保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

KBS京都ラジオ待ち~

2010-06-30 20:40:49 | マスコミ出演
只今、京都地元の放送局・KBS京都のラジオ収録のため、出番待ち中です!

番組名は以前も出演させて頂いた和泉修さんの「ワッツフレンド」です。


前回では時間が足りなく伝えきれなかったことをしっかりお話して参りたいと思っています。


保津川のことはもちろん、NPOの活動や空手道場のこと、PTAのことまで‘熱く’話せればいいな~
などなど…を思っていて、今、スタジオ横の待合室で、頭を整理しているところです。

室内にはプロ野球ナイター中継の放送が流れています。子供の頃、ラジカセで聞いていナイター中継。テレビ中継が試合途中で時間切れになるので、試合結果が知りたくて続きによく聞いていたっけな~
懐かしいです。


まだ収録の編集が少し押している模様で、もう少し延びる感じです。

ゆっくり野球ナイター中継を聞いて、頭をリラックスさせましょう!

全日本空手道選手権大会、片岡兄弟の挑戦。

2010-06-30 10:52:24 | 空手・格闘技
蒸し蒸し感に覆われ、時折、局地的な集中豪雨に見舞われる今年の梅雨。

困った事に、本業である保津川下りは河川増水の為、3日間も運休・・・

とはいえ運休の間ものんびりは出来ず、私はっちんは空手師範として大会出席と選手強化練習にと
相変わらず多忙なスケジュールをこなしていました。

27日は京都市横大路体育館で開催された「全日本空手道選手権大会」(内田塾主催)に
来賓として出席して参りました。

もちろん当道場からも「片岡 零君・颯君」の兄弟二選手が少年の部にエントリーして出場です。

約400名の選手が出場した大会、梅雨の気候の中、体育館は選手の熱気も加わり
蒸し風呂のような‘暑さ’・・・
この条件下では、技術以上にスタミナ配分を考慮した戦い方が大切になります。
もちろん、基礎的スタミナは最低限必要ですが、試合は緊張感や相手からの圧迫感など
で想像以上のスタミナを消耗するものですから。

彼ら二人がどこまで、よく相手の動きを見て冷静に戦えるか?がポイントだと思っていました。

試合直前、体育館の隅でストレッチをしながら体をほぐす片岡兄弟。

スタミナ配分の事、冷静な試合運びの事など、アドバイスしたいことは色々あるのですが、
ここまできたら、あまり細かいことは言わない方がいいことは、これまでの大会経験で学んだこと。
口であらためて言わなくても、日頃の彼らの練習の中で取り組んだこと、身体にしみこんでいるはず。
あとは本人たちを信じて応援するしかない。

試合は小学校4年生の颯君から始まりました。
今回が生涯はじめての大会出場となる颯君。
キレ味鋭い左右の回し蹴りを武器に最近、メキメキと腕を上げてている生徒です。

試合でも、序盤こそは緊張からか手数が少なく、心配しましたが、試合開始から
30秒を過ぎた頃から、本来の動きを取り戻し、右の上段回し蹴りをヒットさせ‘技あり’を奪取!
打撃の痛みからか?相手の選手が戦意を喪失し、見事、一回戦を突破してくれました。

そして兄の零君。
小学校6年生の彼は約2年ぶりの大会です。
試合の順番を待つ姿から緊張していることがありありと伝わってきます。
しかも対戦相手は頭ひとつ高い長身の選手、帯も格上のようです。
さて、試合ですが、お互い一歩も引かない技の攻防を続き、本選は引き分け。
すぐ行われた1分の延長戦。
この暑さでお互い相当スタミナを消耗しているようです。
ここまできたら、技を超えた精神力の勝負!ここからの辛さ、キツさは
体験した者でないとわからない世界ですが、ここまでの痛みの蓄積に加え、
止むことのない激しい攻防の中、一瞬も気を緩めることができないプレッシャ、
そして、鉛を引張っているような足の重たさの中「もう、ダメかも?これ以上無理かも?」
と一瞬でも思った方が負けるのです。
延長戦、彼はよく戦いました。しかし、気力の点で相手が少し上回っていたということでしょう。
残念ながら、一歩及ばず敗退ということになりました。

