保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

2日続けてJRが止まった!!!

2005-09-24 19:44:45 | 船頭
9月最後の連休です。

毎年9月は、観光業の閑散期と
いわれるのですが、今年は天候が
いいのか?それともはっちんブログの
宣伝効果か?(それはないか…)
例年を上回る勢いで流船数は伸びて
いるようです。

その中でも、連休のなか日となる
今日は最も混雑が予想される日。
そこで事件は起こりました!

乗船場が最も混み出す11時頃、
私達船頭の足ともいえるJR山陰線が
「運行を停止している」との情報が
入りました。
なんでも二条駅ホームに不審物が発見され
安全点検の為、止まっているというのです。

これは緊急事態です!!

一回目下った船頭が、嵯峨嵐山駅で足止め
され帰れないのです。
乗船場には船頭の帰りを待つお客さんが
大勢待っているのです。

「これでは船頭は帰って来れない!」と
判断した事務所では、それ以降のキップの
販売を一時停止しました。
一時間おきに入ってくるトロッコ列車の
お客さんも当然受け入れられない事態と
なりました。

12時と1時台、2便のトロッコのお客さん
の乗船をお断りしなくてはならなかったのです。

今日はトロッコ列車と保津川下りの
セット予約券だけでも140人以上の予約
がありました。その他のお客さんも
合わせると200人は来られます。
それを2便も断るという事は多額の
損失です。

約1時間後にダイヤは戻ったそうですが、
この損失は大きいです。

実はJRさん、昨日も電線事故の為、
停車し、1時間以上電車の中や駅のホーム
で待たされるということがあったばかり。

駅も情報を把握してなくて、電車が
京都から嵯峨嵐山間を折り返し運転に
切り替え、私達乗客は右往左往です。

事務所・営業サイドは、鉄道のダイヤを
基準に船頭の帰る時間を計算し、配船に
当っています。鉄道のトラブルは最悪です。
結局、お客さんに多大な迷惑をお掛けする
ことになります。

JRは事故の原因となった人には、
莫大な損害賠償を請求すると聞いて
いますが、そのお金が本当に迷惑を
かけられた乗客に還元されたという
話は露と聞きません。

一体のその賠償とは何処に使われる
のでしょう??

もちろん直接損失があった遊船に
一言のお詫びもないことは
言うまでもありません。

民営化とはそういうことなのかも
しれませんね!!