保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

子供たちへ、クワガタのプレゼント!

2007-07-29 22:25:04 | 船頭
夏休みに入って最初の休日、保津川下りの乗船場
にも子供たちの元気な声が聞こえてきました。

そんな子供達を喜ばそうと、船頭の山内博さんが
早朝から亀岡の山で採れたクワガタやカブト虫を
乗船場に持って来ました。

亀岡にはオオクワガタやミヤマクワガタなどが
生息する山が多くあり、採集スポットには事欠きません。
今朝だけでも大きな虫カゴが一杯になるほどのクワガタや
カブト虫が採れたそうです。

このクワガタたちは早起きをして朝の便に来てくれた
子供たちに振舞われることになり、待合時間の間に
お披露目がなされ、気に入ったものを早いもの順に
持って帰っていただくことに決定。

さすがは人気者のクワガタ。

お披露目が開始されると、一瞬でクワガタの入った虫カゴ
の周りは子供たちで人だかりの山ができました!

「これがいい~」「おお~このクワガタ大きい!」など
男の子も女の子のキャーキャーと大はしゃぎです。
中には「こいつの方が大きくて強そうや!」と
子供そっちのけで、クワガタに手を伸ばすお父さん族も!

かご一杯に入っていたクワガタでしたが、次々と
用意された小さな箱に入れられてもらわれて行き、
あっと言う間に品切れ状態!

子供達のクワガタ人気の凄さを目の当たりする光景です。

でも、貰ったクワガタの入った箱を大事そうに持ちながら、
船に乗り込む子供達の顔は満面の笑顔いっぱいでした。

大きな声でお礼言いながら手を振っている子供たち。
この夏に保津川下りをした事は子供たちにとって
一生忘れることのない思い出になったことでしょう。

保津川下りで優雅で快適なご出勤~

2007-07-28 00:26:37 | 保津川エコ・グリーン委員会
桂川流域ネットワークでともに活動している
若き経済学者・原田禎夫先生御夫妻が今日、
始発便の保津川下りにご乗船下さいました。

地元亀岡にお住いの原田御夫妻。
奥様のお姉さんが京都に越しになったので
地元が誇る観光(?)保津川下りへご案内して
いただいたというわけなのですが、実は
原田先生、今日は昼から教鞭をとる大阪商業大学
で打ち合わせがあるらしく、始発の保津川下りで
嵐山まで下り、その足で阪急嵐山駅から東大阪に
ある大学までへ出勤されたそうなのです。

「保津川下りで出勤~~」

大自然のパノラマの中、渓谷の涼を感じながらの
優雅で快適な通勤風景~いいですね~

原田先生は「公」と「私」という従来の二元論的な
価値判断とは別に「共有」という視点を盛り込んだ
資源保全と活用等の有効な手法「コモンズ」
研究をされている経済学者で、この新たな価値観による
地域共同体(コミュニティ)の構築についての
積極的な提言をされている、私の尊敬する学者さんです。

保津川峡谷のゴミ問題にも強い関心を示して下さり、
河川ゴミによる経済的コストや損失などの算出や
対策案などを話し合う私達遊船メンバーにとって
は心強いアドバイザーでもあります。

先の台風4号で荒れている保津川の現状は
どの様に映ったでしょうか。

そろそろ、本格的にゴミ問題に対応する為、
志ある者が立ち上がる時は近い。

‘時は今!’ロマンを持って楽しく頑張りましょうね~

産経新聞webで保津川下りが動画配信中!