それぞれ、この大会で自分自身の課題に気がついたことと思います。
練習だけでは気が付かないことに気づくのも大会に出る重要な意義です。

様々なプレッシャーに打ち勝ち、大会にチャレンジした彼ら。
最後まで戦い抜いた彼らを私の誇りです。

最後に選手たちへ。

君たちが大会に向けて頑張ってこれたのは、君たちだけの
努力で出来たのでは決してないということです。
君たちが練習に打ち込める環境を用意してくださった
保護者(お父さん、お母さん、祖父母さん)の協力が
あるからという事実を決して忘れないで下さい。
今の自分があるのは当たり前のことではなく、周りの
人達の協力に‘感謝するの心’を忘れず、
これからも精進して下さい。

今日は本当にお疲れさまでした。

斯道会空手道場 師範 豊田  

         押忍!



京都大学生存基盤科学研究ユニットの定例研究会。

2010-06-25 21:50:20 | 京都大学
25日(金、亀岡市文化資料館で京都大学・生存基盤科学研究ユニット
(東南アジア研究所)実践型地域研究推進室の定例研究会が開催され、
私も京都大学の研究員として出席して参りました。

同大学の研究ユニットについては、以前のこのブログでも紹介したことが
あるので覚えてられる方もあると思いますが、今年1月にバングラディシュに
招聘して頂いた縁から私も研究員として在籍する同大学内ユニットです。

同室では地域研究のフィールドとして滋賀県守山と朽木、そして亀岡に
拠点を設け、研究者をはじめ地域に関わる様々な立場の人々が協力しながら
農山村と地方都市の望ましい連携と将来像を構築する活動を展開しています。

今月は亀岡フィールドステーションの担当月に当たっていましたが、
当初予定してた研究報告がゲストの方の都合でキャンセルになり、
急遽、ピンチヒッターに会場となっていた亀岡市文化資料館の
黒川孝宏館長が買って出てくださることに。

「地域と‘つなぐ’資料館」と題して、これまでの資料館の取り組みと
各種市民団体との連携で活動してきた事業の報告をされました。

現在、亀岡では私の所属するNPOプロジェクト保津川をはじめアユモドキの
保全運動を展開されているNPO亀岡人と自然のネットワークなど様々な分野の
市民団体が活発な活動を展開していますが、その核となってきた施設が
実はこの市文化資料館であり、中心的人物が今回発表者である黒川館長で
あるといっても過言ではないでしょう。

私たちが船頭という仕事から離れて「保津川」にかかわって行けたのも
黒川館長が多大なる協力をして下さってからこそなのです。

その館長が京都大学の研究会で発表されるということなら、
何を差し置いても聴講しに行かねばなりません。

「資料館とは?地元の過去から現在、そして未来をつないでいく役割があり、
人づくりの場であり、町づくりの場、未来づくりの場となる必要がある」と語る
館長の言葉には、地域に根ざし、歴史を掘り起こし、また行政と市民をつないで
新たな‘動き’を作り上げてきた事実からくる説得力を持っていました。

こんな特異(?)な資料館を持つ亀岡だからこそ、京都府はもちろん大学の研究者
から注目される土壌が育ってきたんだな、と感じた次第です。

発表終了後は、亀岡駅前の居酒屋「ますや」さんで二次会です。
黒川館長を囲んで、ざっくばらんな話に花が咲き、時間が経つのを
忘れてしまいそうなくらい賑やかな宴会でした。

これも館長のお人柄でしょう。

私も今年は館長にいろいろとご教授願いお世話になることが
多くなると思うので、しっかり‘つながって’いきたいと
思っているところなのです。

亀岡市文化資料館では、現在「アジアの中の亀岡」をテーマに
連続文化財講座を開催しています。
私をバングラ視察に推薦して下さった安藤和雄京都大学東南アジア研究所准教授を
はじめ京都大学東南アジア研究所、京都学園大学、文化資料館が連携して、
第一線に研究者による亀岡の位置づけとアジアでの価値について講演されます。
以外に亀岡の人が気づかない「このまちの価値」が明らかになるかも!

