保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

トロッコ列車嵯峨駅構内に「観光案内所」がオープン!

2009-09-30 11:39:59 | 京都情報
京都はこれから‘秋の観光シーズン’に入り、年中で一番熱く盛り上がる季節。

その季節の到来を前にJR嵯峨嵐山駅に隣接する「嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車」の
駅前広場に「観光案内所」が明日10月1日(木)から開設されます。

同施設は大勢の観光客が利用するJR嵯峨嵐山の表玄関に「ぜひ、観光案内所を!」
という地元住民の強い声に応える主旨のもと、地域貢献活動の一環として
嵯峨野観光鉄道の事業として開設されるもので、
施設の施工から管理、案内職員の配置もすべて同社でまかなう私設の観光案内所です。
このようなスタイルの観光案内所は観光都市・京都でも初めての試みで、
‘社会へ貢献する企業’を目指す同社の熱い思いのもと整備されました。


また同案内所は京都市の「京都えきなか観光案内所」の指定も受け、
市観光協会とのネットワークのもと、観光客のスムーズな旅行のお手伝いが
できる施設として地元や市、観光業者からも大きな期待が寄せられています。

トロッコ観光案内所にはATM(京都信用金庫)と同社のテイクアウトスタイルの
売店も併設され、観光客への万全のサービスを図っていきます。

同社では「観光客でにぎわう嵯峨嵐山の表玄関に駅舎がある同社として
観光案内所を開設することは、今まで支えて頂いた地元の方々並びに
京都への恩返し。京都へ来て頂いた観光客へ‘おもてなしの心’を
込めた案内につとめ、よい思い出をお持ち帰りいただきたい」と
熱い思いを語られていました。

嵯峨野観光鉄道では10月1日・午前10時より「オープンセレモニー」を開催されます。


★「嵯峨野観光鉄道併設・観光案内所」


営業期間および時間
・3月1日から12時29日 定休日:水曜日但し観光シーズンはオープン
・9時から17時



大型連休で気づく‘親子の絆’の強さ。

2009-09-28 16:33:29 | 船頭の目・・・雑感・雑記
私達船頭の仕事は人が遊んでいる時こそ、稼ぎ時!となり、
行楽シーズンを家族で過ごした記憶は殆どありません。

この仕事を「生涯の仕事」と定めたのですから致し方のないことですが、
家族、特に子供達にとっては淋しい思いを強いる‘因果な商売’です。

先日のシルバーウィークも超多忙でした。

この連休中、中学生の息子は自由に遊びにいきますが、小五の娘は
家でひとりお留守番をしてくれていました。

特に連休の初日(土曜日)は娘の運動会でした。

「運動会の日は仕事休める?・・・」
運動会の前々日あたりから、顔を会わすごと同じ問いを繰り返す娘。

「80m走を走るね、練習も頑張ってる!」
「騎馬戦もあって、面白いよ~」とアピール。

しかし、当日は私と同じく観光業の妻もどうしても休暇の都合が付かず、
両親揃って運動会で活躍する彼女の姿を応援してやれない状況に・・・

前日の朝、いつもより早起きして私に「今日、休める?・・・」
淋しそうな顔をして最後のお願いです。

私は娘のベットに腰掛けながら行けない理由を話しました。
「本当は飛んで行って応援やりたい…でも多忙を極める連休に穴を空けることは
会社や仕事仲間に迷惑がかかるし、大人としてしてはいけないこと。
わかってほしい・・・」
彼女の手を握りながら、何度も何度も繰り返し自分の
本当の気持ちを打ち明けました。

目にいっぱいためた涙が溢れ、一すじの雫が頬をつたいました。
その涙を腕でぬぐいながら、うなずいた彼女の顔を私は生涯忘れることがないでしょう。

周りの人たちが遊ぶ時に仕事をしなければならない‘商売’。
子供たちは生まれた時から、この環境に育っているので、 「当たり前のこと」
だと思ってくれているだろと見ていたのは私のミスかもしれません。
休みに何処にも連れて行けなくても「親の後ろ姿を子供は見ていてくれる」と思いながら仕事をしてきましたが、
実はいつも淋しい思いをさせていたのですね。

娘はひとりで運動会を頑張りきったようです。

「80m走のスタートの時、お父さんの『マリ、頑張れ!』という
声援が耳元に聴こえてきたよ!」と笑って話す娘に、
心で侘び、泣きました。
そして親子の‘絆’の強さも感じました。