2007-07-26 00:01:06 | マスコミ出演
7月9日付けのブログで紹介した産経新聞さんの
記事が22日(日)の全国版朝刊で掲載され、
保津川下りの素晴らしい写真とともに私はっちん
のコメントが記載されました。

また、産経新聞のホームページでは、その時の
取材風景とスリルと迫力満点の川下りの模様を
動画配信しております。

取材日の保津川は、一艘に5人の船頭が乗船する、
通称‘5人水’と呼ばれる保津川下り最高の水量。
狭い岩場を巧みにすり抜けながらも激流では激しく
揺れる船の様子や豪快に舞い上がる水しぶき、
乗客の間に漂う緊張感などは動画映像ならではの迫力です。
船の案内役は‘遊船一熱い男’と言われる‘森田孝義さん。
船頭による各名所のわかりやすい説明とユーモアたっぷりの
楽しい話術も保津川下りの魅力の一つ。

保津川下りをされた事のある方も、まだ乗られていない方も
この動画を見れば、実際、船に乗っている様な感覚を
味わえる事間違いなしのフイルムです!

また動画の最初に保津川下りの基本的な操船技術を
紹介している‘動くはっちん’もご覧いただけます。

この動画は今年1年間は配信されるそうなので、
よければ‘動くはっちん’も是非、観てやって
下されば幸いです。

また、ご覧になった感想などもこのブログに寄せて
頂けたら今後の参考になるのでとっても嬉しいです。

産経新聞HPのトップページ
右上の「PODCASTS(動画)」の「探訪」または
右下「紀行」をクリックするとご覧になれます。
また産経新聞グループのHPiza(イザ)
の「PODCASTS(動画)『探訪』」からも開けます。

夏の‘涼’を求めて!RKC京都TVさんが取材。

2007-07-24 10:19:48 | マスコミ出演
RKC京都TV(洛西ケーブルビジョン株式会社)
の取材が昨日あり、不肖私はっちんが案内係を
させて頂きました。

RKCさんは昨年の春、保津川400周年事業を取材
して頂いたことがあり、今回で二度目の出演となります。

またレポーターは以前KBS京都TVの旅番組で
ご一緒した長島恭子さんが二度目の登場。

しかもありがたいことに、二年前の取材以来、この
はっちんブログにもよくアクセスして下さっている
そうで、かなりの保津川下り通のご様子。
撮影本番前からブログの話やらなんやらで盛り上げて
下さり、本番前の緊張感もほぐれ助かりました。

オンエアーでは私はっちんが紹介する
「保津川下りの歴史と自然」と
実際に私が操船しながら案内する
「スリルと爽快感溢れる川下りの体験」を
8月4日と5日の「ニュースワイド京都」で
二日に分けて放送される予定です。

洛西ニュータウンでRKCをご覧頂いている
皆様には是非、ご覧下さると嬉しく思います。

 ●4日土曜日:午前9時・午後4時・午後7時・深夜12時
 ●5日日曜日:午前9時・正午・午後5時・午後7時

お世話になります。太秦キネマ塾さま。

2007-07-22 21:22:18 | 映画・芸能界
映画つくりの楽しさを子供たちに教える学校
「太秦キネマ塾」の入塾式が昨日21日、京都太秦
のNPO法人「京都の文化を映像で記録する会」事務所
行なわれ、我が息子・コージローと弟の子ハルキが
入塾させていただきました。

太秦キネマ塾は次世代の‘映画人’育成を目標に
OBや現役など映画づくりのプロが集結し、小学生を
対象に隔週ペースで台本の原案作成、カメラの回し方、
編集作業までを教える塾で、3年前に設立されました。
当初は大映通り商店街振興組合が京都府の助成を
受け、地元小学生を対象に始められた企画でしたが、
昨年度から京都の伝統文化を映像でアーカイブしている団体、
NPO法人「京都の文化を映像で記録する会」(NPO京文映)
が正式な事業として運営されているものです。

幼い頃よりカメラやビデオなど映像機械が大好きな
我が子コージロー。いろんなイベントや祭りなどでは
いつも我が家の撮影隊として大活躍しているので、
この機会に同塾へ入会し本格的な映像技術と感性を
磨いてほしいとの思いで入塾を勧めたのです。

同塾主催者のNPO京文映さんとは昨年
「保津川開削400周年事業」で一緒に
保津川下りの記録映像を撮影したことが縁で
スタッフの皆さんとの知遇を得、今年、
我が息子と甥っ子の入塾をお願いしました。

でもこの塾、子供向けの映像教室とばかにすることなかれ、
講師陣は東映京都撮影所出身のOBの方や現役映像スタッフ、
またR大学映像学部の教授という超一流の映像のプロがずらり!