☆連続文化財講座「アジアの中の亀岡 2」

★第1講座 
日時  平成22年6月12日(土曜日)午後2時~4時
演題  「アジアの農村と亀岡」
講師  安藤和雄さん(農学博士 京都大学東南アジア研究所准教授)
  <終了しました。>

★第2講座 
日時  平成22年6月26日(土曜日)午後2時~4時
演題  「雲南の棚田、京都の棚田(仮)」
講師  中村均司さん(京都大学東南アジア研究所特任教授)

★第3講座 
日時  平成22年7月3日(土曜日)午後2時~4時
演題  「東南アジアの水田の生き物、亀岡の水田の生き物(仮)」
講師  大西信弘さん(京都学園大学バイオ環境学部准教授)

★第4講座 
日時  平成22年7月10日(土曜日)午後2時~2時30分
演題  「亀岡の地域づくりと農村(仮)」
講師  黒川孝宏(亀岡市文化資料館長)

パネルディスカッション 午後2時40分~4時
テーマ  「アジアの中の亀岡 2」
パネリスト 安藤和雄さん 中村均司さん 大西信弘さん
司  会  黒川孝宏(亀岡市文化資料館長)

※全講座とも 会場 亀岡市文化資料館 3階研修室
 定員 60人(要申し込み)  受講料 無料
 申し込み 電話かファクスにて受け付け

船止め2日目、「精進料理・阿じろ」で話を聞く。

2010-06-24 23:18:27 | シリーズ・京都を歩く
はっちんの船頭ブログも、最近はPTAネタが続き、
「『PTAのはっちん』にブログ名を変更した方がいいのでは?」
といわれそうな感じですが、実は先日来の雨で船止めが2日間も
続いているのも原因のひとつ。

梅雨にあたるこの時期は、毎年のこんな感じですが、今年は
PTAの職務もあるので、なお仕事に従事する時間が少ない・・・

今日のような「梅雨の晴れ間」最近にない好天の日に仕事を
しないのは、どうも体を持て余している感覚に見舞われ、体内の
エネルギーが良好に循環していないと感じます。

この感覚はもはや職業病ですね。

しかし、こんないい天気に家の中に閉じこもり「骨休み」という名の
体内エネルギーの停滞を感じたくないので、予定はなくても
とりあえず、外出してみます。

外に出てみると気分が活発になり、いろいろと頭に計画が浮かんでくるものです。
「あそこに行ってみよか、あの人を訪ねてみようか」などなど。

そこで思いついたのが、以前から一度お会いしたかった
妙心寺門前にお店を構える「精進料理・阿じろ」の会長さん。

急なアポ取りにもかかわらず、お話を聞かせて頂くことになりました。

本当に急な面会願いだったのですが、気さくにいろんな話をしていただき
気がつけば3時間近くもお邪魔してしまうことに・・・
当初、目的とした話以外にも、今昔取り揃えたさまざまな話に花が咲き
実りの多い面会になり、うれしく感じています。

会長さんはご高齢にかかわらず、とてもお話上手でエネルギッシュ、
聞いている私までワクワクと浮き立つほど、熱く魅力的な方でした。

一代で京都を代表する精進料理のお店を築かれた秘訣は
そのあたりにもあるのかもしれませんね。

「仕事が、人生が楽しい!」っていう気持ちが伝わってくる人って
ほんとに魅力ありますね!

ちょっとした思いつきで外出した私でしたが、仕事への情熱と爽快感
という名の料理を味あわせて頂き、本当にご馳走さまでした。
今度訪れるときは是非、ミシュランガイドも認めた精進料理を戴きたく思います。

やはり体内にエネルギーが停滞した時は必ず外出してみる大切です。

明日は川の上で、体内のエネルギーを燃焼させ好循環させられる様な
水位に減少していることを願いながら・・・

懇親会は和気あいあいに大盛り上がり!

