保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

明日30日にKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」 に生出演します!

2011-06-29 23:23:03 | マスコミ出演
比叡山参詣の途中ですが、明日30日、KBS京都ラジオ・朝の生放送である
「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」 にゲスト出演します。

放送は午前9時35分から約15分程度。
「都もはんなりおこしやす」というコーナーに登場させていただきます。

ラジオ出演はこれで5回目ですが、生放送は2回目なので少し緊張していますが・・・


明日は保津川下りの歴史や船頭という仕事の他に、自分史として
保津川、また未来への思いなど・・・私なりの保津川観を
リスナーの皆様にお伝えしたいと思っています。

ラジオで15分といったらかなり話せる方なのですが
以前、和泉修さんの番組の時のようなマシンガントークは控えて、
「はんなりおこしやす」のタイトル通り、京風に上品ぽく話したいです。

時間のある方は是非、お聞き下さると嬉しく思います。


KBS京都ラジオ AM:1143Hz
【笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ】
「都もはんなりおこしやす」のコーナー
午前9時35分~50分





比叡山山頂から参詣の道を歩く。

2011-06-25 14:58:19 | シリーズ・京都を歩く
京都・八瀬方面からケーブルカー&ロープウェイを乗り継いで比叡山山頂まで。

目指すは伝教大師・最澄が開山した天台宗の総本山「比叡山延暦寺」

山頂から比叡山延暦寺まではバスでも行けるのですが、標高848mに吹く
涼やかで心地いい風に誘われて山道の参道を徒歩で向かうことにしました。

延暦寺は山頂より低い位置に建っているので、杉やヒノキといった木々に
覆われた山道を下っていきます。


昔の高名なお坊さん方も、幾度となくこの道を歩いたのだと思うと、妙に感慨深い気分に浸れます。
道中にはつづら折の急な坂もありますが、不思議と疲れを感じることなく歩けました。


途中、薄暗い木々の道が開けたと思うと、たくさんのつつじが咲く丘にたどり着きました。
眼下には大原の里や洛北の街並み、北山の山並みが広がり、その景色はまさに圧巻!
ここは徒歩で登山される人たちの休憩場にもなっているようです。

この丘の奥に以前、「比叡山人工スキー場」があったのを覚えています。

そういえば山頂には遊園地があり、その中に関西一怖いという噂の「おばけ屋敷」もあったな~

つつじの丘を後にし、再び、木々深い参道を歩き出すと、杉の巨木が建つ「弁慶の水」
という湧水が表れました。平安時代後期、叡山一の暴れん坊だった「弁慶」が
西塔で修行していたとき、一千日夜仏様にお供えする水を汲んだといわれている湧水だそうです。

変わらぬものと変わるもの、幾重の歴史を積み重ね、比叡山は今も京都の街を
見続けているのですね。

さて、いよいよ、延暦寺が見えてきました。



京の霊峰・比叡山を歩く その弐 叡山ケーブル&ロープウェイ。

2011-06-06 20:47:12 | シリーズ・京都を歩く
比叡山・延暦寺の旅を書き始めた翌日、一日中降り続いた大雨により、
保津川の水位が以上上昇し、あわや、堤防決壊による社屋冠水の危機が
襲いかかり、一週間という長期の運休を余儀なくされたことで、更新が
滞ってしまいました。

なんとか今日から再開し、続きを書きたいと思います。

さて、比叡山。

今はドライブウェーも整備され、簡単に車で山頂まで登れる比叡山ですが、
延暦寺へ参る精神的な旅としては、少しは自分の足を使い登りたいとの
欲求に導かれ、京都山麓の洛北・八瀬からケーブルカーとロープウェイを
乗り継ぎ、その後は山道を歩き、延暦寺を目指すコースにしました。


八瀬から運行しているケーブルカーは京福電気鉄道の経営で、大正14年に整備されました。
路線距離は1.3㎞とけして長くないのですが、急こう配の斜地形を高低差561mも登る
日本最大級のケーブルカーとして知られています。

平日だったので車内は空いていたので最前列に座り、山を見上げながらカーブル比叡山駅を
目指します。乗車9分間の途中から京都の北山地区や大原の里が一望できます。


山頂まではロープウェイを経由します。
距離は約500mと短く所要時間3分ほどですが、ここからの眺めも圧巻です!
気持ちのいい空中散歩を楽しめるのも比叡山登山の楽しみの一つですね。


ロープウェイを下車して延暦寺までは徒歩で山道を歩くことに。
山頂へ向かう道を100mほど進んだ後、左の小道への分岐点があります。
新緑から深みを増しつつある木々の中を進む山の参道。

気持ちのいい山の風を受けながら約20分ほどのハイキング。
この時期の森林浴は山から沸き立つエネルギーを体に浴びる感覚があり、
心身ともにリフレッシュできます。

視界が開けたと思ったとき、車のエンジン音が。

少し現実感が戻ります。

すると目の前に朱色の建物が。

日本仏教の殿堂・延暦寺に到着したようです。


つづく。