毎月2回、映画づくりに必要な機材の使い方、カメラの操作
など基礎からみっちり学習し、年度末には塾生各自が
作品を制作するまでの実力を付けるのが目標というから
かなり本格的。入塾式でも早速、講師陣皆様から
「遊びではない!厳しく指導するのでそのつもりで!」と
我が息子たち新塾生への‘喝’が入れられていました。

年度末には塾生制作の作品発表会も開かれ、
ドキュメントやアニメなどいろんな分野で
かなりレベルの高い作品が完成しています。

子供達には、日本映画の‘ふるさと’京都太秦の地で、
次世代のプロフェショナル映像人という‘夢’に
向かって、大いに学び研鑚してほしいと思っております。

京文映の皆様、ご指導のほどよろしくお願い致します。


保津川下りは今日から再開しました。

2007-07-19 23:43:42 | 船頭
今日から営業を再開した保津川下りですが、結局
台風4号の影響で1週間の運休を余儀なくされました。

結果的に私達船頭にとっては一足早い夏休みとなった
わけですが、連日、雨続きの天候のせいもあり、
外出も出来ない本当に長い休暇となりました。

この台風4号で、今年の7月の前半がほぼ全滅された
わけですが、明日から小・中・高の学校関係が夏休みに
入ることで、これからどれくらい盛り返せるかが
カギとなるでしょう。

太平洋高気圧も張り出してくていることから、
そろそろ、梅雨明けも近いと思われ、いよいよ
夏本番がやってきます。

気温も一気に上昇する季節に突入ですので、
私も体調には十分気を付けて仕事に励みたい!と
思っているところです。

夏の保津川下りは顔にかかる波しぶきも心地よく
スリルと爽快感にあふれた川下りで、暑い京都の
夏をひと時忘れさせてくれます。

京都の‘涼’を感じに保津川にお越しください。



祇園祭・山鉾巡行を見ながら・・・

2007-07-17 10:30:00 | 船頭
京都では今日、祇園祭のハイライトとなる
山鉾巡行が行なわれています。

今年は32基の山鉾に灯がともされ、コンチキチンの
祇園囃子が山鉾町に鳴り響く「宵々々山」「宵々山」
「宵山」の日程が、海の日の祝日を含み連休にあたる
という最高のめぐり合わせ。

今年は近年にない最高の人出が予想されると、地元関係者を
はじめ京都の各種業界は大きな期待をかけていたようです。

祇園祭効果は私達も例外ではなく、保津川下りの予約状況も
近年になく好調、この連休間は予約だけで平均40艘以上が
申し込まれており、7月では一番の書き入れ時と大きく
期待したいたのです。

が!そんな時に・・・台風!

川は台風が去った後も尾を引くのです。

増水した川の水位の減少は遅く、とうとう祇園祭
期間には間に合うことが出来ませんでした・・・

久しぶりに山鉾巡行を見ることはできましたが、
虚無感をぬぐい切れず心から楽しめない自分がいます。

京都の夏本番は祇園さんから、といわれる祇園祭。

私達の夏本番の訪れは、もう少しあとのようです。


坂東三津五郎さん主演の舞台「砂利」を観てきました。

2007-07-14 01:01:08 | 映画・芸能界
酒井敏也さんも所属する劇団ダンダンブエノが主宰する
舞台「砂利」兵庫公演を11日、観てきました。

なんと今回の舞台は酒井さんが招待をして下さったのです。
会場は開演30分前には満席状態!
当初、昼公演のみだったものを夜も追加公演になったほどです。

今回は歌舞伎役者の坂東三津五郎さんを主演に迎えての
公演とのこと、さぞかし気品があり正統派な舞台なのかな?
そんな予想をしていた私の期待は、いい意味で見事に裏切られました。