たとえ、身は離れていても‘心’はいつも寄り添い、見守っていたい・・・
いつもそのように思っています。

親の心はいつも子供の幸せを願っているものです。

自分の両親もきっとこのような気持ちで私を育ててくれたのでしょう。

連休の翌日、妻と仕事をお休みして京都の北にある「宝ヶ池」に
娘を連れて遊びに行きました。

それにしても、今回はわが子に‘親の絆’の大事さと‘親孝行’の大切さを
あらためて教えてもらった気分です。


そのことを気付かせてくれた今回のシルバーウィーク。

この大型連休で一番意味があったっことは、保津川下りが盛況であったことなど
ではなく、実は‘親子の絆’の大切さを再認識できたことだと、今、感じているのです。

太秦映画村で「黄門まつり」、龍二さんが先陣でトークショー!

2009-09-24 08:15:40 | 原田龍二さん
秋の大型連休「シルバーウィーク」も終わりましたね。

皆様には連休をどの様にお過ごしになられましたか?

連休は終わりましたが、京都の秋はこれからです。」

その先頭を切って「東映京都太秦映画村」では「祝40周年『水戸黄門』まつり」
と銘打ち19日(日)から特別記念イベントを随時開催されています。

国民的時代劇となっている「水戸黄門」が放送されて今年で40年。
家族3代に渡りご覧になったというご家庭も多いことと思います。
40年という区切りの年に映画村で出演者のトークショーや特別展示など
さまざまなイベントを企画し、盛り上げていかれます。

まずは先陣を切り‘助さん’役の「原田龍二さんがトークショー」を
26日(日曜日)午後から開催されます。
時間は13:00の部と15:00の部の2回開催!
各回270名様限定となりますので、整理券を当日9時から発行します。

原田龍二さんと直に接することができる東映京都なれではの貴重なイベント。
先着順ですので、龍二さんファンは少し早起きをして太秦へGO!ですね。

10月に入ると17日に‘黄門さま’の里見浩太郎さんのステージ。
そして31日には‘格さん’の合田雅吏さんのトークショーがあります。

これから11月の観光シーズン中、「映画の都」京都太秦が熱く燃えます!

皆様、是非、今年の秋は京都太秦映画村を訪ねてみてはいかがですか?


「祝40周年『水戸黄門』まつり」

場所:芝居小屋「中村座」
日時:9月26日(土)/原田龍二 トーク&抽選会
   10月17日(土)/里見浩太朗 オン ステージ
            林家三平 落語
   10月31日(土)/合田雅吏  トーク&抽選会
   11月 3日(祝)/内藤剛志  トーク&抽選会
   11月 8日(日)/由美かおる トーク&抽選会
   (1)13:00 (2)15:00 各回270名様限定
    (当日9時から整理券を発行いたします)

 『水戸黄門』40周年特別展本丸御殿
  開催日:9月19日(日)~11月29日(日)
  内容:水戸黄門第40部・40周年を記念して特別展を開催。
  『水戸黄門』の一場面を彷彿させる旅籠や風呂場のセットに、
  第1部から第40  部までの放送データや名場面などの紹介パネルや
  小道具などを展示。


超ハードなシルバーウィーク・奮闘記。

2009-09-23 08:33:31 | 船頭
秋の大型連休もいよいよ終盤ですね。

保津川下りも昨日114艘の舟が嵐山まで流れて行きました。
その前日「132艘」という今年最高の流船数を記録しましたが、
昨日の予約数が15隻少なかったことを考えると、昨日も同じ位の
お客様がお越し下さったことになります。

昨日は天気の崩れが予測され空模様が心配されましたが、
なんとか日中は降ることなくもってくれ、天気まで味方につけた
保津川下りのシルバーウィークは今年一番の盛況をみることができました。

私はっちんは昨夜、夜7時からKBS京都で和泉修さんのラジオ番組の
収録の予定が入っていたのですが、この日3度目となる舟に乗り込み
亀岡の乗船場を出発したのが4時の最終便・・・

JR嵯峨嵐山に着くのが6時、約束の時間までに烏丸下長者町にあるKBSの
スタジオに入れるか、微妙なところで相当焦りました。

駅のトイレで汗をタオルで拭き着替えを済ませ、JRと地下鉄を乗り継ぎ
御所前まで、そこから約500メートルほどを小走りで歩み、なんとかギリギリ
間に合うことができたました。

3日連続の100艘越えの‘日・3回下り’そして京都でラジオの収録と、
ほんとうに‘超’ハードな連休でした。

今日は朝から雨・・・連休最終日です。

あと一日、しっかり頑張って仕事しています~

今年一番の大混雑!行列ができる川下り!

