お隣のおばさんも通っているが、道路の立ち退きで施設は新しくなったものの外来患者はとても少ない。

以前、近所の人がその病院で医者から延命治療をするかどうか尋ねられた。その奥さんは義理の間柄である姑の事だったから、「先生のいいように、お任せします。」とか言えず、「自分の親だったら断れるのに...」とこぼした。その数年間、その病院で他の人の介護をして治療費を稼いだと言う。

なんか、無駄の様な気がするが、それでも生きていてほしい人はそうすれば良いけれども。

その医師が母を不安にさせるようなことを言った為に、益々落ち込み、

「心不全が進んでいるのでもう長くはない。」と一日中愚痴った。おまけに利尿剤はあわず、湿疹が出て痒くて今度は眠れないとこぼす。

「腹水は見たところたまっていないから、大丈夫よ。」と言っても、うるさくぐちぐちとこぼす。

「タカコちゃんのご主人に診てもらったら。」と勧めると、

「其処までの体力が無い。」と言って聞こうとしなかった。1、2日ほっといたら、今度は向こうから連れて行ってとの事。

結果は別に進行してはいなかった。やはり心的なものである。母は我が家のわがままな女王様で自分の意見を他人に押し付ける癖がある。自分と人とは別なのに、同調してもらいたいらしい。私たちはみんな無視、大迷惑だ。

「伯母さん もうむくんでいないから、その原因は分からないけど、利尿剤はこれから暑くなると、只でさえ熱中症で脱水になりやすいし、腎臓を傷める恐れがあるから飲まないほうがいいですよ。」と言われた。

「早く来れば、良かった。」と言い、安心したものの、「自分の心不全は進んでいる。」とまだ言い張っていたが、今日は元気に梅干を漬けている 。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親がいない?

2012-05-26 01:50:46 | 日々のつぶやき

先週、経理事務所の小学生のお子さんを持っておられる女性と話していて、親がいないから二つの町の学校が合同しそうだという話しを聞いた。

親がいない???

ふん?どういう事?出稼ぎ?蒸発?

そう言う事でなく、一組の夫婦から数人の子供がいても、親の数はしれている。小さな小学校であれば、子供が30人いても親は数人という事だった。それで役をずっと同じ人がしなくてはならず、仕事に差し控え困り果てている。

以前妹が小学校の給食費も担任でなく父兄が地区で集め無ければならず、他にも昔は教師がしていた事を父兄がしなくてはならず負担が大きいと言っていた。

そういえば、其処の高校の入学者はわずか25名だった。以前は少なくとも50名くらいはいたが、この最近年を追うごとに10人くらい減っていき、このままでは学校はなくなってしまうだろうと思う。

以前、定員割れしているのに、落ちた生徒がいた。その子の親は学校に文句を言いに言ったそうだが、あまりにもレベルが…と言われたという変な話を聞いたことがあった。

 其処まで過疎は進んでいる。その近くの町へ近く行った事があるが、お年寄りが日向ぼっこをしていたり、やっと車1台通る幅の町の中は更地だらけになっていた。

産業が無く、人口の流失が続いている。20年くらい前までは同じ町内の中にも幾つかの学校はあった。それが1つになってももうどうしようもない所まできている。

知り合いの子供さんが、幼稚園に上がる頃、その近くには探しても同い年の子供がおらず、遊び相手がいないとこぼされていた。

人数がいる球技は出来ず、この町も野球部があれば、サッカー部が無いという有様でもう20年前から少年倶楽部に入っている子供達は続けたければ校区外の中学に進学するしかなかった。

子供達もかわいそうである。

あるメーカーのセールスがやって来て、都市部でも家電メーカーの工場の海外移転が続いていて納品が激変だと言い、嘆いていた。

従兄弟から聞いた話であるリーマンショック以前、沢山のメーカーの工場がでてきた町があった。

住宅が足らず、地元の人達はせっせと賃貸住宅を建て、勤めている人達は一生其処に従事すると思い住宅を建てた。以前、空港に行くのにその周辺を走ると山の中に住宅展示場ではなかろうかと思うくらい新しい住宅の集落があった。

その頃でも派遣社員が多くなり、水道代などが未払いのままいなくなり市が困っていると言うニュースを耳にした事があった。

リーマンショック後工場は次々と撤退し、人の姿は消え、賃貸住宅のローンは残り、その町のJAはパンクしそうになったそうである。

昔はどの自治体でも地場産業がありそれなりに暮らしていけた。大手のメーカーの下請工場などもあった。結構年配であっても内職をしたりして自立していた。

今はスーパーとコンビニだらけであちこちにあった食料品店や八百屋も消えた。

そのため納入していた豆腐屋や菓子屋もだんだん無くなり、私は近くだが新鮮な市場から戻りたての野菜を買おうと思ったら、少し足を伸ばさなければならない人もいる。不便である。

もう田舎の循環システムなど壊滅してしまっている。田舎だけでなく、仕事がなくなってしまった今、全国であろう。

以前から不思議に思っていた。公務員は自治体が赤字であろうと賞与が出るが、民間ならカットである。

どうしようもない所まできているのに国家公務員も同じだ。

先日、フジサンケイグループの電話アンケートがたまたま掛かって来た。

すべて今の政治に関する事ばかりであった。当然ノーの返事、最後の質問は原発問題を含めて国を信じるか?当然信じないである。どういう結果がでたのだろう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする