保津川下りの船頭さん

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秋の訪れ・・・保津峡に彼岸花咲く。

2005-09-17 17:50:26 | 船頭
朝晩の涼しさに秋の訪れを
感じさせる季節になってきました。

保津川下りが流れる保津峡谷にも
秋の始まりを告げる「彼岸花」が
咲き始めました。



燃えるような‘赤色’の葉が、緑に覆われた峡谷内に
点在し、鮮やかな色調で彩ります。
彼岸花は元々中国から渡来した花といわれ、
くきが突然、土の中から伸びてきて、鮮やかな色の花を
咲かせて、僅か1週間ほどで枯れます。花が枯れると
葉が生えてきて、夏前にはすっかり姿を消す
ミステリアスな花です。

根には毒があるので、日本では昔、
田んぼのあぜ道に植えて、土手を掘る
ネズミ被害を防ぐ役目をしたともいわれています。

彼岸は仏教で悟りの境地に行くことの意味で、
季節の変わり目、農耕の区切りに時期という
意味で使われたと聞きます。

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように
この花が咲く時期は一年中でももっとも
過しやすい季節になります。




爽やかな初秋の風を受けながら、
下る川下り。
鮮やかな花が迎えてくれる保津川峡谷に
是非、お越しください。