2009-09-22 00:04:08 | 船頭
シルバーウィークと呼ばれる大型連休の中でも中日となる21日は
おそらく最高の人出となることを予想した私はっちんでしたが、
終わってみれば、その予想を大きく上回る「132艘」の船が
流れた保津川下り。
単純に見積もっても一日で約3500人以上の来客数があったことになります。

手漕ぎで1時間50分はかかる我々の保津川下りでは、一日で送り届ける
来客数の限界点ぎりぎりの人数であります。

昼12時に一回目を終え、亀岡の乗船場に戻ってみれば、なんと、
乗船切符を購入するお客さんの長い行列が出来ていたのでした!

こんな風景は昨年の紅葉がピークとなった日以来のことで、
もちろん今年度初めての大盛況となりました。

明日22日の天気が少し崩れるとの予報が出されていたことも影響が
あるのでしょうが、これほどの大混雑となるとはさすがに想定外のこと。
遊船事務所内も出船対応に追われる中、道路の大混雑で舟の回送も遅れや
舟をトラックから下ろす作業を行うクレーン付きレッカー車が急に故障するなど、
思いもよらないトラブルも重なり、休憩はおろか、昼食さえも
満足に取れない多忙状態になっていたようです。

昼以降、乗船券の販売を止めることになり、その後にお越しくださった
お客様や長時間お待ちになりご乗船頂けなかった皆様には大変ご迷惑を
おかけし誠に申し訳ございませんでした。

仕事が終わってから他の京都観光に携わる方々の情報を伺ってみると
どこも凄い混雑と周辺道路の渋滞がもの凄かったらしいです。

そういえば嵐山の渡月橋も車が渋滞して、まったく動いていない状態でした。

9月にこれほど京都が混雑したのは、まさに初めての出来事ではないでしょうか?

‘シルバーウィーク 恐るべし’!

日本全国でかなりの経済効果を生んだことは確かでしょう。

2つ連続の3回コースで、相当疲れも溜まってきましたが、
明日と明後日の2日間、現場の船頭として精一杯頑張りたいと思います。

朝から凄い人出です!保津川下りのシルバーウィーク。

2009-09-21 09:28:22 | 保津川下り案内
シルバーウィークと名付けられた秋の大型連休、ど真ん中!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

昨日は116艘の舟が流れるという、この時期には驚異的な流船数を記録した保津川下り。

嵯峨嵐山からやって来るトロッコ列車からは毎時間平均200人を超える観光客が訪れる賑わいとなりました。

今朝も9時現在で12艘の舟が流れました。予約客以外の当日のお客様だけで10艘分は流れており、もの凄い出足となっています。

はっちん予想では、今日は120艘以上の舟が流れるとみています。

もちろん私も昨日同様、3回嵐山を見ることになるでしょう。

さあ、頑張って舟を漕いできます~


〓斯道会はっちん

今日から突入?保津川下りの大型連休。

2009-09-20 09:15:36 | 保津川下り案内
昨日から大型連休に入り、全国各地の観光地では休日を家族や友人達と過ごす姿が多く見られたことでしょう。

その観光地のひとつである私の保津川下りでも今日あたりから賑わいをみられると思います。

今、朝9時の段階でもう10艘近い舟が流れています。
出足は良好の様です。
今日は100艘近い舟が流れるとの予想です。

しっかり、安全運航で楽しい川下りを演出したいと思います。

京都にお越しの際はちょっと足を伸ばして保津峡観光をお楽しみ下さい。

秋の大型連休を前に、保津川のお掃除を行いました。

2009-09-18 17:50:17 | 保津川エコ・グリーン委員会
明日から始まる秋の大型連休通称シルバーウィークを前に、
保津川遊船エコ・グリーン委員会では「川の清掃活動」を実施しました。

清掃は一昨日から今日までの3日間行われ、上流部から渓谷内を嵐山まで
実施、夏に川を氾濫させたゲリラ豪雨で漂着した川ゴミの一掃を図る
活動となりました。

活動は仕事の合間を縫って行わなければならないという制約の中、
勤務後に行われ、一昨日と昨日の二日間を舟に乗る渓谷清掃に当て、
向かうグループと河原のゴミを拾うグループ
今日一日を上流部渓谷までの河原ゴミの清掃に当てました。

