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一生仮宿

直腸癌切除後の排便障害で不自由な生活を送っています。
楽しみは酒と読書。

スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの

2013-07-31 15:57:48 | 読書


ハヤカワ文庫 JA

人間に奉仕するために造られた人工妖精(フィギュア)。その一体の揚羽(あげは)は、東京自治区の閣僚を殺戮し続けている人工妖精“麝香(ジャコウ)”の影を追っていた。その頃、揚羽の双子の妹である真白(ましろ)は、自治区総督の椛(もみじ)閣下が暗殺されたことを知る。自治区最大の危機を前に、揚羽と真白はそれぞれ、己の今後の人生を左右する選択を迫られる。守るべき者のために、己の全てを犠牲にする覚悟をした揚羽の運命は……揚羽をめぐるシリーズ4作のフィナーレ。


ようやくシリーズ最終作。

おもしろいけど・・・・読みにくい。

頭が固くなってしまっているので理解するのに時間がかかる。

でも読みにくいところもこのシリーズの良いところだと思う。

独特の話の進め方。

一応結末はハッピーエンドと言っていいのか?

続編がもし出るのなら是非読みたい。

そのときは揚羽をあまりいじめないで欲しい。

おそろし

2013-07-09 12:37:54 | 読書
宮部みゆき

内容(「BOOK」データベースより)

17歳のおちかは、ある事件を境に、ぴたりと他人に心を閉ざした。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。


あんじゅう

内容(「BOOK」データベースより)

一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第2弾!


文庫で二冊一気読みしました。

夜、一人で読んでいると背中がぞわりとしました。

トイレに起きれなくなる。

非常に恐がりなのです。

私の祖父に霊感があり、他人がよく頼ってきました。

そんなときの話とか、過去に経験した話。

祖父は子供の私には言いませんでしたが、周りから聞くことが多々ありました。

母も人にも見えない物が見えたようです。

私の娘も幼い頃、見えたようです。

幸いと言うべきか最近はそんな話は聞きません。

家の中で何かを見たという話を聞いたあと、
夜そこに行くとやっぱり背中がぞわりとしました。

本人は見えるのが普通だと思っていたらしく怖がりませんでした。

そういえば私の妹も・・・・・

などと書いているうちに背中が寒くなってきたのでこの話はこの辺でやめます。

エアコンの利きの悪い部屋にいてもぞっくとするのですから、
やっぱり夏は怪談話・・・・・・・聞きたくありません。

ランタンともる窓辺で

2013-07-05 13:47:53 | 読書
ランタン灯る窓辺で (アパートメント・ストーリーズ) (創元推理文庫) [文庫]
吉永 南央
内容(「BOOK」データベースより)

北関東のとある町にある、外国人向けアパート「ランタン楼」。昔からトラブルが絶えないアパートの歴史に怯えつつ、祖母の代わりに大家業をこなしていく瑞輝。住人の問題と対峙し、彼らの窮状を解決しようと奮闘するうちに、瑞輝の心にも大きな変化が訪れる。ランタン灯る古い洋館風のアパートを舞台に、異国の地で懸命に生きる人々との交流と青年の成長を、優しく綴った連作集。


古い洋館風のアパートと言えば「めぞん一刻」を思い出します。

管理人は若き未亡人、音無響子さん。

音のない響きに「隻手の音声」を感じて哲学的な話か?

などとは思いもしない内容。

四谷さんが羨ましかった。

後は宴会になると一升瓶を持って扇子を広げて踊っているおばさん。

名前は藤田さん?

変な人たちだなと思って読んでいたけど、
その人たちよりも歳を取っていまいました。

と表題の本とは関係ない話に。

若き大家の成長記録。

家族との再会物語も含めて、ほのぼの読めました。

一緒に買ってきた、早川SF文庫「ZOO CITY」と大違い。

こちらは悪人ばかり。

おまけにグロ。

読まなければ良かった。

アーサー・C・クラーク賞受賞に釣られてしまった。

読み終わった本が山積みなのに、読む本がない。

最後に読んだ本がつまらなかったのでちょっと落ち込み。






かっぱいだのだ

2013-07-03 11:50:52 | 読書
「河童居たのだ」ではありません。

昨日、病院の帰りに書店で二冊本を購入しました。

一冊は日中に読み終わりました。

寝る前にもう一冊を読もうとしたのですが、
内容が頭に入らないのであきらめました。

今日改めて読み始めると・・・・

12ページ目に



意味の分からない言葉が。

動詞だと思うのですが。

元々ちょっと読みにくいと思っていた翻訳文。

おまけに知らない日本語が書いてあったら・・・

寝る前に読むのは無理だ!!

たぶん、もしかしたら、おそらく

「かっ?いだ」か?

漢字で書いてくれ・・・・

でも「かっぱいだ」という言葉この年まで言ったことも聞いたこともないな。

「河童居た」がなまって「河童居だ」

なら面白かったのに。



いつも同じような話だけど

2013-06-05 14:28:59 | 読書
劇場版STEINS;GATE 不可領域のデジャヴ 上下巻

娘が買ってきた本を先に読ませて貰いました。

上巻はすこし下巻のための伏線が張ってあるだけで、いつもとほとんど同じ話。

下巻は新鮮な気持ちで読めました。

還暦過ぎた親父が読むような本ではないのですが、
娘が全巻買っているので、はまってしまいました。

昔ならSF小説といってもいい話。

今はライトノベルというそうです。

早川SFのように身構えて読まなくても良い。

それこそ病院の待合室でも軽く読み流せます。

こんな時代が来るとは・・・・

今の読書人口は昔より多いのでしょうか。

おもしろい本が多すぎます。

というより若い頃は、新刊SFとSF雑誌を読むだけで、
ほかのジャンルの本を読む時間がありませんでした。

多いときは月に4冊のSF雑誌を購入していました。

SFマガジン、奇想天外、SFアドベンチャー、SF宝石?宝石SFだったかな。

それが今は押し入れの肥やしになっています。

活字を追っていただけで、頭の肥やしにはなりませんでした。

押し入れの肥やし売れないかな。

『ビブリア古書堂の事件手帖』で話にあった、サンリオSF文庫の希少本も押し入れの肥やしです。

希少本とは言っても売れなかっただけの本。

全くおもしろくなかったような記憶があります。

ということは・・・・・

おもしろくない本を大事に取っておくと・・・・・

将来、100倍近い値段に・・・・・なるかも。