2010-06-23 00:38:02 | PTA活動関連
亀岡市に限らずPTAでは、どこの学校も総会終了後に懇親会が催されます。

我々中学校でも18日の総会後夕方から懇親会が開催されました。


参加者は校長先生をはじめPTA担当の教職員と今年度のPTA役員21名。

もちろん実費ですのでご心配なく~


今年一年の円滑な活動を進める為には、なんといってもお互いの親睦を図り、
意思の疎通がなにより大切!ということで開かれる‘宴会’です。


会場は私が会長権限で、学校地区ブロック内にある京懐石の「門」さんに決定。

店内を貸切って、美味しい京懐石に舌鼓を打ちながら、和やかに
お話ができるようにはからいました。


意外かもしれませんが、先生方と保護者って日頃はあんまり深く
突っ込んで話すことってないものなのです。

この機会に学校や子どもの事などについて、お互いの思いや、聞きたかったことについて、
膝を突き合わせて、じっくりと話込める交流会も兼ねているのです。

皆さん、それぞれのテーブルで賑やかな歓談に花が咲いていたように感じます。

さて、お腹もいっぱいになり、話し疲れたら、次は二次会!

二次会はカラオケに決定。


最近カラオケに行く時間がなく禁断症状を発症していた私。

会長自ら先頭を切ったのでした。


私の歌声が呼び水となったかどうか?はわかりませんが、そこからは
賑やかな‘うた会’がスタート!

ボックス内は先生vsPTA対抗カラオケ大会の様相を呈してきました!
今日だけは無礼講~楽しむときはたのしむ!キメるところはキメる!
そしてシメるところはシメる!

これが大事なのは親睦会も教育も同じ~はず…


でも、とりあえず凄い盛り上がり方でした。


この元気さと団結力があれば、今年の中学校はいろんな事ができそうな予感です。


これからの私たちの動きにご期待下さい!

東輝中学校PTA総会にて。

2010-06-19 21:04:24 | PTA活動関連
最近は船頭の仕事より、PTA関係の業務に追われる毎日。。。
引き受けた限りは、これも今年一年の私の定めと思い、積極的に取り組んでいます。

さて、昨日は私がPTA会長を務めている亀岡市立東輝中学校の第一回定期総会が開催される日でした。

この総会は、今年度のPTA活動における「活動方針」と「事業計画案」並びに「予算案」を上程し
中学校の保護者会員の皆さまの承認を得る大事な会議なのです。

例年、中学校のPTA総会は小学校のそれと比べ、かなり参加者が少ない委任状が80%を
占めるといわれるものらしいのですが、今年はどういう訳か?100人収容できる会議室が
いっぱいになるほどの出席率・・・

これは驚くと同時に嬉しい誤算でもありました。
PTA活動の関心が薄まるといわれる中学校ですが、これほど多くの方が総会に足を
運んで下さったことは、役員として喜ばしいことで、今年度は「なにかできる!」
という予感を感じさせてくれます。

まずは開会にあたり会長である私はっちんの挨拶からスタート。

今年の活動方針である「自他ともにいきる」という精神についての説明と、今年度の
目玉事業としてこの2ヶ月間、練ってきた計画についても語らして貰いました。

いつもより、少し長めのスピーチになりましたが、出席者の皆さんへしっかりと
今年度の本部役員の思いを伝えるため、精一杯話させて頂いた次第です。

審議に関してはこの目玉事業をはじめ、各種新規事業を起していくため、
事業費を大幅にアップさせる積極的予算計画を組まして頂いたので、
その事について説明を求められることが十分予想されましたが、特にこれといった
意見や説明要求もなく、すんなり承認して頂きました。

総会終了後、参加して下さった会員さんから
「挨拶であれだけ熱意を込めて話して頂いたので、もう十分理解しました」
というご意見などもお聞きすることができ、私としてはただただ感謝する次第です。

さあ、この総会を無事に終え、いよいよ、22年度の東輝中学校のPTA活動のスタートです!

