菅原伝授手習鑑・寺子屋の段の舞台になった京都北山の京北芹生町の勢竜天満宮が荒廃しているので復興運動をやりたいと野あそびなかまの一人から話を聞いて早速現地に3人の女性と夕方に出かけました。
途中、黒田の春日神社の井本宮司宅によって菅原伝授手習鑑の資料をお借りして芦生に向かいました。芦生は京都市内からですと鞍馬街道を上がって貴船神社を通過して芦生峠を越えればすぐですが京北方面から入るには周山から黒田を通過して灰屋川をさかのぼって芦生峠を目指して少し手前が芦生です。峠に向かわず左折、しばらく行くと勢竜天満宮の小さな祠が武部源蔵の寺子屋の後に建てられた勢竜天満宮です。川の手前に鳥居が立ち架かった橋を渡ると杉木立の手前にお祭りしてありました。
聞いた話とは少し違いそんなに荒廃しているとは見えませんでした。京都北山の中の小さな祠と言う感じで、もちろん社務所や手水舎やトイレもありません。
この祠だけ道から上部で4本に分れたイチョウの巨木
同行した女性が祠の後ろでしゃがんで何者かに語りかけていました。見ると倒木の下からカエルが語りかけた声にこたえるように鳴き返しているのです。その内近くの2~3匹も鳴き返しているのです。なんとも、不思議な光景に4人が近くに寄ってしゃべっても、デジカメのフラッシュにも鳴き声が止まること無く語りかける女性に鳴き返していました。
女性の呼びかけに応えるカエル(カッパ?)
普段には自宅の前の田んぼでもカエルの声がうるさいくらい鳴いていますがこんな優しい声でなくカエルの声は初めて聞きました。はじめはカエルの声ではなくてカッパの声と違うか?と冗談で言っていましたが、声のする石をどけたらカッパが出て来たら驚くだろうな?と冗談を言い合いましたが、結局石はどけないでカエルの正体も見ずにその場を離れました。
きっとこのあたりは今流行の正真正銘のパワースポットかもしれません。そんな気が立ちこめるところでした。
一度行ってみられたら良いと思います。一人では行かない方が良いと思います。一人では何か異次元の世界に迷い込んでしまいそうな場所です。
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