私達のグループは河原の担当で、今日の早朝8時より清掃活動を
開始、夏草が茂り道なき道となっている河川敷を、かきわけながら
の清掃です。
途中、イバラの茂みに行く手を遮られながらも、傷だらけの
腕で頑張ってビニール類のゴミを回収してまわりました。

これで、明日からの連休にお越しくださった方々に、本物の保津川渓谷の
自然を楽しんでいただけるものと思います。

天気も大きな崩れはないとのこと、この大型連休は
是非、きれいになった美しい保津川渓谷をご堪能下さい。

支部対抗ソフト大会は我が三支部が、全戦全勝の4連勝!

2009-09-17 22:02:05 | 船頭
船頭同士の親睦を図る為に開催された「保津川遊船・支部対抗ソフトボール大会」。

以前、このブログでも我が第三支部の練習風景を紹介しましたが、対抗試合は
7月に支部総当りのリーグ戦を行い我が第三支部が全勝優勝を果たすことができたのです。

記念すべき「第一回大会」に「優勝」という足跡を残せたことをまずは喜んでいたのですが、
多忙を極めた夏の観光シーズンを終わると同時に、早速「勝ち逃げは許さない!」
とばかり、第二支部が再び我が支部に挑戦を申し込んできたのです。

名づけて「リベンジマッチ」。

しかし、我が支部は私をはじめ負傷欠場者が多く、9人ぎりぎりで「リベンジ」を戦わねばならない厳しい状況。
とはいうものも、大型連休を来週に控え、日程の都合もあり、
この状況で「リベンジ」を14日に受けることになりました。

「打倒、第三支部!」に燃える第二支部は、仕事の後も合同練習に汗を流したり、個人的にバッチングセンターに
通うメンバーもいるなど、この「リベンジマッチ」に賭ける思いは並々ならぬものがある様子。

迎え打つ我が支部も戦々恐々で、試合は開始されました。

6時試合開始のナイター戦。
初回から乱打戦となり「取られたら、取り返す」という
一進一退の攻防が毎回続きます。
こんな試合はミスをした方が‘負ける’とあって緊張感の中での戦いでした。
私はベンチ応援スタッフでしたが、相手の連打が続くと座っていることが出来ず、立ち上がりベンチを飛びだし声を張り上げます。
突き放したら、追いつかれ、まさに手に汗握る展開でした。

こんな試合を決めたのは、私の船頭弟子である西村匠五24歳。
同点で迎えた最終回、‘さよなら’のランアーを三塁において、見事に
ライト前流し打ち、ランナーがしっかりとホームベースを踏んで、
この長かった激戦に終止符を打ちました。
終わってみれば両チーム、20点以上の点数が入っていたのでした。

なんとか4戦全勝!で、ディフェンディングチャンピオンの面目を保つことが
できた我が三支部ですが、今後、他の支部もこのままでは終わらないでしょう。
追われる者の宿命を背負いながら「支部対抗試合」を戦い抜いていくことになります。
私もしっかり体調のケアをしておきます。

保津川遊船は、支部が異なると年代の差がある若手船頭たちとの交流も
少なくなるので、ソフトボールを通じてよい世代間の親睦が図れれば
遊船事業への団結心も高まってくることでしょう。
これからも長く続けていければ嬉しく思います。


明日のNHKおはよう日本・関西」で筏プロが放送されます。

2009-09-15 22:27:06 | プロジェクト・保津川
明日のNHKテレビ「おはよう日本」のローカルコーナーである
「おはよう関西」で9日に開催された「保津川筏復活プロジェクト2009」
の模様が放送されます。

番組では、同プロジェクトが行われるまでの様子をミニドキュメント仕立てで
編集され、放送される予定です。

筏に使用される「カン」の製作や材木調達や、プロジェクトリーダーの河原林理事
の筏に賭ける熱い思いや当日までの苦労、また船頭たちの会議の模様も
筏流しの映像と一緒に放送される予定とか。
もしかしたら、はっちんも映っているかも?

また、私はっちんが筏に乗り込み撮影した映像も放送に使われるとの噂もあり、
これは映像ジャーナリストデビューか・・・それはいいとして、
内容は、明日の朝の放送を見てのお楽しみということで、
よかったら、是非、みなさんご覧下されば嬉しくおもいます。

NHK「おはよう日本(関西)」
放送時間:7:30頃から。