~ひとりがみんなのために、みんながひとりのため~

それぞれお互いが力を合わせて、ともに補いあい、助け合い、協力しあって「大きな力を生み出そう!」
というテーマに沿い、本部役員さんはもちろんのこと、各運営委員の方々、教職員の皆さま、そして
なにより生徒さんたちと「心をひとつにつなぎ」活発で実りのある活動を展開していきたいと思います。

そして、子ども達の成長の過程に、よりよき教育環境をつくりあげることが出来るように努力したいと思います。

今年の本部役員さん方とは、3月末の引継ぎ以来、協力して今年度計画を作成してしたきましたが、
皆さんとても仕事が早く有能な方ばかり、それよりなにより‘ハート’のいい方ばかりだということが
ありがたく感じています。

至らぬことの多い会長ですが、周りの方々に支えらて、辛うじて職を進めることが出来ているのが現実です。

市連絡協議会の会長職にもあるわけですが、やはり私の現場はこの東輝中学校の活動です。

中学生という多感な時期を過ごす子ども達としっかり向き合い、PTAはもちろんのこと、
学校、地域が総がかりで、地に足の着いた、子ども達の心に肉迫していく活動が展開できれば
こんな素晴らしいことはないと思った一日でした。

府PTA指導者研修会・南丹大会を開催しました。

2010-06-13 23:11:00 | PTA活動関連
いよいよ、梅雨入りですね。

湿った空気の中、しとしとと雨が降る そんな一日。

今日は京都府の南丹地域のPTA指導者研修大会に出席して参りました。

南丹地域とは、私はっちんの住む亀岡市とお隣の南丹市&船井郡で形成する広域行政圏の事。
PTAとしては我々の亀岡市PTA連絡協議会と南船PTA連絡協議会、それに
南丹公立幼稚園PTA連絡協議会の3つの組織があります。

今回の指導者研修会はその3つのPTA組織と京都府教育委員会とが主催で行う、情報交換会&勉強会のようなもの。
京丹波町の蒲生野中学校を会場に、午後1時15分から開会された同大会には、管内・各小、中、高校の
PTA役員の方や学校関係者など総勢120~130名ほどが出席。
家庭教育に関するテーマをひとつ選定し、専門の講師をお招きして講義いただき、見識と思考を深め、
指導者として資質向上を目的としています。

今年の研修会は「子どものコミュニケーション能力の向上」がテーマ。

『豊かな表現力は親子の会話から』と題してKBS京都報道局・報道部の宮本英樹部長が講演されました。

宮本さんはKBS京都のアナウンサーという「言葉の扱うプロ」として、自己表現と言語能力を涵養の大切さを
スポーツや芸能界などの人物とのインタビュー経験をもとに講演を進められました。

宮本さんは最近の就職面接の傾向が、テントリーシートという大学名や学部名が塗りつぶされている用紙をもとに
進めれる現状を紹介し「これから求められる人材は、今までの様な学歴や出身校などが評価されるのではなく、
面接時の自己PR能力に長けた者、自分はどんな人物で、学生時代どんな活動をしてきたかをしっかり説明できる人物である」
と断言された。

自己表現に欠かせない「言語能力の向上」には家庭での会話が重要であると言われます。

小さい頃からいつも話し掛け、小さな現象を見ても、親子がその事について感じた事や思った事を
口に出して話をする、会話が絶えない家庭をつくることが一番大切だと言う宮本さん。

わたしも全く同感です。

自己表現する力とはもともと備わったものではなく、口に出して会話する訓練によって開発されるものだと
思います。その会話という「言葉のキャッチボール」の中で、相手の話していることの本質を的確に捕らえ
きちんと要約できる能力が備わるのだと思います。
話の内容が論理的に要約できる、その能力が備われば自分の考えや思いを要領よく説明できる力がつく。
それをいつも意識して会話する環境を家庭の中でつくることが大切なのですね。

いい勉強をさせていただきました。

講演の後は、管区内のPTA活動の実践活動報告です。

亀岡市千代川小学校の「読書ボランティア」や京丹波町和知小学校の「地域支援コーディネーター活動」などの
活動報告には、PTA活動はもとより、生涯学習のレベルでもとても参考なる活動ばかりで勉強になりました。

