英語を使い過ぎ(その 21)

2015-09-14 17:11:12 | 語学学習
 先日テレビのニュースを見ていたら、その中で気象予報士が出てきて日本上空の雲の写真を見せながら、次のように言った......「この雲には竜巻のポテンシャルがありますから、気を付けたほうがいいですね。」と。僕はこれを聞いて、びっくりしてしまったんです。どうしてそういう大事な情報なのに英単語を使ったのかまったく理解できなかったからです。「ポテンシャル」という単語は、英語をかなり勉強していないとわからないはずですからね。ですから、これを聞いた瞬間に理解できた人がいったいどれぐらいいたのか......?疑問でしょうがないですよ。

 「ポテンシャル」は英語では「potential」と書いて、意味は「発達の可能性のある、潜在可能性がある」という単語です。なので、上記の使い方は意味は合っていますが、なんでわざわざ英語を使ったんでしょうかね......?みんなにわかるように「この雲には竜巻の可能性が潜在している。」と言えばよかったのではないでしょうか?しかも、このようにちゃんとした日本語があるんですからね。

 まあ、とにかく、世の中、「横文字」を使い過ぎですよ!むやみに使えばいいってもんじゃないですよ!!まして、上記のような大切な情報を視聴者に伝えなければならないという場合は、誰もがみんなにわかるように日本語で伝えるべきなのではないでしょうか?

 いつものことですが、英語やフランス語などの外国語は使うべき場面で使えばいいんですよ。繰り返しになりますが、やたらめったら使えばいいってもんじゃないですからね。

 とにかく、今日はこの辺で。

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