全て観終わって先ず頭に浮んだ感想は
「あの三津五郎さんがよくぞ、ここまでやったな~」
という驚きでした。
歌舞伎界の重鎮であり、由緒正しき「十代目・坂東三津五郎」
ともある方が、ここまでイメージを崩し挑まれたということ
がなんといっても凄い!しかも現代劇は今回が初めてと
いうから、この作品に込めた思いの強さも感じられた。

聞けば某番組で共演した酒井さんに坂東さんの方から
「今度、ダンダンブエノの舞台に出してよ」とお願い
されたというのだから『劇団ダンダンブエノ』恐るべし!

父親の介護疲れから、人としての感情を全てなくし、
空っぽなった自らの心を埋めようと、無意識に他人の
思考を自分の思考だと思い込む主人公。
その主人公に翻弄されながらも、支えていく家族と
奇妙な同居人たちが繰り広げる摩訶不思議なストーリ。

セリフや場面ごとに必ず‘オチ’があり、喜劇を観ている
ようなコミカルなストーリ展開の中に、人間の深い
心理描写を随処に垣間見せるという演出には脱帽しました。
さすがは今をときめく本谷有希子さんと倉持裕さんの
コンビですね~丁寧に作られているのが感じられました。
もちろん出演者それぞれが実力派の役者でなければこれほど
の作品に完成しなかったことはいうまでもありません。


公演終了後、酒井さんが楽屋に呼んでくださり、
田中美里さんはじめ共演者の皆様を紹介して下さいました。
なぜか皆さん私や保津川下りの事を御存知で、にわか
営業マンのように記念写真を撮らせていただいている間にも
「保津川下り」の宣伝をいっぱいさせていただきました。
また、パンフレットには「十代三津五郎」という
三津五郎さん直筆のサインも書いていただけました。

いろいろと気を遣って頂いた酒井さんには
本当に感謝しております。ありがとうございました。
好物だというOO屋のパンの差し入れだけでは
申し訳ないので、帰りに劇団のTシャツを
買わせていただきましたので、京都で着ますね。

明日は愛知厚生年金会館で19時から。
16日は山口情報芸術センタースタジオAで。
21日~31日までは東京のスパイラルホールで
公演されますので、お近くの方は是非、足を運んで
みてください。




台風4号接近!どうなる保津川・・・

2007-07-13 23:22:59 | 船頭
大型で非常に強い台風4号は、その勢力を保ったまま
明日14日には九州へ上陸するおそれがあるとか・・・

また明日14日夜には近畿地方に最接近する可能性が高く、
保津川上流から我が街亀岡がある京都府中部地方でも
明日24時間で200ミリを超える雨量が予想されるなど、
いよいよ保津川も予断を許さない事態になりそうです。

今日は降ったりやんだりの天候で少し水位も減少傾向だったの
ですが、夜には入り、徐々にですが再び増えはじめ、
保津峡では水防団警戒水位3mに迫る勢いで上昇しています。

明日は我が遊船組合でも保津川の急な増水やはん濫
に備えて厳重な警戒体制が必要な一日になりそうです。

山地周辺の方は土砂災害、河川流域の方は低地の浸水、
河川の急な増水・はん濫に厳重な注意をはらって下さい。

また、台風前から梅雨前線の影響で土砂災害などの被害に
見舞われていた九州地方の方々には大変な事態とは
思いますがくれぐれも用心さなって下さい。
河川のはん濫、水の恐ろしさを知る者としてまた、
自然の脅威を知る者として、これ以上、被害が
拡大しないことを祈ってやみません。

幾ら近代科学文明が発達しても、人は太古の昔から
荒れ狂う自然の脅威の前には全く無力だという事を
今一度再確認し、謙虚さを忘れていけないと感ずる次第です。