これらの活動報告をお聞きして、たくさんのヒントをいただいた気がします。

同研修会に、我が東輝中学校から一緒に参加した役員の皆さまとも帰路の間、お話ししたのですが、
我が中学でも面白い活動企画をどんどん作成して、学校、PTA、そして地域が
総がかりで、子ども達の教育環境をコーディネートしていく仕組みをつくることで一致しました。

「PTA活動は生涯学習の場でもある」という認識を持って、わたしたち親が、大人が、
楽しく、イキイキとした活動を展開することで、子どもたちへ、よきメッセージを送り続けていきたい
そういう思いを強くした研修大会でした。

社会にひと同士の‘絆’を築くには?

2010-06-08 01:12:23 | 船頭の目・・・雑感・雑記
先ほど新聞を見て衝撃の記事を読んだ。

両親が中学生の息子に暴力を加え11日間、トイレに釘を刺し監禁していたという内容だった。

子どもの顔は骨折し、傷ついた足は化膿して腐り始めていたとか。
僅かの窓の割れ目から助けを求め、救出されたというものだった・・・

学校はどうしていたかというと「両親が『息子はいじめれているので、しばらく休ませる』と言ってきたので…」
と全く事態を把握していない様子だった。

家庭も学校も、そして地域社会もすべての絆といえるものが希薄になってきている。

もう、使い古された言葉だが「最近、本当に世の中も人間も少しおかしくなってきている」か?

親が子どもをモノを壊すように殺し、子が親に闇討ちを食らわす。
また、秋葉原の事件の様に「誰でもいいから殺したい」という無差別殺人が頻繁に起こる。

この様な現象は日本だけではない。世界各地で起こっている。
アメリカでは学校で銃を乱射して、何の恨みもない生徒や先生を撃ち殺す。

発展途上国では臓器移植のために子どもをさらって来て売ったり、年頃の女の子をさらって来て
組織に売り飛ばす集団がいる。

世界で悲劇は日常茶飯事の様に起こっている。

機能主義や物質至上主義の経済原理が進む中、欲に目がくらんだ精神に人は振り回されている。

家庭も学校も社会も例外なく、機能主義と合理主義が優先し思考や行動は経済原理により
動かされる現実の中ではモラルや道徳など色あせて感じられる。
「倫理学」などという学問的理論では、この現実に明確な答えなど導き出せないほど
社会は、人は、荒廃した寒々しい心の孤独感や疎外感に覆われている。

人同士が今の社会の中で‘絆’を築くには、どうすればいいのだろうか?

この問題は、制度や政策を作って解決できるほど、単純ではないだろう。

私にも明確な答えがある訳ではないが、この問題を解決する鍵は、
どれだけ自らを捨てて、人の為に尽くすことができるか?
一人ひとりの胸から胸への手渡しの活動が必要であること、、
それだけは確かなことだと感じる。

マザーテレサや山本利雄師などの幾多先人が歩いた道を、自らも歩くという、
「銀の龍の背に乗る」そんな勇気をまだ持てずにいる私の暗い闇はまだ、明けることはない。

‘和の心’とゴスペルで京都を盛り上げよう!「The集会」が開催されます。

2010-06-07 00:09:19 | ゴスペル&ミュージック
7月4日(日)に京都市上京区にある京都府文化芸術会館で「ザ・集会」という
ゴスペルコンサートが開催される運びとなりました。

自身もゴスペルシンガーであり、京都や大阪などでゴスペルサークルの
講師もされている木原千賀子氏がプロデュースし開催される音楽イベントです。

日本の歴史・文化の中心地であり、心の‘ふるさと’として世界中の
人々から熱いまなざしを受け続ける古都・京都。
そんな京都から、異国生まれの音楽・ゴスペルを愛する人たち、グループが一同に介し、
音楽に対する熱い思いを、ハーモニーにのせて「発信しよう!」というのがこの「ザ・集会」なのです。

メンバーの殆どが家庭の主婦であり、第一線で頑張っている社会人という、音楽、ゴスペル愛好家たちが、
プロの講師やミュージシャンの指導のもと、「『わたしたちのゴスペル』を日本の伝統と歴史が息づく
千年の‘まち’に響かせることができればどんなに素敵なことだろう」!

音楽には、性別、世代間はもちろんのこと、国境や人種、宗教までも越え、世界の人々の‘心’に
共通の感動を与え、勇気と元気を生む力を持っています。
世界の人の願いや思いがひとつの‘輪’になり、音楽を奏でるとき、
真の世界平和という夢が近づいてくる。
そう信じるゆえにイベントのサブタイトルを「~‘輪’‘WA’‘和’~」と名づけて。

世界ももちろんだが、まずは一人ひとりがそれぞれ持つ価値観の垣根を越え、
お互いを認めあい、わかりあい、協力しながらひとつのものを作り上げる、
そんな世界観を「音と声」で表現できる音楽コミニュティーを、
この京都から、いや‘京都の地’だからこそできる 理解と融合ある
‘ゴスペル’コンサートを創造してほしいと強く期待しています。

コンサートの後援には嵯峨野観光鉄道と保津川遊船をはじめ、
多数の企業がバックアップして、市民のがんばりを応援していきます。

当日は私も撮影班として参加する予定です。

聞くところによると、コンサートチケットがすでに完売との噂が出るほどの注目度とか。
当日券もあるか微妙なところだそうなので、鑑賞希望者は一度
事務局に問い合わせる方が無難かも?

世代や性別を越えて、市民たちがゴスペルというジャンルの音楽で集まり、
京都という‘まち’に活気を与えようとする取り組み「The集会」

今後、どのような展開を見せるのか、とても楽しみにしています。

のどかな田園風景、貴族が愛した景勝の地・広沢池

2010-06-03 23:55:55 | シリーズ・京都を歩く
古きよき日本の田園風景が残る京都市右京区・北嵯峨。

その長閑な風景の中に、平安の昔から観月の名所として貴族に愛された広沢池があります。

京都では広沢池と書いて「ひろさわのいけ」と呼ばれるこの池は、周囲延長1.3キロで
背後には美しい形をした遍照寺山が控え、池畔には人の背丈くらいの葦(よし)がそよぐ
日本三大名月鑑賞の池にも数えられている景勝の地です。

もともとは、大堰川(保津川)が流れ込む沼地であったものを、古来豪族・秦氏が灌漑用の
ため池として整備され、その水により周辺三十町歩の農地が養われたといわれています。
近年は養魚池としても利用され、12月には池の水を抜いて、鯉やフナを水揚げする
鯉揚げが師走の風物詩にもなっています。

平安中期(989)円融天皇の勅願により寛朝僧正(宇多天皇の孫)が池の北西に遍照寺を建立したことで
景勝池として開け、平安京から多くの貴族たちが御所車などで訪れ、花や月を見て楽しんだといわれています。
また、歌人らも多く訪れ、歌を詠んだ風流な‘行楽地’だったのです。

当時、遍照寺は大覚寺と隣接するほどの広大な敷地を有し、荘厳な伽藍と釣殿、月見堂が建てられていましたが、
応仁の乱以後、衰退し、今では池から南へ300mほどのところに移転されています。

今でも池は憩いの場となっており、池畔には京料理屋があり、水面には舟やボートも浮かんでいます。

鯉揚げに使用する舟、実は保津川下りの舟をお譲りしたものなのです。

一度、この舟を操船して「お月見」などもしてみたいですね。実現できるかな?

また、風致地区にも指定され、古きよき嵯峨野の風情をかもし出す池周辺は、時代劇のロケ地としてしても
使用されていて、数多くの名作を世に送り出したところでもあります。
見渡す限り、のどかな田園風景が広がる広沢池の周辺、葦が涼やかな風に揺れる姿を見ていると、
時がタイムスリップしたような不思議な感覚に捕らわれる京都嵯峨野・広沢池。

少し、人生に疲れた人は是非、訪ねてみて下さい。

きっと、自分の優しさと出会える空間です。

時間があれば、是非、訪れてみてください。